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《医師直筆》太るのは体質?隠れ肥満や肥満症の原因や症状!

からだプラン編集部

こんにちは!

 

からだプラン代表の橋本です。

 

普段は内科医として働いています。

 

普段外来でも、「太りすぎじゃない?」と言われたから受診に来る、と言ったケースは意外と多いです。

 

今回は、そんな「太り過ぎ」に焦点を当ててみたいと思います。




☆肥満症とは

肥満とは

いきなりですがBMIをご存知ですか?

 

BMIとは広く世界で用いられる肥満度を表す体格指数のことです。

 

測り方は簡単。

 

BMI = 体重(kg)/身長(m)2

 

そしてBMI25以上は肥満と判定されます。

 

肥満症とは

必要以上に体脂肪が溜まる事によって、身体に悪影響が及んでいる状態ですね。

 

糖尿病・高脂血症・高血圧などがよく知られています。




☆隠れ肥満とは

痩せているから大丈夫?

見た目が太っていないからといって安心してはいけません。

 

見た目に関係なく体脂肪率が高いと『肥満』であるからです。

 

女性は20~29%・男性は10~19%が一般的な体脂肪率と言われています。

 

隠れ肥満は内臓脂肪型肥満

なぜ体脂肪率が高いのに、見た目には表れないのでしょう?

 

それは脂肪が蓄積されている場所に秘密があります。

 

隠れ肥満の方は、内臓に脂肪が蓄積する傾向が高いです。

 

そのため皮下に蓄積される場合より見た目に出にくいんですね。

 

因みに内臓脂肪は糖尿病・高血圧などを引き起こすリスクが高いです。

 

しかし皮下脂肪に比べて落としやすいのもまた事実。

 

ポジティブに捉え、さっそく対策を始めましょう。




肥満症の原因は何か

脂肪増加のメカニズム

なぜ体重が増えるのでしょう?

 

答えは簡単、消費エネルギーよりも摂取エネルギーが高いからです。

 

消費エネルギーは基礎代謝・活動エネルギー・食事摂取時の熱産生。

 

摂取エネルギーは食事により得られます。

 

消費されなかったエネルギーが脂肪などに変換されるのです。

 

食べすぎ

私たちは通常食べ過ぎないように、満腹中枢によって食欲がコントロールされています。

 

しかし、ストレスなどによりその機能が正常に働かないと、食べ過ぎてしまいます。

 

そして、食べ過ぎが続くとそれに合わせて胃が大きくなり、満足感が得られなくなります。

 

その悪循環が肥満を進行させる事になります。

 

食べ方の誤り

あまり食べていないのに肥満になる事があります。

 

それはどういう時でしょう?

 

ヒントはお相撲さんですね。

 

食事の回数を減らし、その分一回の食事量を増やす事は過剰エネルギーを発生させやすく、肥満を促進させるとされています。

 

また夜食の量が多かったり、早食いなども肥満を促進させると言われています。

 

運動不足

運動不足になると筋肉量が減少します。

 

減った筋肉量分だけ基礎代謝は低下します。

 

ただでさえ加齢によって低下する基礎代謝を下げてしまう事は、過剰エネルギーの発生促進を意味しています。

 

その結果、どんどん体脂肪が蓄積していきます。

 

遺伝と環境

「自分は太りやすい体質だから」

 

こんな言葉を聞いたことあるのではないでしょうか?

 

この言葉は決して嘘ではありません。

 

太りやすい遺伝子は確かに存在しているようです。

 

しかし、それよりも環境的な要因の方が肥満の原因になる事が多いようです。

 

まずはできることから始めましょう!




☆肥満のタイプ

リンゴ型肥満

上半身に脂肪が付きやすいタイプです。

 

リンゴのように全体的に丸い印象を受けます。

 

内臓脂肪が蓄積しやすい傾向を有しています。

 

洋ナシ型肥満

下半身に脂肪が付きやすいタイプです。

 

洋ナシのような印象を与える脂肪の付き方をします。

 

皮下脂肪が蓄積しやすい傾向を有します。




☆肥満が気になったら

お菓子、清涼飲料水は控える

お菓子や清涼飲料水は基本的に炭水化物、脂質が多く高カロリーなものが多いです。

 

当然、過剰エネルギーが生じやすくなり肥満になりやすくなります。

 

