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《医師直筆》冬に大流行!感染性胃腸炎の原因・症状について

こんにちは。からだプラン代表の橋本将吉です。

 

普段は内科医として働いています。

 

皆さんもご存知の通り、病院には、毎日沢山の患者さんが来院します。

 

その中でも、「じっくり話すことが出来たらきっと良くなるのにな。」という患者さんもいます。

 

そこで、からだプランの出番です。

 

からだプランでは、「医学を楽しもう!」をモットーに健康ブログを書いています。

 

今回は、冬に大流行する胃腸炎についてです。

 

わかりやすく解説しているので、是非参考にしてくださいね(*^^*)

 

☆胃腸炎とは

まず、胃腸炎についてお伝えします。

 

胃腸炎とは、何らかの原因で、胃や腸に炎症が起こることです。

 

炎症が起こることによって、下痢や腹痛、嘔吐などの症状が突如出現する病気です。

 

胃腸炎には、大きく分けて二種類あり、感染性胃腸炎と、非感染性胃腸炎に分けられます。

 

今回は、感染性胃腸炎についてお伝えします!

 

☆感染性胃腸炎について

感染性胃腸炎は、細菌やウイルスに感染することで胃や腸管に炎症が生じるもののことを言います。

 

原因となる、細菌やウイルスには、様々なものがあるのですが、その中でも、食品を介しての感染を食中毒と呼ぶこともあります。

 

生ものや火を良く通していないお肉など、当てはまることがあります。

 

また、感染性胃腸炎の中でも、更に2種類に分けられ、細菌性胃腸炎とウイルス性胃腸炎に分類されます。

 

細菌性胃腸炎

細菌性胃腸炎の原因菌には病原性大腸菌、腸管出血性大腸菌、腸炎ビブリオなどが挙げられます。

 

今回は、主な細菌、黄色ブドウ球菌、カンピロバクター、サルモネラについて解説します。

 

黄色ブドウ球菌

黄色ブドウ球菌は別名「黄ブ菌(オウブキン)」などと呼ばれます。

 

この、黄色ブドウ菌は本当にどこにでもいる菌です。

 

黄色ブドウ球菌は、健康な人であっても、皮膚や喉などに存在します。

 

どのように、症状を引き起こすかと言いますと、増殖時に生成される毒素によって症状をひこ起こします。

 

例えば、汚染された食品の中で、生成された毒素を食品と一緒に食べてしまう事で体内に取り込まれ、発症します。

 

食品を食べてから1時間~6時間ほどで症状が見られます。

 

サルモネラ菌

サルモネラ菌は、人や牛や豚や鶏などの家畜の腸内、河川・下水など自然界に広く生息している細菌です。

 

犬、猫などのペットから感染することもあります。

 

食品では、肉や卵などに多いです。

 

75℃で1分以上加熱することで菌をやっつけることが出来るので、しっかりと加熱しましょう。

 

サルモネラ菌は、汚染された食品を食べてから1~2日で発症します。

 

カンピロバクター

カンピロバクターは、鶏肉での感染が多く、非常に患者数が多い、食中毒原因菌として知られています。

 

サルモネラ菌と一緒で、加熱することで菌をやっつけることも出来ますが、使用した調理器具からも感染することが多いので注意が必要です。

 

1~7日ほどの潜伏期間を経て発症します。

 

ウイルス性胃腸炎

一方、ウイルス性胃腸炎には、ロタウイルス、ノロウイルス、アデノウイルスなどが挙げられます。

 

ロタウイルスとアデノウイルスは特に乳幼児から小児に多く発症します。

 

ノロウイルスは、秋から冬にかけて乳幼児から高齢者にまで、流行するウイルスです。

 

生牡蠣に多く生息しているのはご存知の方も多いかと思います。

 

ノロウイルスは、全食中毒の中でも一番患者数が多いと言われています。

 

吐物や糞便処理後の手洗いが不十分であったり、

 

☆感染性胃腸炎の症状

次に、感染性胃腸炎の症状についてお伝えします。

 

胃腸炎の原因によっても異なりますが、腹痛や下痢、嘔吐などの症状が生じます。

 

しかし、感染性胃腸炎の中でも、細菌性胃腸炎の場合は、嘔吐よりも下痢症状の方が強く、発熱がしやすいのも特徴です。

 

血便となる場合もあります。

 

一方で、ウイルス性胃腸炎の場合は、下痢症状よりも嘔吐症状の方が強く現れる傾向にあります。

 

下痢が血便になることはほとんどありません。

 

辛い症状の胃腸炎ですが、胃腸炎になった場合はどのようにすれば良いのでしょうか?

 

感染性胃腸炎は対処療法が大切になります。

 

下痢が出れば、整腸剤、熱が出れば解熱剤、吐き気があれば吐き気止めを使用します。

 

おかゆやスープなど消化に良いものを食べて、しっかりと休むことが一番の治療法です。

 

刺激になるものを避け、しっかりと休息をとりましょう。

 

☆胃腸炎にならない為に

そんな辛い症状の感染性胃腸炎。

 

胃腸炎になりたくないと思っている方はほとんどではないでしょうか。

 

そこで、胃腸炎の予防についてお伝えします。

 

胃腸炎にならない為に、大切なことは普段から免疫力を高めておくことです。

 

運動、食事、睡眠をしっかりと取ることによって、免疫力が上がります。

 

人は疲れている時、すなわち、免疫力が下がっている時に病気にかかりやすくなっています。

 

普段から生活習慣を整えることが大切です。

 

また、手洗いうがいをしっかり行いましょう。

 

外を歩いていると、どこにウイルスがいるかわかりません。

 

きちんとした手洗いうがいで胃腸炎を予防しましょう。

 

食事にはしっかりと火を通すことも忘れないでくださいね(*^^*)

 

☆まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

今回は、感染性胃腸炎について解説しました。

 

感染性胃腸炎は恐ろしいほどの感染力を持っています。

 

免疫力を高め、しっかりと予防しましょう。

 

最後までお読みいただき有難う御座いました!

 

からだプラン 代表医師 橋本将吉

【 著者プロフィール 】

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  名前:橋本将吉(まさよし)

  専門:医学教育・内科医師

 勤務地:徳洲会病院内科外来

生年月日:1986年7月28日

出身大学:杏林大学医学部医学科


難しいけど大切な医学知識を、いかに分かりやすく知ってもらえるかをモットーに日々奮闘中。


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