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「水下痢」なのに「腹痛なし」ってありえる?病院には行かなくていいの?

個人的、あるいはネット上で利用できる質問コーナーでは、よく「腹痛なしで水下痢って何?」みたいな質問を寄せられます。

 

確かに下痢の症状と腹痛は関連性が強く感じられるので、腹痛がない水下痢は違和感を感じるかもしれませんね。

 

そこで、腹痛なしの水下痢について解説します。

 

■下痢には「腹痛を伴うもの」と「腹痛を伴わないもの」がある

そもそも、下痢には「腹痛を伴う下痢」と「腹痛を伴わない下痢」の2種類があります。

 

そのため、腹痛なしで水下痢になったとしても、何らおかしなことはないのです。

 

下痢の原因が腹痛を伴うものであった、あるいは個人差の問題で腹痛を伴うかどうかが別れているのです。

 

一般的に、激しい腹痛を伴う下痢の症状が見られる場合には、早めに医療機関を受診すべきであるとされています。

 

その際、下痢の症状についての具体的な説明や、症状発生前に何をしていたか、下痢や腹痛の他にどのような自覚症状があるかなどを、できるだけ具体的に説明できるようにしておくと良いでしょう。

 

■腹痛なしでも病院には行くべき

激しい腹痛を伴う下痢の場合、早めの医療機関の受診をオススメしています。

 

しかし、腹痛なしの水下痢の場合でも、できれば医療機関を受診する必要があるのです。

 

下痢の原因は、実に多岐にわたります。

 

例えば食事や飲酒などの生活習慣に起因する場合もあれば、感染症などの病気を原因とする場合もあるのです。

 

特に後者の場合、原因疾患が治癒されない限り下痢の症状が続く傾向にあります。

 

腹痛なしの水下痢で病院へ行く理由としては、第一に「本人の利益になるから」です。

 

下痢の原因の中には、時に命の危機に関する危険な病気が隠れている場合もあります。

 

また、そうでない場合でも下痢やその他の症状はほぼ確実に「生活の質」を悪化させます。

 

前述のとおり原因疾患が解消されない限り、下痢の症状も続く可能性が高いのです。自然に治る病気もあれば、本格的な治療をしないとなかなか治らない病気もあります。

 

後者の場合、早めに治療に入ることで下痢の症状も早く解消され、生活の質を取り戻すことができるのです。

 

第二に「周囲への迷惑の問題」です。先ほど「感染症」という話をしましたが、下痢の原因の中には「感染性胃腸炎」のようにウイルスや細菌の感染を原因とした病気が隠れています。

 

感染症という名前の通り、これらの病気は他人にも感染するリスクがあるのです。

 

仮に本人が生活の質などのデメリットを気にしないとしても、周囲の人たちに感染が拡大すれば彼らの不利益になります。

 

そうなる前に治療に入り、感染拡大を防ぐことは大人として当然の義務なのです。

【 著者プロフィール 】

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  名前:橋本将吉(まさよし)

  専門:医学教育・内科医師

生年月日:1986年7月28日

出身大学:杏林大学医学部


難しいけど大切な医学知識を、いかに分かりやすく知ってもらえるかをモットーに日々奮闘中。


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