健康ブログ

《医師直筆》下痢も便秘も辛すぎる!原因から治療までのお話

からだプラン編集部

 

こんにちは!

 

からだプラン代表、内科医の橋本です。

 

内科外来をやっていると、患者さんの悩みでダントツ多いのが、このお通じのトラブルです。

 

よく「下痢気味なんです」や「便秘なんです」といった相談を受けます。

 

今日は、そんなお通じでお悩みの方のために、便秘と下痢のメカニズムについてコラムを書いていきたいと思います。

☆便秘についての動画を作りました

以下、説明が長くなるので、解説動画を撮影しました♪

便秘について、からだプランメンバーで色々語り合った動画を作ってみました。

 

ブログではニュアンスが伝わりにくい話も盛り沢山にしているので、是非覗いてみてくださいね♪

 




☆便秘と下痢改善のキーワードは水分

便秘の時の便と、下痢の時の便の違いは、そもそも何なのでしょうか。

 

医学的には意外に単純で、「便の中に含まれる水分量」の違いを意味しています。

 

つまり、便に水分が少ないと便秘、多いと下痢になってしまうというわけです。

 

では、なぜ便に含まれる水分に違いが出てきてしまうのでしょうか。

 

それには、次に話す腸の動きを理解する必要があります。




☆腸の働きについて

先に、前提となる腸の仕組みについて話をしたいと思います。

 

まず、解剖学的な話をします。

 

腸は、口 → 食道 → 胃 と続いた後に、小腸 → 大腸 → 肛門 と続きます。

 

つまり腸は、小腸と大腸の二つに大きく分けられます。

 

 

次に、生理学的な話をします。

 

口から入った食べ物は、胃酸でバラバラになった後、小腸で栄養を吸収し、大腸で水分を吸収するという役割分担になっています。

 

その残りは、肛門から便として排出されます。

 

さらに、腸の動きの話です。

 

腸は「蠕動(ぜんどう)運動」と言って、便を前後に行ったり来たりさせる動きがあります。

 

腸が蛇みたいに「うーね、うーね」と動くイメージです。

 

この働きによって、便がこねくり回されながら、どんどん先に進んでいきます。

 

便の水分量は、この腸の蠕動運動のスピードにも関係してきます(早過ぎると吸収する暇が無くて便が柔らかくなり過ぎたり、くねくね動き過ぎて便が硬くなり過ぎたり、逆に水分量が少なくて前に進みづらくなっていたり等、本当に様々!)。

 

よって、便秘や下痢には様々な種類があるのです。

 

では、少々細かく説明していきたいと思います。




☆便秘について

それでは、便秘について解説していきましょう。

 

便秘とは、「便の中に含まれる水分量」が少なすぎる状態でしたね。

 

水分が少ないと、腸の中で便が固くなってしまって、便の動きが悪くなってしまいます。

 

一口に便秘と言っても、専門的には、

 

・弛緩生便秘

・痙攣性便秘

・直腸性便秘

・器質性便秘

・症候性便秘

 

という5つのタイプがあります。

 

その中でも、今回は女性がなりやすい便秘である、「弛緩性便秘」と「痙攣性便秘」についてご紹介したいと思います。

 

 

弛緩性便秘(しかんせいべんぴ)とは

弛緩性便秘とは、腸の動きが悪くなったために、便が流れづらくなってしまい、便秘になってしまうというものです。

 

弛緩性便秘の原因

弛緩性便秘の原因として、こんなものが考えられます。

 

・運動不足で、便を進める腹筋や背筋が足りない

・肥満のため、脂肪が動きの邪魔をしている

・妊婦さんで、胎児が腸の上に乗っかっている

 

もし運動不足に心当たりがあるのなら、是非からだプランを利用して、プラン(健康体験)で運動不足を解消しましょう!

 

痙攣性便秘(けいれんせいべんぴ)とは

痙攣性便秘とは、腸の動きが「うねうねうねうねっ」と早く動きすぎてしまい、こねくり回されすぎてしまうので、便が前に進みづらくなってしまう便秘です。

 

そのような場合、便は兎の糞のような状態になってしまいます。

 

痙攣性便秘の原因

これは過敏性腸症候群という疾患に多いものです。

 

生活習慣の改善が有効と言われています。

 

この便秘については、別コラムでさらに詳しく解説していますので、詳しく知りたい方は是非読んでみてください。

 

→ 痙攣性便秘に関するコラムはこちらです♪




☆下痢について

次に、下痢についてのお話をしたいと思います。

 

下痢は、「便の中に含まれる水分量」が多すぎる状態でしたね。

 

原因の多くは、食中毒やウイルス感染、暴飲暴食やストレスによる消化不良が原因です。

 

それらのせいで、水分をうまく吸収できないのです。

 

症状としては、腹痛を伴い、排便量や回数が増えることが多いのも特徴です。




☆治療について

いずれの状態であっても、原因の病気が他にある場合はその治療を優先します。

 

そして、食事で腸の働きを整えてあげることも重要です。

 

具体的には、食物繊維を多めにとることや、胡椒などの香辛料を効かせた食事をとる事が有効とされています。

 

野菜が腸を動かすイメージは、次の私が一生懸命書いた(?)図で理解できるといいですね。

 

 

また、脂肪を多く含む食品は控えめにするのも重要です。

 

結論としては、適度な運動野菜をきちんと食べる食習慣、そしてストレスをため込まないための適切な睡眠が重要です。

 

それらを生活習慣と言います。からだプランでは正しい生活習慣を維持するための一つとして、健康コラム以外だけではなく、実際に体を動かす運動も大切だと考えています。

 

もしよろしければ、そちらも覗いてみてくださいね(*´ω`*)

☆便秘についての動画を作りました

便秘について、からだプランメンバーで色々語り合った動画を作ってみました。

 

ブログではニュアンスが伝わりにくい話も盛り沢山にしているので、是非覗いてみてくださいね♪

 




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