健康ブログ

《医師直筆》便秘のお腹の張りをスッキリ解消!野菜や予防法

からだプラン編集部

こんにちは。総合診療医の橋本です。からだプランにお越し頂き、ありがとうございます。

 

皆さんもご存知の通り、病院にはたくさんの患者さんが来院します。その中には、ゆっくり時間をかけてお話しすることが出来たら、きっと良くなるだろうな、と思う患者さんも沢山います。そこで、からだプランの出番です!

 

からだプランでは「もっと医学を楽しもう!」をモットーに、医学をたくさんの方に楽しんでもらえるよう、健康コラムを書いています。

 

そしてお察しの通り、収益は全く無い状態で書いておりますので、楽しく読んでもらえると嬉しいです。

 

今回は「お腹の張りをスッキリさせる!便秘を解消する為の全て!」というタイトルでコラムを書いてみたいと思います。

 

分かりやすく書いていますので、是非楽しく読んでみてくださいね(*´▽`*)

 

まずはいつも通り、外来でよくある会話を(冗談交じりで)ご紹介したいと思います。

 





患者さん
「先生、お腹が張って時々痛い。いつもの下剤ちょーだい。」

 

橋本
「はいはい、いつものお薬って、結構下剤飲んでるねえ。」

 

患者さん
「うん。それでも全然出ないの。私のお腹、いつもおさぼりさん。」

 

橋本
「可愛い表現だけど、あまり褒められたものじゃないねえ。ちなみに水分あんまり取らない人?」

 

患者さん
「おしっこ行きたくなるじゃん。」

 

橋本
「野菜は食べる人?」

 

患者さん
「野菜嫌い。」

 

橋本
「運動はする人?」

 

患者さん
「しない。絶対。あたし運動音痴。」

 

橋本
「自分で言っててどうよ?笑」

 

患者さん
「あ、あたしの便秘って、当たり前?笑」

 

橋本
「腸だけにチョウゼン(当然)だね。」

 

患者さん
「あいたたた、、、」

 

ということで、今回はよく外来に来られる悩みの一つである「お腹の張り、腹部膨満感、便秘」について説明したいと思います。

 

特に今回は、下剤や薬に頼らない、予防について中心に書いています(*´ω`*)

 




☆まず、様々な可能性があります

お腹の張り、腹部膨満感、便秘の症状の原因には、様々な可能性があります。例えば、次のような物があります。

 

空気嚥下症、腸閉塞(イレウス)、便秘、巨大結腸症、直腸脱、腹壁瘢痕ヘルニア、甲状腺機能低下症、過敏性腸症候群、ポルフィリン症、うつ病など様々な原因があります。

 

そしてご覧いただいた通り、ただの便秘だと思っていても、危険な病気がが原因になって、便秘につながっている事がありますので、注意が必要です。

 

やはり症状が続く時には病院を受診し、検査をする必要があります。受診する科は主に消化器科となります。

 




☆病院では「何もないよ」と言われちゃいました

しかし、症状が辛くて病院に行ったにも関わらず、レントゲン写真やCTをとっても「ちょっと便とガスが溜まっているぐらいだね。大きな異常はないよ。

 

もしまた症状がひどくなったら受診してね。」と言われて、トボトボ帰る経験をした事がある人も多いと思います。

 

また、大腸カメラで大きな異常は無かったから安心していいよ、と言われた方もいるかもしれません。

 

皮肉な事に、大腸カメラは、検査前に下剤をしっかり飲んで排便した後に行うので、「全く何も異常ないよ」という事になってしまうのです。

 

それらの場合には、腸の動きが悪く、食べた物がうまく腸から肛門に運ばれていない可能性があります。それがいわゆる便秘なのです。

 




☆まず、お腹(腸)の仕組み

では、腸の動きを良くするためにはどうしたらいいのでしょうか。少し医学の勉強をしてみましょう。

 

まずはお腹の中の絵を見てみましょう。

ご飯を食べると、口から入って、食道から胃に進み、小腸、大腸と進んで、最終的に肛門に辿り着き、外に排泄されます。

 

これがお腹の中でご飯が運ばれていく仕組みです。

 

