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感染性胃腸炎でどんな検査をするの?

病気の診断には、必ず何らかの「検査」を行います。

 

さて、病院での検査というと、時には痛いとか苦しいとか、不快感を伴う検査方法を実践されるイメージが有るのではないでしょうか?

 

それでも検査を受けないと病気の診断はできませんから、せめて「どんな検査をするのか?」くらいは知っておきたいのではないかと思います。

 

そこで、感染性胃腸炎で受ける検査について解説します。

 

■感染性胃腸炎の検査は「原因ウイルス・細菌」の正体を暴くための「便検査」が基本

感染性胃腸炎は、大きく分けると「ウイルス性胃腸炎」と「細菌性胃腸炎」の2種類があり、それぞれ原因がウイルスか細菌かで区別しています。

 

これらの病気はさらに分けると、原因となるウイルスは「ノロウイルス」や「ロタウイルス」、細菌の場合は「サルモネラ」や「病原性大腸菌」などが挙げられます。

 

原因となるウイルスや細菌の種類によって発症しやすい症状は異なりますので、感染性胃腸炎が疑われる場合は患者さんの症状によっておおよその原因を特定することも可能です。

 

しかし、問診だけで診断を確定することはできませんので、きちんと検査して詳しい原因を特定する必要があります。

 

感染性胃腸炎が疑われる場合に行われる検査は「便検査」です。原因となるウイルスや細菌を特定するために便を採取して培養し、ウイルスの場合は遺伝子検査が行われる場合もあります。

 

ノロウイルスやロタウイルスの場合は「迅速診断キット」が開発されており、遺伝子検査を行わなくても便の採取だけで診断が可能になりました。

 

細菌性の場合、原因となる細菌に適した抗生剤を選択するためにも、便検査は必要不可欠です。

 

■胃腸炎で行われる検査一覧

胃腸炎には、感染性胃腸炎以外の原因で発生している胃腸炎である可能性もあります。

 

細菌性ではないのに抗生剤や抗菌薬を使用しても意味がないため、原因を特定するためにさまざまな検査を実施します。

 

まずは「血液検査」です。患者さんの炎症反応や貧血などを確認する検査で、感染性胃腸炎の場合は白血球上昇の度合いがウイルス性か細菌性かを鑑別するための判断基準となります。

 

次に「画像検査」です。腸閉塞や腫瘍性病変などの有無を判断するため、「レントゲン検査」や「超音波検査」「CT検査」などの検査が行われます。

 

次に「内視鏡検査」です。吐血や血便などを伴う胃腸炎の場合、胃や大腸の内部を観察するだけでなく、検査時に出血が確認された場合には「クリッピング」などの止血術が同時に行われます。

 

アニサキスを原因とする胃腸炎の場合、胃カメラによってアニサキスを摘出する必要があるため、アニサキスによる胃腸炎の可能性が強い場合はこの検査が積極的に行われます。

【 著者プロフィール 】

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  名前:橋本将吉(まさよし)

  専門:医学教育・内科医師

 勤務地:東京むさしのクリニック

生年月日:1986年7月28日

出身大学:杏林大学医学部医学科


難しいけど大切な医学知識を、いかに分かりやすく知ってもらえるかをモットーに日々奮闘中。


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