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ウイルス性胃腸炎で仕事を休める?休まなければいけない?

学校の場合、インフルエンザのように特定の感染症を患った際には「出席停止」の扱いになります。

 

では、仕事ではどうなのでしょうか?そこで、ウイルス性胃腸炎を発症した際の「仕事を休むべきかどうか?」について解説します。

 

■ウイルス性胃腸炎は感染のリスクが高い

ウイルス性胃腸炎は、ノロウイルスやロタウイルス、アデノウイルスといったウイルスの感染を原因として発症する、感染性胃腸炎の一種です。感染性というだけあって、この病気はさまざまな原因で他者に感染します。

 

■感染症と出勤停止の扱い

インフルエンザなどの一定の感染症を患っている場合、学校保健法に基づき「出席停止」の扱いになります。

 

では、仕事の場合はどうなのかと言えば、原則として学校保健法のような感染症に対する出勤停止の扱いを一律に定めた法律は存在しません。原則として、社則に応じた扱いになります。

 

一部、給食センターや老人ホームのような職場の場合、国や厚生労働省からの指導が行われています。

 

こうした施設では集団感染のリスクが高く、不特定多数への感染を未然に防ぐための指導が行われているのです。

 

そのため、ウイルス性胃腸炎であると診断された場合、速やかに上司などの責任者に報告し、対応を相談する必要があります。

 

余談ですが、ウイルス性胃腸炎は学校保健法において「その他の感染症」として規定されており、インフルエンザのように出席停止扱いになるわけではありません(場合によっては出席停止扱いになるケースもある)。

 

■どうしても仕事を休めない、どうするべきか?

しかしながら、人によっては「どうしても仕事を休めない」というケースもあると思います。

 

では、ウイルス性胃腸炎であると診断された場合、どのように対処すべきなのでしょうか?

 

まずは「上司に報告する」ことです。

 

仕事においては学校保健法のような感染症に関する法律は存在しないため、基本的に「原則出勤停止扱い」ということにはなりません。

 

しかし、会社ごとに社則において感染症発症時の対処を決めていると思いますので、それに従って行動することになります。

 

例えば「一定の感染症であると診断された場合は、完治するまで出勤を停止する」とでも記載されていれば、それを理由に仕事を休めます、というか休まなければなりません。

 

もちろん、職場には迷惑をかけることになります。

 

その罪悪感については、「無理に出勤して同僚に感染を拡大させることの罪」のほうが重いと考えて、しっかりと休んでください。

 

ウイルス性胃腸炎は特効薬が存在せず、十分な休息と水分補給を必要とします。

 

しっかりと休んで早くウイルス性胃腸炎を治すことのほうが、職場への迷惑を最小限に抑えられるでしょう。

 

上司に報告しても仕事を休めない場合は、とにかく「ウイルス性胃腸炎であると診断された」ことをきちんと報告しておきましょう。

 

そうでないと、仮に集団感染を発生させた時に余計なトラブルになります。

 

そのうえで、他者に感染が拡大しないように、マスクと消毒剤を常備しておき、感染対策を怠らないようにしてください。

【 著者プロフィール 】

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  名前:橋本将吉(まさよし)

  専門:医学教育・内科医師

 勤務地:東京むさしのクリニック

生年月日:1986年7月28日

出身大学:杏林大学医学部医学科


難しいけど大切な医学知識を、いかに分かりやすく知ってもらえるかをモットーに日々奮闘中。


youtube動画twitter にて、医学や医療系のトピックを中心に発信しています。


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