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急性胃腸炎はうつる可能性がある!うつる原因は何なのか?

写真に何か写り込んでいる「心霊写真」は怖いものですが、うつるといえば「病気」のほうがもっと怖いものです。

 

「急性胃腸炎」という病気もうつる可能性がある病気なのですが、胃腸炎がうつるというのはイメージが難しいかもしれません。

 

そこで、急性胃腸炎がうつる可能性がある原因について解説します。

 

■うつるのは急性胃腸炎の「発症原因」に理由がある

急性胃腸炎は、薬剤性のものやアルコールの過剰摂取などにより発症するものがあり、その場合には他人にうつることはありません。

 

しかし、急性胃腸炎の原因の大半は「感染性胃腸炎」であり、「感染性」という名前だけあって他人にうつる可能性がある病気なのです。

 

■急性胃腸炎の原因となる「うつる原因」は?

感染性胃腸炎の原因は大きく分けると2種類あり、ウイルスの感染による「ウイルス性胃腸炎」と、細菌感染による「細菌性胃腸炎」の2種類があります。

 

ウイルス性胃腸炎の原因となるウイルスは、主に「ノロウイルス」「ロタウイルス」「アデノウイルス」が挙げられます。

 

それぞれの感染の特徴は以下のとおりです。

 

・ノロウイルス:11月~2月に流行しやすい、感染力が強く、熱やアルコールへの耐性が高い

・ロタウイルス:2~3月に流行しやすい、感染力が強く、熱やアルコールへの耐性が高い、何度も感染するリスクがあるが、2度目は重症化しない傾向にある

・アデノウイルス:潜伏期間は3~10日、非常に感染力が強く乳幼児期にかかりやすい、多くの型があるため免疫がつきにくい

 

細菌性胃腸炎の原因となる細菌は、主にカンピロバクターやサルモネラ、黄色ブドウ球菌、病原性大腸菌が挙げられます。

 

それぞれの感染の特徴は以下のとおりです。

 

・カンピロバクター:潜伏期間が2~5日と長く、鶏肉など肉類による食中毒で感染しやすい

・サルモネラ:潜伏期間は数時間~3日程度、食肉や卵による食中毒で感染しやすく、少量の感染でも発症しやすい

・黄色ブドウ球菌:潜伏期間が最長6時間程度と極めて短く、健康な人の20〜30%程度がこれを保菌していると言われている

・病原性大腸菌:大半は無毒な種類だが、病気の原因となる種類がいくつか存在する、肉類の生食や調理時の加熱が不十分などの原因によって感染する

 

■急性胃腸炎がうつらないためには?

急性胃腸炎がうつらないためには、第一に「帰宅時のうがい手洗いを徹底すること」です。

 

第二に「十分な加熱調理と調理器具の殺菌消毒を徹底すること」、第三に「周囲に感染者がいる場合、便や汚物の処理・取扱には十分注意すること」です。

【 著者プロフィール 】

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  名前:橋本将吉(まさよし)

  専門:医学教育・内科医師

 勤務地:東京むさしのクリニック

生年月日:1986年7月28日

出身大学:杏林大学医学部医学科


難しいけど大切な医学知識を、いかに分かりやすく知ってもらえるかをモットーに日々奮闘中。


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