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ヘルパンギーナは咳や鼻水といった風邪症状はないのか!?

手足口病、咽頭結膜炎(プール熱)と同じ夏風邪に分類されるヘルパンギーナですが、咳や鼻水などの風邪のような症状が出るのでしょうか?

 

夏風邪と聞くと、咳や鼻水といった風邪症状があるイメージですが実際の所はどんな症状なのか、注意すべき点はあるのかどうか調べ、まとめました。

 

■ヘルパンギーナは夏風邪の1つで咳などの症状が出るの?

 

少し変わった病名ですが、ヘルパンギーナとはいわゆる「夏風邪」と呼ばれるものです。

 

5歳以下のお子様がかかる場合がほとんどで、主な原因ウィルスとしてコクサッキーウイルスやエコーウィルスがあり、ウィルスが体内に入ると、2日~5日間の潜伏期間を経て発症します。

 

咳やくしゃみなどの飛沫感染や、唾液や共有したものからうつる接触感染が主な感染ルートで便からも感染します。

 

〇どのように診断されるの?

ヘルパンギーナは感染力が高く、幼稚園や保育園などで集団発生する場合が多いです。そのため医療機関を受診すると、診断の際には、通っている園や周りに感染している子がいないか聞かれることがほとんどです。

 

また、ヘルパンギーナは熱はあるのに咳や鼻水といった風邪症状はなかったり、インフルエンザの時のような体の痛みや頭痛をうったえる場合があるなど、様々な症状がみられるので、患者さんの訴えをもとに診断をします。

 

発熱後数日経つとのどの奥に水疱のようなものができるため、これが見つかればほぼ間違いなくヘルパンギーナです。

 

のどの症状があまり表れていない場合は診断を保留し、数日後にまた来てくださいと言われる場合もあります。

 

〇初夏から夏にかけて増える

夏風邪とよばれる通り、患者数は夏に多く7月8月が流行のピークです。

 

季節外れの時期に起こる場合もまれに報告されており、年中かかる可能性があるので冬場でも安心はできません。

 

また、原因となるウィルスがいくつかあるため、1度かかっても2回、3回かかる可能性もありますし、同じシーズンに複数回かかったという事例も報告されています。

 

〇咳や鼻水などの症状が出ることなく発熱することが多い!

風邪を引き起こすようなウイルスに感染した場合は、咳や鼻水などの症状が続き、その後に発熱することが多いです。

 

それに対してヘルパンギーナは、前症状はほとんどなく、突然高い熱が出ます。

 

のどの腫れや痛みが特徴的な症状で、ひどくなってくると、食べることも飲むことも痛みで辛いと感じるようになり、飲み込みにくくなります。

 

痛みを言葉にして訴えることができない乳幼児では、よだれが多く出たり、食べたり飲んだりすることを嫌がるようになります。痛みがあるため機嫌は悪くなるなどの症状が出ます。

 

■まとめ

 

熱はあるのに、一般的な風邪のような咳や鼻水がないということがヘルパンギーナの特徴で、熱も咳も鼻水もある場合は他の病気の可能性が高いです。

 

医療機関を受診する際には熱があるかどうか、咳や鼻水、のどの痛みがあるかどうかを事前に確認しておきましょう。

 

また、集団感染する可能性が高く、医療機関でも「幼稚園などで流行っていますか?」などと聞かれることが多いので、通っている幼稚園や保育園でヘルパンギーナにかかっている子がいるかどうかもチェックしておくと良いでしょう。

【 著者プロフィール 】

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  名前:橋本将吉(まさよし)

  専門:医学教育・内科医師

 勤務地:徳洲会病院内科外来

生年月日:1986年7月28日

出身大学:杏林大学医学部医学科


難しいけど大切な医学知識を、いかに分かりやすく知ってもらえるかをモットーに日々奮闘中。


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