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《医師直伝》インフルエンザの新薬ゾフルーザついて徹底解説

こんにちは。からだプランです。

 

皆さんもご存知の通り、病院にはたくさんの患者さんが来院します。

 

からだプランでは、「もっと医学を楽しもう!」をモットーに、医学をたくさんの方に楽しんでいただけるように健康ブログを書いています。

 

楽しく読んでもらえたら嬉しいです(*^^*)

 

今回は、冬に大流行するインフルエンザについてお話したいと思います。

 

このブログを読んでいる皆さんの中にも、インフルエンザに罹ったことがある人はいるのではないでしょうか?

 

最近インフルエンザと言ったら、新薬が出たニュースが記憶に新しい方もいるのではないかと思います!

 

そこで、今回は、インフルエンザの新薬、ゾフルーザについてお話ししたいと思います。

 

ゾフルーザについてはYouTubeでも解説しています!動画で学びたい方はのぞいてみてくださいね(*^^*)

 

☆そもそもインフルエンザとは?

本題に入る前に、インフルエンザについてお話しします。

 

インフルエンザは、インフルエンザウイルスによって引き起こされる感染症です。

 

日本では主に冬季に流行します。

 

よく、風邪とインフルは違うの?といった質問をされますが、この二つは全くの別物です。

 

症状の違いとして一言で表すとすると、風邪は緩やかに進行をし、インフルエンザは急激に発症することです。

 

インフルエンザにはA型、B型、C型があり、急激に高熱が出たり、全身の痛みなど、全身症状が見られます。

 

インフルエンザの対処療法としては、薬物療法が一般的です。

 

その薬には、一般的に、タミフルやリレンザ、イナビルが処方されていました。

 

タミフルとは、内服薬で、1日2回、1回1錠を3日~5日間服用します。

 

逆に、リレンザとは、粉末を気道・肺に吸い込む吸引薬で、1日2回、5日間使用します。

 

イナビルも粉末を気道・肺に吸い込む吸引薬なのですが、1回に2容器分を使用します。

 

イナビルの1容器には20mgのラニナミビルが2か所に分かれて10mgずつ入っています。

 

成人は40mgの吸入が必要なので、2容器吸入を行うことになります。

 

つまり、治療全体は一度で完結しますが、吸入回数で言うと成人は4回の吸入を行う事になります。

 

タミフルやリレンザ、イナビルなどの薬理学的な作用としては、インフルエンザウイルスを閉じ込めて、他の細胞に移らないようにして、その後の症状を抑えるというものです。

 

この薬を用いる場合には、インフルエンザ様の症状が現れてから2日以内に使用します。

 

この3つの薬は有名なので、をインフルエンザに罹った時に、処方されたことのある人もいるのではないでしょうか?

 

そんなインフルエンザの新薬にゾフルーザが誕生しました!

 

☆新薬ゾフルーザについて

このゾフルーザは内服薬で、一回のみとなっています。

 

その為、小さな子どもや高齢者にはとても飲みやすいです!

 

呼吸機能が弱っている高齢者には、吸引薬はとても辛いですよね。

 

子どもが薬を嫌がってなかなか飲まずに大変な思いをした親御さんもいるのではないでしょうか。

 

しかし、このゾフルーザなら、1回飲めば終わりなので、画期的な薬であるといえるでしょう!

 

今回の新薬のゾフルーザの薬理学的作用としては、細胞内でのインフルエンザウイルスの増殖自体をブロックしてくれます。

 

タミフルやリレンザ、イナビルと比べてインフルエンザウイルスが早く体内からなくなってくれることが挙げられます。

 

しかし、症状が改善されるまでの時間はタミフルと大差ないという研究結果もあります。

 

しかも、このゾフルーザは他のインフルエンザの薬と比べ、価格が高いです。

 

なので、医師の中では、特別患者さんから言われない限り処方しないという意見もあります。

 

☆新しい薬が良い薬とは限らない!?

一番いけないのが、「新しい薬ほど、良い薬」という信念です。

 

これは、間違っていることもあるので、注意が必要です。

 

日本でよく使われるインフルエンザの治療薬で、古いものはタミフル、リレンザで、少し新しいものに、ラビアクタやイナビルなどが挙げられます。

 

しかし、ラビアクタは注射の薬で、処置室での投与を必要とします。

 

処置室にはたくさんの患者さんがいますから、ここで2次感染のリスクがあります。

 

新しい薬だから効果が抜群かというとそうではなく、ラビアクタはタミフルよりも効果が高いというデータはありません。

 

先ほど紹介させて頂いたゾフルーザの研究では、薬効において大人はタミフルと同じくらいであるとされています。また、子どもでは、まだどれくらい効果がありかはっきりしていません。

 

結果、インフルエンザにかかってしまった際は、安静にし、栄養を取ることが大切です!

 

いち早く治すためにも、休養をしっかりし、身体を休め、免疫力を高めましょう。

【 著者プロフィール 】

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  名前:橋本将吉(まさよし)

  専門:医学教育・内科医師

 勤務地:徳洲会病院内科外来

生年月日:1986年7月28日

出身大学:杏林大学医学部医学科


難しいけど大切な医学知識を、いかに分かりやすく知ってもらえるかをモットーに日々奮闘中。


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