病気の原因や治療、健康ダイエット法を知ろう!

《医師直筆》糖尿病の予防は?原因と食事について徹底解説!

血糖値の値が高くなる糖尿病は、生活習慣が大きく関わる生活習慣病の1つです。

 

そのため、生活習慣や食事を改めることで予防ができます。

 

つまり、生活習慣に日頃から気をつけることがとても大切です。

 

今回は、糖尿病の原因や予防方法などについてご説明していきます。

 

☆糖尿病とは?

糖尿病は、血糖値がうまく下がらなくなることで起こる疾患です。

 

血糖値を下げるインスリンの分泌量が足りなかったり、インスリンが働かなかったりすることで血糖値が下がらなくなります。

 

生活習慣病として知られる糖尿病ですが、実は生活習慣とはまったく関係のない糖尿病も存在しているのをご存知でしょうか。

 

糖尿病には1型糖尿病と2型糖尿病とがあります。2型は私たちがよく知っている生活習慣によって起こるものです。

 

ところが、1型糖尿病は遺伝や自己免疫疾患などが原因となって起こります。若い世代に患者さんが多いのが特徴です。

 

つまり食事や運動によって予防できるのは2型糖尿病の方となります。

 

血糖値が高い状態が続くことでやがて血管に負荷がかかり、神経障害や網膜症、腎障害などのいわゆる糖尿病の三大合併症を引き起こしやすくなることが一番の問題点です。

 

薬によって血糖値をコントロールすること、食事や運動などの生活習慣によって血糖値が上がりにくい状態をつくることが重要となります。

 

さまざまな合併症を引き起こすことから、予防も日頃からしておかなければなりません。

 

☆糖尿病の原因

糖尿病には先ほどもお話したように、1型糖尿病と2型糖尿病の2種類があります。

 

それぞれ原因はまったく異なるものです。

 

〈1型糖尿病〉

1型糖尿病は遺伝や自己免疫が原因で起こるものです。

 

肥満や生活習慣とは全く関係がないため、食事などによって予防することはできません。

 

ウイルス感染などがきっかけとなり、血糖値を下げるインスリンが分泌されなくなることで発症します。

 

一般的な糖尿病のイメージとは違い、患者さんは痩せ型の方が目立ち、一度発症すると改善は難しく症状が進行していくのが特徴です。

 

〈2型糖尿病〉

生活習慣として知られる糖尿病が、こちらの2型糖尿病です。

 

糖尿病患者のおよそ9割はこの2型糖尿病に該当します。

 

肥満や食べ過ぎ、運動不足などによってインスリンの分泌量が低下したり、インスリンが体の中で働かなくなったりすることが原因で発症するものです。

 

生活習慣が大きく影響するため、日頃の生活や食事によって予防することができます。

 

小さい子どもにはあまり見られず、主に中高年に好発します。

 

家族に2型糖尿病の方がいると、かかりやすくなるというのも特徴です。

 

〈その他の原因〉

糖尿病は遺伝や自己免疫疾患、食事などの生活習慣の他に、妊娠やステロイド剤の副作用でも起こります。

 

妊娠中に起こる糖尿病は妊娠糖尿病とも呼ばれ、妊娠中に分泌されるホルモンがインスリンの働きを弱めてしまうことが原因です。

 

産後に改善することも多いのですが、妊娠糖尿病になると胎児にも影響が出てしまうため、食事内容など気をつけておかなければなりません。

 

副作用として糖尿病が起きやすいものに、ステロイド剤があります。長期にわたりステロイド剤の服用をすることで、リスクが高まります。

 

また、褐色細胞腫やクッシング症候群などの他の疾患が原因となって糖尿病が起こることもありますので、糖尿病の原因をしっかり探ることも大切です。

 

対策1 食事

糖尿病を予防するためには食事の管理が非常に重要となります。

 

カロリーを摂りすぎないこと、血糖値の上がりやすい炭水化物を控えることが基本です。

 

また、食物繊維を摂ることで血糖値が上がりにくくなりますので、食物繊維の含まれた食事を心がけることも大事になります。

 

加えて、食事の時間をできるだけ同じにしたり、よく噛んで食べたりすることでも血糖値が上がるのを防ぐことが可能です。

 

対策2 運動

生活習慣病の予防として、食事の次に運動が最も大切なポイントです。

 

軽いウォーキングでも構いませんので、日頃から体を動かす習慣をつけましょう。

 

体を動かし骨や筋肉を強くすることで、インスリンの働きが高まります。

 

また、肥満の改善にもなるため毎日続けられる運動を生活に取り入れ、日頃から糖尿病の予防に励むことが大切です。

 

糖尿病は一度かかると完全に治ることはありません。

 

しかし、食事や運動によって症状を和らげることは可能なのです。

 

対策3 睡眠

基本は食事と運動に気をつけることが大切ですが、睡眠もしっかり取ることが推奨されます。

 

睡眠サイクルが狂うと体内のホルモンバランスも乱れやすくなるためです。

 

また、その日によって起きる時間がまちまちだと食事を毎日決まった時間に摂ることも難しくなります。

 

決まった時間に食べることもインスリンの働きを高めるのに大事なことですので、睡眠サイクルにも気をつけましょう。

 

☆おわりに

糖尿病のうち2型糖尿病は生活習慣と大きく関係のある疾患です。

 

食べ過ぎや肥満、運動不足などが原因となって起こります。そのため日頃からカロリーや炭水化物の摂り過ぎに気をつけた食事にすることで、予防も可能です。

 

糖尿病を発症してしまうと生涯の付き合いとなりますので、できることから予防を始めましょう。

【 著者プロフィール 】

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  名前:橋本将吉(まさよし)

  専門:医学教育・内科医師

 勤務地:徳洲会病院内科外来

生年月日:1986年7月28日

出身大学:杏林大学医学部医学科


難しいけど大切な医学知識を、いかに分かりやすく知ってもらえるかをモットーに日々奮闘中。


youtube動画twitter にて、医学や医療系のトピックを中心に発信しています。


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