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《医師直筆》ドライアイとは違う?乾燥性角結膜炎の症状対策

ドライアイは、パソコンやスマートフォンの見過ぎで起こる目の症状です。進行すると日常生活に支障を来すので厄介ですよね。

 

そんなドライアイに症状が近い病気として、乾燥性角結膜炎というものがあることをご存知ですか?

 

今回は乾燥性角結膜炎の症状と対策について解説していきます。

 

■乾燥性角結膜炎とは

 

乾燥性角結膜炎は、その名前の通り結膜と角膜が乾燥することで起こります。

 

結膜はまぶたの裏側と白眼部分を覆っている膜のことで、角膜は虹彩と瞳孔の前にある透明な層のことです。

 

最近では、ドライアイとほぼ同じものとして扱われていますが、発症の原因や症状の出方がドライアイとは異なります。

 

■乾燥性角結膜炎とドライアイの違い

 

乾燥性角結膜炎とドライアイは症状が若干異なります。

 

ドライアイは、比較的症状が軽い人のことも含んでいます。涙の分泌量が少なく目が乾いてしまったり、涙は普通に分泌されるけれど短時間で乾いてしまったりするのならドライアイです。

 

また、涙に質的な異常がある場合にもドライアイと言うことがあります。

 

これに対して乾燥性角結膜炎は、目に傷が付いたことで炎症を起こしている場合があります。

 

目のどこかに傷があり、その影響で目が乾いたり痛んだりするのです。実際、乾燥性角結膜炎の患者さんは、結膜が傷ついたことにより充血している方が多いです。

 

■乾燥性角結膜炎の原因

 

乾燥性角結膜炎になる原因は、涙の分泌が少ないことと涙が蒸発するのが早いことが原因です。目が乾いていると光などの刺激を受けやすくなります。そのため、まぶしさやかゆみを強く感じるようになるのです。

 

また、通常のドライアイ同様、車の運転やパソコンなどまばたきの回数が減る動作を行うことも発症の原因となります。

 

■乾燥性角結膜炎の症状と対策

 

乾燥性角結膜炎は常に症状が出るわけではありません。

 

そして、症状の出方には環境が大いに関係しています。例えば、過度に除湿された場所やほこりっぽい場所にいると症状が悪化しますが、反対に浴室や雨の日のように湿気のある環境、掃除された清潔な場所にいれば症状が治まることもあります。

 

症状がひどくなるような場所は避ける、室内を清潔にして除湿し過ぎないなどの工夫で、目の症状は大分軽くなるでしょう。

 

しかし、乾燥性角結膜炎の根本的な解決にはなりません。症状が治まっているからと言って放置せず、なるべく早めに眼科を受診しましょう。

 

■まとめ

 

乾燥性角結膜炎の症状と対策について解説しました。

 

乾燥性角結膜炎は、ドライアイと同じような症状ですが、ただ乾燥しているだけではなく、傷による炎症が起こっている状態です。

 

目に傷がついている…なんて聞くと、とても心配です。不安を解消するためにも、目に痛みや異物感などを感じたらすぐに眼科を受診するよう心掛けてくださいね。

 

【 著者プロフィール 】

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  名前:橋本将吉(まさよし)

  専門:医学教育・内科医師

 勤務地:徳洲会病院内科外来

生年月日:1986年7月28日

出身大学:杏林大学医学部医学科


難しいけど大切な医学知識を、いかに分かりやすく知ってもらえるかをモットーに日々奮闘中。


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