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早く治したい!下痢を出し切る方法について

政治や組織運営などで「膿を出し切る」という言葉が使われることがありますね。

 

悪いものを出し切って心機一転という心意気なのですが、似たような「出し切りたいもの」として「下痢」が挙げられます。

 

そこで、下痢を出し切る方法について解説します。

 

■腸の感染症の場合は下痢を出し切ったほうが良い

ウイルス性胃腸炎のように、腸にウイルスや細菌が感染するタイプの下痢の場合、早めに出し切ったほうが良いと言われています。

 

特にウイルス性胃腸炎の場合、抗菌薬のような特効薬が存在しないため、下痢などで自然に体内からウイルスを出し切る治療が基本となります。

 

そのため、逆に下痢止めのようにウイルスの排出を阻害する薬は使用しません。

 

■下痢を出し切る方法

「下痢を出し切る方法」ということは、厳密に言えば「下痢の原因を解消する」ということになります。

 

残念ながら、下痢の原因が何であるかわからない以上は、下痢を出し切るということは現実的に極めて難しいことであるといえます。

 

例えば、水道のホースを例に上げます。水道のホースの中の水を出し切るには、水道を止めて、ホース内の水を出し切れば良いだけです。

 

しかし、人体においてそうしたアクションはむしろ体を悪くする他ありません。水道を止められない以上、ホース内の水を出し切ることは不可能なのです。

 

■下痢を解消するためには?

「下痢を出し切りたい」と思っている人は、おそらく「下痢の症状を解消したい」と思っているはずです。

 

では、下痢を早めに治すために必要なことは何なのでしょうか?

 

まず、安易に下痢止めは使わないほうが良いかもしれません。

 

下痢を止める=下痢止めというイメージが有り、確かに下痢は止められます。

 

ところが、下痢が止まることによって、むしろ下痢の原因を長く体内に留める結果になる可能性があります。

 

下痢の原因の一つに、腸内への感染が挙げられます。

 

この症状は下痢によって原因菌や菌が発生させた毒素を排出することで次第に症状が回復するのですが、下痢を止めるということはその手段を止めるということであり、結果として苦しい症状が長続きしてしまうのです。

 

問題なのは「下痢の原因が何であるか?」を特定することです。

 

心当たりがある場合でも、本当にその原因によって下痢が発生しているとは限りません。

 

重要なことは原因の特定と、その解消・治療のために何をしなければならないのかを解明することです。

 

手っ取り早い方法は「医療機関を受診する」ことに他なりません。診断を受け、その原因疾患に適した治療法を実践することによって、早く下痢を解消することができます。

【 著者プロフィール 】

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  名前:橋本将吉(まさよし)

  専門:医学教育・内科医師

生年月日:1986年7月28日

出身大学:杏林大学医学部


難しいけど大切な医学知識を、いかに分かりやすく知ってもらえるかをモットーに日々奮闘中。


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