健康ブログ

《医師直筆》ドライアイを治療!食事とビタミンで予防せよ!

からだプラン編集部

こんにちは。内科医の橋本です。

 

からだプランにお越し頂き、ありがとうございます。

 

皆さんもご存知の通り、病院にはたくさんの患者さんが来院します。

 

その中には、ゆっくり時間をかけてお話しすることが出来たら、きっと良くなるだろうな、と思う患者さんも沢山います。

 

そこで、からだプランの出番です!

 

からだプランでは「医学をもっと楽しもう!」をモットーに、医学をたくさんの方に楽しんでもらえるよう、健康コラムを書いています。

 

そしてお察しの通り、収益は全く無い状態で書いておりますので、楽しく読んでもらえると嬉しいです。

 

今回は「ドライアイの人に知っておいて欲しい注意点(★ω★)/」というタイトルでコラムを書いてみたいと思います。

 

分かりやすく書いていますので、是非楽しく読んでみてくださいね(*´▽`*)

 

まずはいつも通り、外来でよくある会話を(冗談交じりで)ご紹介したいと思います。





患者さん
「先生、ドライアイって体質?」

 

橋本
「まあそういう部分もあるね。」

 

患者さん
「え、じゃあ違う部分もあるの?」

 

橋本
「その人がどういう生活をしているのかが、大きく関係するのだ。」

 

患者さん
「例えばパソコン仕事の人とか?」

 

橋本
「そうそう。オフィスワーカーの3人に1人はドライアイだって言われているんだよ。」

 

患者さん
「なるほど~。どうしたらいいんだろう?仕事変えるわけにはいかないし。」

 

橋本
「仕事変えなくてもやれること沢山あるよ。」

 

患者さん
「先生、今回のギャグは?」

 

橋本
「20分以上考えたけど、マジで思いつかない。こんなの初めてだ((((oノ´3`)ノ」

 

 

という事で、今回はドライアイについてお話したいと思います。




☆ドライアイとはなにか

ドライアイの定義

ドライアイは、乾性角結膜炎などとも呼ばれ、基本的には一種の結膜炎であるということができます。

 

これは、涙の分泌量が減少したり、コンタクトレンズの使用などが原因で、涙が均等に目に行き渡らなくなったりすることによって、目の表面が乾くことで起きるものです。

 

ドライアイの典型的症状

ドライアイは、目の乾きが原因で起きる様々な症状の総称ですが、その典型的なものには、下記のようなものがあります。

 

①目が重たく、疲れやすい(眼精疲労)

②目に痛みが出る(痛み)

③視界がかすんだり、光が異常にまぶしく感じられる(知覚機能)

④目やにが多くなったり、充血したりする(見た目の変化)

 

ひとつひとつの症状は重いものから軽いものまで様々なものがあります。

 

しかし、そもそもドライアイが起きるような状態のときの眼球は、表面が涙で覆われておらず乾燥しているため、小さなチリなどで傷つきやすく、様々な病気を引き起こしやすい状態になっているということも言えます。

 

したがって、たとえドライアイそのものの症状が軽微であっても、早めに症状を改善するようにしましょう。

 

また、ドライアイそのものも、重症化すれば、視力に後遺症を残してしまうリスクがあります。

 

いずれにしても、早期の治療にこしたことはありません。




☆ドライアイを発症するメカニズム

では、そもそもドライアイはどうして起きるものなのでしょう。

 

これは、人間の涙の働きが深く関わっています。

 

普段無意識のうちにしているまばたきによって保たれる目の潤いは、実は人間の目をケアしてくれているのです。

 

この涙による眼のケアが何らかの理由でうまくいかなくなったときに、ドライアイは発症することになります。

 

ところで、そもそも涙はどこから来るのでしょうか。

 

まずは下の素晴らしいイラストをご覧ください。

ガンをとばしているように見えるって?はっはっは、鏡を見ながら書いたので、私の素の顔ですよ( ˘ω˘ )笑

 

涙を作る場所は「涙腺」という所です。

 

ここで作られた涙が、「導管」という場所を通って、目の表面にたどりつきます。

 

そして、まばたきをすることで、涙を目の表面に行き渡らせています。

 

それでは、涙が少なくなったり、涙が表面にいきわたらないと、どうなるのでしょうか。

 

そうですね、この状態が、「ドライアイ」という状態なのです。




☆ドライアイを発症したときの目の様子

「ドライアイ」がどのようにして起こるかは、分かって頂けたと思います。

 

では、次に、「ドライアイ」になるとどうなるのかを考えていきたいと思います。

 

また、素敵なイラストをご覧ください。

沢山イラストを描いていると、ちょっとずつ上手くなってきたような錯覚を起こします。

 

