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《医師直筆》目薬を使っても治らない?ドライアイの原因とは

ドライアイになると、目がしばしばして物が見えづらくなりつらいですよね。

 

なぜドライアイは引き起こされてしまうのでしょうか。

 

ここではドライアイの原因や症状、対策方法などをご紹介していきます。

 

ドライアイが治らないとお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

☆ドライアイとは?

ドライアイとは別名、乾性角結膜炎や涙液減少症とも呼ばれる疾患です。

 

涙の量が減ったり、涙の質が悪くなったりすることで目の乾きが現れます。

 

目が乾くことで物が見えづらくなったり、ゴロゴロとした違和感を覚えたり、目やにの量が増えるなどの症状があります。

 

ドライアイは目薬を用いた治療が主となりますが、なかなか治らないことでも知られています。

 

目薬を使ってドライアイの症状を抑えることもできますが、普段の生活習慣を見直すことでもドライアイの改善は可能です。

 

☆ドライアイの原因

ドライアイの原因は非常に多岐にわたります。主な原因は以下の通りです。

 

・生活習慣・生活環境

・加齢

・ストレス

・コンタクトレンズ

・抗コリン薬などの薬の副作用

・シェーグレン症候群などの他の疾患

 

ドライアイの原因には、生活習慣病も大きく影響しています。

 

たとえば湿度が低い部屋、エアコンの風が直接あたるような部屋、ホコリが多く舞っている部屋にいると目の水分が奪われ、たちまちドライアイの症状が出てしまいます。

 

周囲の生活環境も影響しているのです。

 

また、近年ではパソコンやスマートフォンの使用者が増えたことにより、ドライアイの患者数は増加傾向にあります。

 

画面を見続けることによって瞬きの回数が減り、目が乾いてしまうのです。

 

そのため、ドライアイは目薬を使って治療をしていくだけでなく、生活環境も変えなければ治らない疾患だと言えます。

 

また、加齢やストレスもドライアイの原因となります。

 

年齢を重ねると涙の分泌量が減るため、どうしても目が乾きやすくなります。

 

ストレスがドライアイの原因というのは少し意外に感じる方もいるかもしれません。

 

涙の分泌は自律神経の働きによって制御されています。

 

しかし、ストレスを受けると自律神経の働きが乱れてしまうので、目も乾きやすくなってしまうのです。

 

この他ドライアイは、薬の副作用や他の疾患によっても引き起こされます。

 

ドライアイになりやすい薬としては抗コリン薬や抗ヒスタミン薬を含む風邪薬、鼻炎薬などが挙げられるでしょう。

 

これらの薬を使うと副作用で目の乾きが出やすくなります。

 

薬の服用を止めない限りドライアイは治らないのですが、服用を止めるとドライアイの症状はかなり落ち着くでしょう。

 

また、シェーグレン症候群のような疾患もドライアイを引き起こす原因の1つです。

 

以上のようなことが原因で、涙の量が減ったり涙の質が悪くなることで、ドライアイの症状が現れます。

 

☆ドライアイの症状

ドライアイになると現れる症状は、目の乾きだけではありません。

 

目が乾くことによってさまざまな症状が引き起こされるのがドライアイの厄介なところです。

 

目が乾く以外の症状としては、以下のものがあげられます。

 

・物が見にくくなる

・目がゴロゴロする

・充血する

・目が疲れやすくなる

・光を眩しく感じる

 

涙の量が減少することで、視界がぼやけて物が見づらくなります。

 

ボヤケてしまったり二重に見えたり、霞んで見えたりと見え方は人それぞれです。

 

また、目のゴロつきも出てきます。

 

目にゴミが入ったわけではないのに違和感が続くようであれば、もしかしたらドライアイになっているかもしれません。

 

この他に充血や目の疲れ、眩しさなどもドライアイの症状として出やすいものです。

 

これらの症状は人工涙液やヒアルロン酸などの目薬によって一時的に改善することができますが、根本的には治らないのであくまで対症療法に過ぎません。

 

現在では涙の質を改善するジクアホソルナトリウムやレバミピドのような目薬も出てきていますので、自分に合う目薬で治療を進めることが大切です。

 

対策1 運動

ドライアイの対策と言えば目薬が主流のように思われるかもしれませんが、ドライアイになりにくい体作りをしていくことも大切です。

 

目薬を使った治療だけでは基本的にドライアイは治らないため、運動などを取り入れて改善していきましょう。

 

ドライアイの原因のところでも触れた通り、ストレスでもドライアイは引き起こされます。

 

ストレスが過度にかかると涙の分泌量の調整をしている自律神経のバランスが乱れてしまうので、ドライアイが起こりやすくなるのです。

 

運動をするだけでもストレス発散になりますが、運動をすることによってドパミンやセロトニンなどの神経伝達物質が分泌されることがわかっています。

 

ドパミンやセロトニンが分泌されることでもストレスを減らせるので、運動はぜひ日頃の生活に取り入れましょう。

 

対策2 生活環境の改善

ドライアイは、日頃の生活環境も大きく影響しています。

 

ドライアイを引き起こす原因となっている環境を取り除かなければ、ドライアイは治らないのです。

 

そのため、パソコンやスマートフォンを使う時間を減す、加湿器をつける、風が直接あたらないところで作業するなどの工夫も行いましょう。

 

周りの環境を変えるだけでも、ドライアイの症状を抑えることができます。

 

おわりに

ドライアイは涙の量が減ったり、涙の質が低下したりすることによって起こる疾患です。

 

そのため目薬を使って治療をすることが多いのですが、ドライアイを引き起こしている原因を取り除かなければドライアイは治りません。

 

湿度や風の当たり具合などに気をつける他、運動をしてストレスを発散するなど、日頃の取り組みがドライアイの改善に大切です。

【 著者プロフィール 】

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  名前:橋本将吉(まさよし)

  専門:医学教育・内科医師

 勤務地:徳洲会病院内科外来

生年月日:1986年7月28日

出身大学:杏林大学医学部医学科


難しいけど大切な医学知識を、いかに分かりやすく知ってもらえるかをモットーに日々奮闘中。


youtube動画twitter にて、医学や医療系のトピックを中心に発信しています。


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