食べない、飲まない事が好ましいですが、どうしてもやめられない時は低カロリーな代わりの物を探すといいでしょう。

 

外食、ファストフードに注意する

一般的に外食、ファーストフードは高カロリーです。

 

野菜もきちんと頼むなどバランスを考える事が重要ですが、出来るだけ外食の回数を減らす事がさらに重要でしょう。

 

食事を選択する

自分が今何を食べるべきか考えてみましょう。

 

ドレッシング一つにしてもオイル入り・ノンオイルなど様々な選択があります。

 

この場合、もちろんノンオイルの方が肥満に対して効果的だと思われます。

 

調理法・食材など自分がするべき選択を意識してみてはどうでしょう?

 

食べ方を考える

『まとめ食い』『早食い』『どか食い』などの食事スタイルは体によくありません。

 

野菜など低カロリーな物からよく噛んで食べ始めるなど、食事の順番を変える事で過食を避ける事ができます。

 

ぜひお試しください!

 

摂取エネルギーを知る

少し面倒ですが、食事のエネルギーを知ることは非常に有益です。

 

日々の生活の中で目安が定まると、これくらいなら食べても大丈夫と思える事ができます。

 

そうすると、あなたの食事に対するストレスはかなり軽減されるはずです。

 

アルコールに注意する

自制心が緩んでしまったり、おつまみを食べてしまったりとアルコール摂取には注意が必要でしょう。

 

アルコール自体も高エネルギーで、脂肪肝などを引き起こす原因になる事もあります。

 

摂取する際は程よい量を心がけましょう。

 

ストレスを解消する

ストレスを受ける事で満腹中枢が上手く働かないことが知られています。

 

ストレスを食事ではなく別の方法で解消することで、過食を抑える事が出来るでしょう。

 

体を動かす事でストレスが解消出来る方法をオススメします。

 

運動をする習慣をつける

肥満になると体が重く感じ、運動に対するモチベーションが下がってしまいます。

 

そして運動しない事でさらに肥満が進行してしまう。

 

まずは、この悪循環から脱出しましょう!

 

少しの運動からでもスタートして継続させる事が重要です。

 

流行りに流されない

様々なダイエット情報が蔓延しています。

 

果たしてそのダイエット方法はあなたに合っているのでしょうか?

 

特定の食材のみを食べ続ければ栄養は偏りますし、怪しい痩せ薬で体調を崩したなんてよく聞きますね。

 

試す前にまず考えることをオススメします。




☆肥満の症状と合併症

糖尿病

肥満になると、血糖値をコントロールするホルモンが正常に機能しなくなります。

 

これにより糖尿病を発症する事があります。

 

典型的な症状は口渇、多飲、多尿、体重減少などです。

 

高血圧

食べ過ぎによる塩分の過剰摂取によって引き起こされます。

 

高血圧になると、血管に常に負担をかけている状態となります。

 

自覚症状が少ないため放置される事が多いですが、脳卒中や狭心症など重篤な症状を引き起こす原因になります。

 

呼吸障害

肥満はいびきや睡眠時無呼吸症候群の原因となります。

 

十分な睡眠を取る事ができなくなり、居眠り・注意力低下などを引き起こします。

 

重症化する事で、チアノーゼなどの命に関わる症状が出ます。

 

生理の異常

肥満になる事でホルモンが正常に機能しなくなり、月経不順、無月経や不妊症などの症状が出る事があります。

 

また、肥満の妊婦は妊婦糖尿病などの妊婦合併症を引き起こす可能性が高くなります。

 

運動が制限されるため、基本的に食事による治療が行われます。




肥満症の治療方法

食事療法

食事内容だけでなく食習慣まで含めた治療が行われます。

 

消費エネルギーと摂取エネルギーを計算することで適切な食事量を算出し、その中でバランスをよく栄養素を含んだ食事を行います。

 

また1日3回規則正しく食事する事で食習慣の改善を行います。

 

運動療法

定期的に運動し、基礎代謝の向上と体脂肪の減少をはかります。

 

基礎代謝が向上することで、太りにくい体質を作る事ができます。

 

また、体脂肪が減少する事で肥満は改善されます。

 

継続的な運動習慣を持つことは、肥満改善においてとても重要です。




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