健康ブログ

《医師直筆》健康診断で脂質異常症(高脂血症)と言われた人へ

からだプラン編集部

 

こんにちは!からだプラン代表の総合診療医の橋本です。

 

普段の外来でも、「健康診断で脂質異常症(高脂血症)と言われました」と受診に来るケースは非常に多いです。

 

今回は、そんな「脂質異常症(高脂血症)」に焦点を当ててみたいと思います。

 



☆「脂質」ってなんだろう?

まず、「脂質」とは何かについて簡単に説明します。

 

脂質は、アブラです。体内で加工されて細胞やホルモンの原料になります。

 

またちょっと難しいのですが、胆汁に多く含まれており、アブラを体に吸収しやすくする役割もあります。

 

アブラだからと言って憎みすぎるのは良くない、ということだけ分かってもらえれば良いと思います。

 

その脂質は食事に含まれています。

 

人は食事をして、脂質を身体に取り入れるのです。

 



☆「脂質異常症(高脂血症)」とは

さて、本題です。先ほど述べたとおり、脂質は身体に必要なものです。

 

この脂質が身体にとって多すぎる状態のことを「脂質異常症(高脂血症)」と呼びます。

 

脂質異常症は、これだけでは症状はありません。

 

糖尿病と同じで、サイレントキラーと呼ばれる生活習慣病の一つです。

 

脂質異常症の人は、身体の血液中にアブラが常に浮いた状態になります。

 

血管の中の多すぎるアブラは、血管にくっつき、炎症を起こして、硬くなります。

 

それを動脈硬化と言います。

 

動脈硬化が起こると、血管がもろくなったり、詰まりやすくなったりします。

 

それはすなわち、心筋梗塞や脳卒中のリスクが上昇するという意味でもあるのです。

 

まとめると、脂質異常症は自覚症状は無いが、放置すると危ないんだよ、というものです。

 



☆脂質異常症の原因

そんな憎き脂質異常症ですが、原因は何でしょうか。

 

遺伝によるもの、甲状腺機能低下症やネフローゼ症候群に伴うもの、ステロイド内服による副作用によるものなど様々な可能性があります。

 

しかし、私の外来でもやはり一番多いのは、生活習慣によるものです。

 

また、どんな可能性があったとしても、生活習慣を正すことに悪い事はありません。

 



☆治療

治療の第一は生活習慣の改善です。

 

生活習慣とはすなわち、食事運動睡眠です。

 

①食事を考える

脂っぽい食べ物を控えたり野菜から食べるようにしたり、噛む回数を増やすようにする、などのなどの対策が非常に重要です。

 

食事については他のコラムでもたくさん書いているので、楽しく読んでくださいね。

 

自分に合った方法を見つけるようにしましょう。

 

②運動をする

運動をして、身体の余分な脂の量を減らします。

 

有酸素運動と無酸素運動を組み合わせるといいでしょう。

 

からだプランでは沢山のプラン(健康体験)を紹介していますので、色々なものに挑戦してみてくださいね。

 

③きちんと睡眠をとる

きちんと睡眠をとるようにすると、昼間の気分が変わったり、おかげで運動量が増えたりします。

 

そうなると、昼間の動きで疲れて、夜に良く眠れるようになるという、素敵な生活習慣が出来るようになります。

 

脂質異常症の人は、睡眠についても考えてみるようにしてください。



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