この図は眼の断面です。左側が目の外で、右側が目の奥の方になります。

 

ドライアイの状態は、目の表面に涙が少ない状態なので、「角膜」という部分に、細かい傷がつきやすくなってしまいます。

 

また、涙によって目を洗い流して清潔に保つ働きも弱まっていること、表面についた傷から雑菌の繁殖を許しやすくなることから、目やにの量が多くなったり、充血や炎症などの症状も生まれるのです。

 

さらには、痛みが出たり、ひどいときには目に入ってきた光が散乱したりしてしまうことで、疲れ目といった症状が起きる場合すらあるのです。




☆ドライアイの改善・予防法について

目の表面の角膜は、傷がついても再生しますが、少し時間がかかります。

 

また、傷が深いと、そこからバイ菌が繁殖して危ないこともあります。

 

そのため、ドライアイの改善には生活習慣の見直しや予防が重要です。

 

いくつか方法を挙げてみたいと思います。

 

食事によるドライアイの予防策

例えば、ビタミンAを豊富に含む食品を摂取することは、ドライアイに有効です。

 

ビタミンAはニンジンなどに多く含まれます。

 

ビタミンAは、目の細胞の働きを正常に保つ働きがあり、しかも、ムチンという、目を乾燥から守ってくれる粘液の分泌を促してくれる効果もあります。

 

ビタミンA、ニンジンは目に優しいと覚えましょう。

 

他にも、パセリやほうれん草などの野菜にも、ビタミンAは豊富に含まれています。

 

肉類でいうなら、豚肉のレバーなどにも豊富に含まれています。

 

しかし決してこれだけではなく、さまざまな肉や魚、野菜から摂取することのできる栄養素なので、バランスのとれた食生活を心がけていれば、そんなに欠乏するということは起こりにくいでしょう。

 

目の保養によるドライアイの予防策

現代人は目を酷使しすぎている傾向にあるので、目を意識的に休ませるということが、実は一番直接的で、ドライアイに有効だと言えるかもしれません。

 

特に仕事でパソコンでの事務作業などを一日中行なっているような人であれば、適度に休憩を入れましょう。

 

また、スマホやタブレットの普及で、仕事でも私生活でもディスプレイに目を使いっぱなしというライフスタイルの人も、最近では増えてきていることでしょう。

 

こうした生活スタイルだと、睡眠不足などの弊害から、さらに目に疲労を溜め込んでしまうことが心配されます。




☆コンタクトレンズの使用する際にはドライアイに注意

また、コンタクトの使用も、正しい使用法を守らないと、ドライアイを引き起こすリスクになります。

 

コンタクトレンズが引き起こす健康リスクについては、

着け過ぎ注意!コンタクトレンズで眼も炎症を起こすんだ!

 

で解説をしていますが、ドライアイに関連する内容について要点をさらっていくと、コンタクトレンズが瞳を覆ってしまうことで涙が目を表面に行き渡らなくなったりする危険があるのです。

 

不要時には外してメガネに変えてみたりと、コンタクトを使用する人は工夫が必要でしょう。




☆ドライアイのような症状が治らない場合の対処法

早期に眼科を受診することが望ましい

ドライアイはたしかに、軽微なものから重度なものまで、目の乾燥によって引き起こされる様々な症状全般を指すものです。

 

そして、目を酷使しがちな現代人にとっては、比較的起こりがちなものであることは間違いありません。

 

つまり別の角度からいえば、今よりも少し、ご自身の目をいたわれるような生活習慣を見直すことだけで十分解決できるような場合も多くあります

 

ドライアイになってしまったからといって、直ちに何度も通院をしたり、副作用のキツい薬を使ったりするような大変な治療が必要になってくるというわけではありません。

 

しかし、その症状の原因が本当にドライアイによるものなのか、また自分の生活習慣のなにを見直すとよいのかといった点を正確に知るためにも、眼科に受診し、専門家のアドバイスを受けることは大切でしょう。

ドライアイと決めつけることにも注意

本当にドライアイなのか、涙が出なくなるような別の病気ではないかといったことなどを、きちんと検査を行うべきです。

 

なにしろドライアイは症状の出方はかなり人それぞれで様々です。

 

そのため、本当は別の病気が進行しているのに、きちんとした検査をすることなしに自分でドライアイだと決めつけてしまえば、他の病気の進行を許してしまうことにもなりかねません

 

目に関わる病気ですので、視力に後遺症が残るような事態を避けるためにも、気になったら早めに検査をし、治療が必要でないかどうかをはっきりさせるほうがよいでしょう。

 

医学をきちんと自分で勉強する意識はとても重要ですが、病院受診を我慢をする必要はありません(^0_0^)




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