病気の原因や治療、健康ダイエット法を知ろう!

感染性胃腸炎ではどんな薬を使うの?

さまざまな病気の治療法として「薬」が用いられます。

 

市販している薬を常備することで、いざ病気を発症したときにも迅速に対処できます。

 

しかし、どんな薬でも「どんな時に、どんな効果を発揮するのか?」を知ることは重要です。

 

そこで、感染性胃腸炎で使用される薬について解説します。

 

■細菌性胃腸炎の治療薬

感染性胃腸炎には、その原因によって「細菌性胃腸炎」と「ウイルス性胃腸炎」に大別することができます。

 

細菌性胃腸炎の治療では、感染している細菌の種類に応じた「抗菌薬」を使用します。

 

ただし、胃腸炎の症状が軽度な場合は対症療法を行うことで症状が改善するケースが多いです。

 

その場合は基本的に抗菌薬を使用しませんが、多くの場合は高熱や激しい下痢など、重い症状が見られるケースでは抗菌薬を使用した治療を行います。

 

なお、下痢の症状が激しい場合は「下痢止め」を使いたいところですが、必要以上の下痢止めは排便によるウィルスの排泄が妨げられ、かえって病気が長引きする可能性があるので注意が必要です。

 

■ウイルス性胃腸炎の治療薬

ウイルス性胃腸炎に対しては抗菌薬は効果がなく、いわゆる「特効薬」は存在しません。

 

主な治療は胃腸炎の症状を緩和する「対症療法」となり、発熱や腹痛がある場合は「解熱鎮痛剤」で症状を改善します。

 

嘔吐や下痢がひどい場合は水分摂取を促し、できなければ病院で点滴をうって水分等を補給する治療です。

 

特効薬が存在しないため、基本的にこれらの対症療法を施して、自然にウイルスが体外に排出されるのを待つというスタンスになります。

 

■薬ではないけれど…「経口補水液」は重要なアイテム!

厳密には「薬」ではないのですが、感染性胃腸炎の治療で役立つアイテムとして「経口補水液」があります。これは、脱水症状の改善に役立つ飲み物であり、脱水時に必要な水分と電解質を同時に摂取するのに役立つのです。

 

医療機関やドラッグストアなどで販売しており、値段も手頃なものが多いので常備しておくことをオススメします。また、経口補水液を買いに行く隙がない場合の応急対策として、水1リットルに対して、塩3グラム、砂糖40グラム(砂糖は多少なら減らしてもOK)を混ぜることで、即席の経口補水液を作ることができます。

 

ちなみに、経口補水液は水分補給に適した飲み物であるということから、感染性胃腸炎の治療目的の他にも以下の場面で役立ちます。

・起床時の水分補給

・運動時の水分補給

・飲酒時の水分補給

・入浴前後の水分補給

・就寝前の水分補給

・熱中症対策

・乾燥対策

・発熱や嘔吐下痢の症状が見られる時

【 著者プロフィール 】

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  名前:橋本将吉(まさよし)

  専門:医学教育・内科医師

 勤務地:徳洲会病院内科外来

生年月日:1986年7月28日

出身大学:杏林大学医学部医学科


難しいけど大切な医学知識を、いかに分かりやすく知ってもらえるかをモットーに日々奮闘中。


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