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りんご病は妊婦にうつると危険!?胎児に及ぼす影響と対策!

りんご病は、基本的に一度かかると再び発症することはありませんが、定期的に流行し、症状が重症化する場合もあるため、感染しないに越したことはありません。

 

特に一度もりんご病にかかったことのない大人は注意が必要です。大人の場合、発疹が出るだけでなく、合併症を起こすこともあるからです。

 

また、りんご病の感染症に注意が必要な大人と言えば妊婦さんです。

 

りんご病にかかったことがない妊婦さんはたくさんいらっしゃると思いますが、妊婦がりんご病になってしまった場合、胎児に影響が及ぶリスクがあります。

 

■妊婦のりんご病は胎児に影響する!?

 

妊娠中にりんご病に感染した場合、感染した妊婦さんのうち20%が胎盤を通して胎児に感染します。そして、そのうちの20%が胎児貧血や胎児水腫を起こします。

 

胎児に影響が出る確率は、感染した妊婦さん全体のうち4%ということになります。

 

妊婦のりんご病感染は、流産や死産といった致命的な状況になる可能性は低いですし、万が一感染してしまっていても治療法もあります。

 

もし、妊婦さんの家族や周りの人がりんご病に感染した、りんご病の人に接触した、りんご病に感染したかもしれないという時は、なるべく早く医療機関を受診し、医師の指示通りの治療を受けるようにしてくださいね。

 

■妊婦はりんご病抗体の有無を調べたほうが良いの?

 

妊婦さんでも以前りんご病にかかったことがある人なら、再び発症することはないため安心です。

 

しかし、りんご病にかかったのが子どもの頃だったり、ただの風邪だと思っていたりした場合、自分がりんご病にかかったことがあるかどうかが分からないこともあるでしょう。

 

そのような場合は、血液検査でりんご病の抗体があるか測定する方法があります。りんご病の抗体としてはIgG抗体を調べます。

 

妊活の1つとして検査を受けておくと安心ですが、妊娠前に行う場合は保険適応外になります。

 

■妊婦のりんご病対策のポイント

 

いくら妊婦さん自身が手洗いうがいに気を付けていても、パートナーやお子さんが外からりんご病のウイルスを持ち帰ってしまったら意味がありません。

 

そのため、妊婦さんだけではなく、そのパートナーや子どもといった周囲の人もしっかり感染予防を行う必要があります。

 

また、妊婦中にりんご病対策をするなら、風邪気味の人にも気を付けてください。

 

りんご病初期は風邪と似た症状が出るため、風邪気味の人はりんご病のウイルスを持っている可能性があるからです。りんご病を予防するポイントは、妊婦だけではなく家族全員で感染予防を行うことです。

 

■まとめ

 

妊娠のりんご病は胎児に影響を及ぼす可能性があります。

 

妊娠中の感染を予防するには、妊婦さん本人だけではなく、そのパートナーや家族もしっかりと対策を行う必要があります。

 

また、妊娠前だと自費になってしまいますが、あらかじめりんご病の抗体検査を受けておくと安心できるでしょう。

【 著者プロフィール 】

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  名前:橋本将吉(まさよし)

  専門:医学教育・内科医師

 勤務地:東京むさしのクリニック

生年月日:1986年7月28日

出身大学:杏林大学医学部医学科


難しいけど大切な医学知識を、いかに分かりやすく知ってもらえるかをモットーに日々奮闘中。


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