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感染性胃腸炎では「発熱」を起こす?原因ごとに異なる発熱の傾向について

感染性胃腸炎では、「発熱」の症状を呈する可能性があります。

 

しかし、発熱の傾向は常に同じとは限らず、人によって症状の出方に違いがあります。

 

そこで、感染性胃腸炎での発熱の傾向について解説します。

 

■感染性胃腸炎と発熱

感染性胃腸炎で発熱の症状が出るのは、ウイルスや細菌に感染していることが原因です。この発熱の症状の出方は、どのウイルスや細菌に感染しているかによって傾向が異なります。

 

軽微な熱で済むケースもあれば、高熱に苦しめられるケースもあるのです。

 

例えば、ウイルス性胃腸炎の主な発症原因となるウイルスごとの発熱の傾向は以下のとおりです。

・ノロウイルス:37~38℃の軽度なケースが多い

・ロタウイルス:39℃以上の高熱が出ることが多い

・アデノウイルス:微熱の傾向が強い

 

また、同じウイルス・細菌に感染している場合でも、本人の免疫力などの条件によっても個人差が生じます。

 

微熱で済んだ人から感染して、高熱が出るというケースも十分に考えられるのです。

 

■発熱の対処法は?

感染性胃腸炎の治療は、一部「抗菌薬」を使用するケースもありますが、基本的に根治治療ではなく「対症療法」を行います。

 

そのため、発熱に対しても「解熱鎮痛薬」を使用して、熱を下げる対処を実施します。

 

■熱が出なければ感染性胃腸炎ではない?

発熱は病気のサインとして利用されることが多いです。

 

感染性胃腸炎でも、程度の大小はあれども発熱の症状が出ることが多いのですが、ならば「発熱がない」場合であれば感染性胃腸炎の疑いは無いといえるのかといえば、そうではありません。

 

前述のとおり、感染性胃腸炎に限らず病気の症状というものは「原因になっているウイルスや細菌の種類」「本人の免疫力」などの条件により、どんな症状がどの程度発症するのかは大きく異なります。

 

発熱も同様で、高熱の傾向にある原因であっても微熱や平熱で済むケースも珍しくないのです。

 

問題なのは、嘔吐や下痢といった、感染性胃腸炎の症状が出ているにも関わらず、感染性胃腸炎の発症を疑わないことです。

 

「感染性」というだけあって、感染性胃腸炎は他人に感染します。もし感染性胃腸炎を発症している状態で職場や学校、それも不特定多数に感染させる可能性が高い場所であるほどに「集団感染」のリスクを高め、多くの人に迷惑をかけることになります。

 

熱の程度は一つの判断基準にとどめ、ノロウイルスなどの流行期に体調が悪くなれば感染性胃腸炎を疑い、早めに医療機関を受診してください。

【 著者プロフィール 】

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  名前:橋本将吉(まさよし)

  専門:医学教育・内科医師

生年月日:1986年7月28日

出身大学:杏林大学医学部


難しいけど大切な医学知識を、いかに分かりやすく知ってもらえるかをモットーに日々奮闘中。


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