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ストレスは緑内障の原因になるの?

緑内障は、網膜と脳をつなげる視神経が異常をきたすことで起こる病気です。

 

そして、緑内障の多くは眼圧(眼球内の圧力)が高くなり、視神経が圧迫されることで起こります。

 

では、日常生活で強いストレスがかかったことで眼圧が高くなり、そのために視神経を圧迫障害し緑内障を誘発しまった、などということはあるのでしょうか?

 

■ストレスが原因で緑内障になるのか?

 

緑内障は視神経の障害によって起こる病気で、厚生労働省の統計調査によると日本人は40歳以上の約5%が緑内障にかかることが確認されており、意外にも多くの人がかかるリスクの高い病気だということが分かります。

 

この緑内障は、ストレスが原因になることはあるのでしょうか。

 

結論から言うと、ストレスで眼圧が上がってしまうことがあるので、ストレスが緑内障の原因になるということは十分あります。

 

たとえば眠れないほどの悩みを抱えると、睡眠不足が高じて眼圧の上昇を起こすことがあります。

 

ただ、ストレスによる眼圧上昇が原因で緑内障が起こるということはまだ医学的には立証されていません。

 

それでも長年のストレスで慢性的に眼圧が高くなり、視神経を圧迫し続けているうちに緑内障へと進展する可能性は否定できないものがあります。

 

○ストレスが緑内障の原因になるとしたら…

もともと緑内障を起こしやすい眼の構造の人が強いストレスを受けて緑内障を起こしてしまうという可能性はあります。

 

角膜と水晶体の間にある前房という部分が小さい眼ではそこを流れる体液(房水)が滞留しやすく、これにより眼圧が上がり、緑内障が発症・進展しやすくなります。

 

もともと房水が滞留しやすい眼を持つ人に強い精神的ストレスがかかり、不眠などにより眼圧が高い状態が続けば緑内障の発症・進展につながることは充分に考えられます。

 

つまりもともと緑内障になる可能性の高い人が現実的に緑内障になるのをストレスが推し進めてしまうというわけです。

 

■まとめ

 

今回はストレスが緑内障の原因となる可能性についてご紹介しました。

 

医学的にはストレスが緑内障の原因になるということは今のところ立証されていません。

 

しかし、ストレスによって緑内障の発症・進展を進めるという可能性は十分に考えられます。

 

ストレスがかかる生活が続き、ある日突然、激しい頭痛や吐き気、眩暈(めまい)などが起こったり、眼がかすんだり、一部視野が欠けたりするなどの症状が起きたときはすぐに医療機関を受診し、主治医の先生にきちんと病状を伝え、しっかり診断してもらうようにしましょう。

【 著者プロフィール 】

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  名前:橋本将吉(まさよし)

  専門:医学教育・内科医師

 勤務地:徳洲会病院内科外来

生年月日:1986年7月28日

出身大学:杏林大学医学部医学科


難しいけど大切な医学知識を、いかに分かりやすく知ってもらえるかをモットーに日々奮闘中。


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