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急性胃腸炎で「入院」が必要!?なぜ入院しなければならないのか解説

病気や症状の程度によっては、医療機関における「入院」が必要になる患者さんも少なくありません。

 

さて、「急性胃腸炎」の場合はどうなのかといえば、場合によっては入院を必要とします。そこで、急性胃腸炎と入院の関係について解説します。

 

■重症の場合は入院や点滴が必要

急性胃腸炎で入院が必要なのは、簡単にいえば「重症の場合」です。

 

具体的には「重度の脱水症状が見られる場合」に入院が必要になるのです。

 

急性胃腸炎では発熱や嘔吐、下痢の症状が出ます。この症状の出方なのですが、原因が何なのか(ウイルスや細菌感染、その他の原因)、患者さんの体力や免疫力はどうなのかによって大きく異なります。

 

例えば、ノロウイルスやサルモネラのような急性胃腸炎の原因となるウイルスや細菌が感染しても、結局何の症状も出なかった、あるいは軽症で済んだというケースも少なくありません。

 

一方で、何日も高熱や激しい嘔吐下痢の症状を呈する患者さんがいることも事実です。

 

後者の場合、特に問題なのは「脱水症状」です。

 

発熱では発汗を、嘔吐下痢では排出物に多量の水分が含まれていることから、脱水症状に陥ってしまう可能性があります。

 

水分補給することにより脱水症状を回避できますが、補給する水分の量が少ない、あるいは下痢や嘔吐の症状が激しくて出ていく水分量が多いと、脱水症状に陥ってしまうのです。

 

脱水症状が見られる場合、従来は「点滴」によって水分を補給する治療を施していました。症状の程度にもよりますが、脱水症状が見られる場合には点滴や入院を必要とします。

 

■最近は「経口補水液」により入院の必要性が薄れつつある

脱水症状が軽度な場合、点滴ではなく「経口補水液」による水分の経口摂取による治療法が選択されるようになりました。

 

また、経口補水液は市販されているため、ノロウイルスやロタウイルスの流行期には経口補水液を常備しておくと脱水症状の応急処置がしやすくなります。

 

また、水と塩、砂糖を適量ずつ配合することによって簡易的な経口補水液を作ることも可能です。

 

■急性胃腸炎で入院が必要なケース

ただし、脱水症状が見られる場合には基本的に入院や点滴を必要とします。

 

具体的には、以下のケースの場合は簡易的な治療だけでなく、入院を必要とするケースが多いです。

・重度の脱水症状に陥っている

・患者さんの体調に問題がある

・経口補水ができない

・嘔吐や下痢の症状が強い

・継続看護ができる人がいない、など

【 著者プロフィール 】

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  名前:橋本将吉(まさよし)

  専門:医学教育・内科医師

 勤務地:東京むさしのクリニック

生年月日:1986年7月28日

出身大学:杏林大学医学部医学科


難しいけど大切な医学知識を、いかに分かりやすく知ってもらえるかをモットーに日々奮闘中。


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