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《医師直筆》りんご病の治療方法はない!ってどういうこと?

大人でも感染すると症状が出るりんご病。子どもの場合は頬が赤くなる程度で済むことも多いのですが、大人がかかると手足の発疹やむくみ、関節の痛みなどつらい症状が出てしまう人も少なくありません。

 

しかし、りんご病の治療方法がないという話を聞いたことはありませんか?

 

りんご病に感染したらつらい症状が出るかもしれないのに、治療法がないなんて困りますよね。大丈夫なのでしょうか?

 

今回は、りんご病の治療について解説します。

 

■りんご病の治療方法はないの?

 

噂通り、りんご病には治療方法がありません。それは、りんご病が自然に軽快するからです。

 

りんご病にかかっても、特に持病がなく健康であれば検査も不要です。

 

とはいっても、関節痛など痛みの症状がある場合は、一度内科を受診することをおすすめします。日常生活に支障が出るレベルの痛みがある場合、ただ自然に治るのを待ってもいられないですよね。

 

関節痛に対しては、非ステロイド系抗炎症剤などで対処することが出来るので、痛みが出たら我慢せずに内科を受診するようにしてください。

 

〇りんご病を治療する薬はない

りんご病には治療薬がありません。りんご病の原因となる「ヒトパルボウイルスB19」に対する抗ウイルス薬がないからです。

 

でも、りんご病は、手足の発疹や関節痛が出始めたら、すでに体内に抗体が出来ていることになります。

 

ほとんどの患者さんは発疹や関節痛の症状が出てからりんご病と診断されるため、診断の時点で体にウイルスに対抗する力があることになります。そのため、抗ウイルス薬を使う意味はないのです。

 

また、抗体が出来た状態ではりんご病の感染力がなくなっていますから人にうつす心配もありませんし、一度感染して発症すると、再び発症することもありません。

 

■りんご病の治療と診断で気を付けることとは?

 

りんご病の診断は、発疹の出方や状態、関節痛、むくみといった症状から判断されます。

 

大人がりんご病に感染し発症した場合は、子どもとの接触歴があることが多いです。医療機関を受診した際には、まずその旨を医師に伝えてください。

 

また、りんご病が重症化しやすい方や胎内感染の恐れがある妊婦さんなどは、診断のため血液検査を行うこともあります。

 

持病があったり妊娠中であったりする場合も、医師にその事情を伝えておきましょう。

 

■まとめ

 

りんご病は、病院で診断される時点で抗体が出来ているため、抗ウイルス薬を使わなくても治療することができます。

 

しかし、関節痛や発疹、むくみの症状に対しては、軽減するための治療が行われることもあります。

 

りんご病の症状が重い場合には、我慢せずに早めに医療機関を受診しましょう。また、持病のある人や妊娠中の人は、受診の際に必ず医師にその旨を伝えてくださいね。

【 著者プロフィール 】

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  名前:橋本将吉(まさよし)

  専門:医学教育・内科医師

 勤務地:徳洲会病院内科外来

生年月日:1986年7月28日

出身大学:杏林大学医学部医学科


難しいけど大切な医学知識を、いかに分かりやすく知ってもらえるかをモットーに日々奮闘中。


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