さらに説明すると、この過程で食べ物から栄養素がどんどん吸収されていき、どんどん栄養が含まれていない便となっていき、最終的には水分さえなくなり、便となって外に排泄されるのです。

 

こうやって人間は食べ物を「消化・吸収」しているんですね。

 

さて、次から便秘の治療と予防の話です。

 




☆便秘の治療と予防その① 食べ物(野菜)

食べ物は腸の動きに大きな関係があります。

 

例えば、野菜を全く食べない人と、野菜を多めに食べるようにしている人とでは、どちらの人の方が腸の動きが良いでしょうか。

 

そうですね、野菜を多く食べる人です。

 

野菜は腸の中から「チクチク」と刺激してくれるので、動きが良くなるのです。

 

次のイラストを見てみて下さい。

このように、野菜は腸の中からチクチク刺激して、腸を中から動かしているのです。

 

そして、その野菜を食物繊維と言います。だから「食物繊維を取りなさい、野菜を食べなさい。

 

そうすればおなかの調子が良くなるよ」と説明されるのです。

 




☆便秘の治療と予防その② 筋肉(運動)

今度は、食べた物を運ぶ方法について説明したいと思います。

 

食べた物を運ぶ際に、重要なポイントは二つあります。

 

まず一つ目は、腸の周りの大きな筋肉です。

 

ちょっと次の図をご覧ください。

絵のクオリティが徐々に低くなってきました。初めのモチベーションが続くわけがないのです( ˘ω˘ )

 

この図は腹筋だけですが、このように、胃腸は腹筋背筋骨盤底筋群などの大きな筋肉に囲まれています。

 

これらの筋肉達は、人が動く度に「ギュッギュッ」と引き締まり、腸を動かします。

 

そうすると、食べ物がうまく流れるようになります。

 

ですので、運動をすることで、これらの筋肉を日頃から鍛えておくことが、治療としても予防としても重要です。

 




☆便秘の治療と予防その③ 水分

さて、当たり前と言われてみれば、当たり前の話をしたいと思います。

 

単純に考えて、便を柔らかくしようと思ったら、どこで便に水を含ませますか?ちょっとイラストもつけてみます。

え、使いまわしじゃないかって?スルーです。

 

そうですね、腸管では水を「吸収」するので、そもそも入り口(口ですね)から沢山、水を飲まないとダメですよね。

 

細かい話をすると、腸管の中でも便に向かって水分は分泌されているのですが、身体に蓄えている水分の量が少なければそれも少ないので、やはり水を飲むことが重要になるのは、お分かりいただけるのではないでしょうか。

 

目安としては、1日2リットルです。

 

一気に飲むのは大変ですので、チビチビと口に含ませる回数を増やして、1日2リットルを目指しましょう

 

 

☆便秘の治療と予防その④ ストレス

最後に、とても重要なお話をしたいと思います。

 

それは、ストレスが便秘に関係するという話です。

 

腸管の周りには沢山の神経が取り巻いています。

 

アウエルバッハ神経叢とマイスナー神経叢なんて、かっこいい名前です。

 

名前はちょっと置いておいて、それらの神経が何をやっているかと言うと、腸の動きに関係しています。

 

ですので、これらの神経の動きが悪いと、腸の動きが悪くなってしまうのです。

 

ちなみにこの神経は、最近有名になってきた「自律神経」の一部です。

 

この自律神経は、ストレスの影響をとても受けやすいのです。

 

これらの理由から、「腸は第二の悩める臓器、すなわち第二の脳なんだよ」なんて説明するおじいさんドクターもいます。

 

ストレスは腸の動きに関係しているのです。

→ ストレスに弱いな、メンタルを強くしたいなと思っている方向けのコラムはこちらです(´▽`*)

 

さて、予防法ですが、ストレスを発散させるのが良い方法になります。

 

ストレスを発散させる方法は沢山ありますが、からだプランでお勧めしているのは、身体を動かすことです。

 

運動が苦手な人も多いと思いますが、一度始めたら意外と面白いかもしれません(^^♪

 

からだプランでは、初心者でも始めやすい運動を沢山ご紹介していますので、もし興味があれば、覗いてみてください。運動は動脈硬化の予防にもなる上に、疲れを誘うので、夜はぐっすり眠れるようになります。

 




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