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感染性胃腸炎ではどんな治療をするの?感染性胃腸炎の治療法を解説

さまざまな病気について、その治療法が確立しています。

 

感染性胃腸炎でも治療法が確立しており、発症時には適切な治療を受けることで症状を緩和し、早く完治させることができるのです。

 

そこで、感染性胃腸炎の治療法について解説します。

 

■対症療法が基本

感染性胃腸炎の治療は、自然治癒を前提とした対症療法が基本となります。

 

例えば、発熱や腹痛の症状に対しては解熱鎮痛薬を使用し、症状を緩和します。

 

そうして、原因となるウイルスや細菌が自然に体外に排出されるのを待つ治療方針が基本です。

 

感染性胃腸炎では、原因や体質によっては「下痢」の症状が発生することもあります。

 

下痢の症状に対しては「下痢止め」が有効であることは誰もがご存知だと思いますが、感染性胃腸炎では下痢止めの使用は控える傾向にあります。前述のとおり、感染性胃腸炎では原因となるウイルス・細菌が体外に排出されるのを待つことが基本方針となりますが、その手段として排便による排出が用いられます。

 

下痢止めを使用するということは排便によるウイルス・細菌の排出を阻害することであり、体内にウイルス・細菌が留まる期間が伸びてしまうのです。

 

そのため、腸内環境の改善のために整腸剤や乳酸菌製剤を処方することはあっても、原則として下痢止めは使用しません。

 

■脱水症状に対しては点滴が必要な場合も

しかし、下痢をそのままにすれば「脱水症状」を誘発することになります。

 

感染性胃腸炎では「嘔吐」「発熱」といった、体内の水分が排出されて脱水に陥りやすい症状が発生しますので、脱水に対する対症療法を実行する必要があります。

 

脱水に対しては水分補給が原則となりますが、大きく分けると「点滴」と「経口補水療法」の2種類が選択されます。

 

以前は入院と点滴を基本としていましたが、最近では経口補水液を使用した水分補給で点滴の代用とするケースも出てきています。

 

■抗菌薬は使用する?

感染性胃腸炎は、その原因によって「ウイルス性胃腸炎」と「細菌性胃腸炎」の2種類があります。

 

ウイルス性胃腸炎の場合、特効薬が存在しないため、対症療法による自然回復を待つのが基本スタンスとなります。

 

細菌性胃腸炎の場合、「抗菌薬」が使用されるケースもあります。

 

ただし、基本的にはウイルス性胃腸炎と同様に対症療法を基本とするのですが、症状が重い場合などには原因となっている細菌の種類に応じた抗菌薬が使用されるケースもあるのです。

【 著者プロフィール 】

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  名前:橋本将吉(まさよし)

  専門:医学教育・内科医師

生年月日:1986年7月28日

出身大学:杏林大学医学部


難しいけど大切な医学知識を、いかに分かりやすく知ってもらえるかをモットーに日々奮闘中。


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