病気の原因や治療、健康ダイエット法を知ろう!

《医師直筆》血糖値を下げる方法とホルモンの関係性について

 

こんにちは!からだプラン代表医師の橋本です。

 

普段は総合診療医として働いています。

 

先日外来であった会話を(ダジャレを混ぜて)ご紹介したいと思います。

 

 

患者さん
「先生、私の家系って糖尿病の家系じゃない?私が気を付ける事って何?」

 

橋本
「糖尿病って言うのは、生活習慣が重要な病気だから、予防のためにも生活習慣を見直すことが重要だよ。」

 

患者さん
「そっかー。あとさ、よく聞く言葉でインスリンって何?」

 

橋本
「興味を持つのはいいことだ。インスリンっていうのは、細胞に糖を取り込ませるホルモンだよ。そうすると血液から糖が減るから、血糖値が下がってくれるのだ。」

 

患者さん
「なるほど、つまりインスリンで糖が細胞にインスルわけだ。ふむふむ。」

 

橋本
「(華麗にスルー)そして、それが膵臓から出なくなっちゃったり、効かなくなったりするから糖尿病になるのさ。」

 

患者さん
「なるほどね!よし、私もインスリンの世界にインしちゃうわ~」

 

橋本
「ぬぬっ、やるな、諦めないっ(; ・`д・´)」

 

 

という事で、ホルモンの一つである「インスリン」についてコラムを書いていきたいと思います。

☆そもそも糖尿病とは

まず、本題に入る前に糖尿病のお話をしたいと思います。

 

糖尿病とは、「インスリンが分泌されなくなる」もしくは、「インスリンは分泌させるが効かなくなる」などの原因によって細胞に糖が正常に取り込めなくなり、慢性の高血糖となる疾患です。

 

高血糖になっても初期は無症状ですが、この状態で適切な管理をせずに放置すると、著しく生活の質を低下させる合併症が生じてしまいます。

 

また、虚血性心疾患(心筋梗塞、狭心症)などのリスクを高めたりします。

 

そして、糖尿病は、主に、1型糖尿病と、2型糖尿病に分けられます。

 

およそ95%の人が2型糖尿病と言われていて、主に中高年の正常~肥満体型が多いのが特徴です。

☆そもそも「血糖値」って、なんだ?

では、「血糖値」という言葉から考えていきましょう。

 

血糖値は、読んで字のごとく、「血の中にある糖分(血糖)」の量(値)のことです。

 

血液は、全身を巡っています。

 

そして、全身の細胞に酸素と栄養を配り、逆にそこから老廃物を回収しています。

 

細胞の栄養、それは糖分です。もう見えて来たかもしれませんね。

 

血糖値とは、血液の中にどれだけ栄養が流れているか、ということなのです。

高すぎても低すぎてもダメ!?

さて、この「血糖値」ですが、低すぎる時にどうなるか考えていきましょう。

 

もちろん、全身の細胞が栄養不足になってしまいますね。

 

特に、脳などの神経系での影響が大きいです。

 

ひどい場合には、意識を失うこともあります。

 

それでは、血糖は高ければ高いほどいいのでしょうか。

 

残念ながら、そうでもありません。

 

と言うのも、血糖値が高い、という事にも二種類あるからです。

 

血糖値が高い時

一つ目は、食後などで、全身の細胞に糖を配る直前である場合です。

 

食後に血糖値が上がるのは正常な反応ですので、大きな問題はありません。

 

二つ目は、全身の細胞が糖を受け取れなくなっている場合です。

 

これは怖いですね。

 

そこで、次は血糖値をどうやって調節しているのかを見ていきます。

 

もしかしたら、もう見えて来た人もいるのではないでしょうか。

☆インスリンが血糖値を下げる仕組み

いよいよ、本題です。

 

インスリンが血糖値を下げる仕組みを見ていきましょう。

 

結論から言うと、インスリンは、全身の細胞に糖を送り込ませることで、結果的に血糖を下げるホルモンです。

 

(そもそも、ホルモンとは、身体の機能を調節する物質のことを言います。)

 

詳しく説明すると、血液から糖を送り込めば、その分血糖値(血液中の糖の数)は下がっていきます。

 

これが、インスリンが血糖値を下げる仕組みです。

 

そして、このインスリン自体が出なくなることを「糖尿病」と言います。

 

また、インスリンを受け取る細胞自体が変化してしまっても、細胞は糖を受け取れなくなります。

 

もちろん、そうすれば血糖値は下がりません。

 

これも「糖尿病」の一つです。

☆高血糖でかかる病気

血糖値を下げられない状態のことを「糖尿病」と呼ぶことは、お話しました。

 

それでは、血糖が高いと、どうなってしまうのでしょうか。

 

実は、糖分は、血管に傷をつけます。

 

傷がついた血管は動脈硬化を起こしますし、そうすればその血管は細くなります。

 

もともと細い血管であれば、詰まってしまう事もあります。

 

これが、糖尿病で目が見えなくなったり、腎臓にダメージを受けることの正体です。

☆やっぱりインスリンは大切!

血糖値を上げる方法は、主に二つあります。

 

一つは食事です。

 

そしてもう一つは、ホルモンです。

 

インスリン以外のホルモンは、全て血糖値を上げる作用があります。

 

一方、血糖値を下げる方法は、インスリンを出す事しかありません。

 

それが出来なくなるということがどれほど怖い事なのかも、分かったと思います。

 

糖尿病予防のためにも、日ごろからの生活習慣は大切です。

 

食事や運動や睡眠をバランスよく意識して生活する事は、膵臓を大切にするだけでなく、健康面ではとても重要な事です。

 

からだプランでは人それぞれに合った生活習慣を作るためのノウハウが全て詰まっています。是非最大限活用してみてくださいね。