健康ブログ

《薬剤師直筆》この薬、一体いつまで飲まなきゃいけないの?

からだプラン編集部

こんにちは。薬剤師の堀江です。

 

私は普段薬局で勤務しています。

 

その中でよくこのような質問を患者様からお聞きしますので、紹介したいと思います。




☆薬で病気は治療できるのか

薬は症状を抑えるが、病気を治すものではない

この患者様は、血圧を下げる薬、血糖値を下げる薬など、毎日5-6種類を飲んでいる方です。


患者様は、病気を治すために病院に行き、薬局で薬をもらいに行きます。


しかし、何年も飲み続けていても、いっこうに薬の数が減ることがないことに心配を覚え、聞いてこられました。

 

そのとき、私はこう答えました。


残念ながら、薬で病気は治りません。薬はあくまで補助的な方法でしかないからなんです。

 

何故なら、例えば血圧を下げる薬なら、高くなった血圧を下げる効果を持ちます。

 

薬を飲んでいるから血圧が下がっているんです。

 

その薬をやめてしまったら、血圧は元に戻ってしまうんです。」


残酷に聞こえるかもしれませんが、それが実際なのです。

 

病気が治るかどうかは、身体の免疫力にかかっている

「病気になったから病院にいく。」

 

「薬をもらったから飲んで治す。」

 

こうしたことは、医学がすすんだ現代では、ごくありふれた日常の一コマにも見えます。

 

しかし医学がすすんだ現代でも人は病気にもかかれば、その治療のなかで苦しい思いをすることがあります。

 

何が言いたいかというと、薬は病気そのものを根絶させるというよりは、病気に立ち向かおうとする身体の働きをサポートするように作られていることが多いものなのです。

 

人間の身体はたまに病気になることもありますが、基本的には生命を維持するための活動はすべて無意識に行い、身体を生かし続けるように設計されています。

 

そして、病気になれば、病気がなくなるように、まず身体のほうが立ち向かっていくものなのです。

 

こうした病気に立ち向かう力は、免疫力と呼ばれます。

 

投薬に限らず、医療というものの多くは、人間の生まれ持った免疫力に大きな期待をしたうえで、免疫力を引き出すために行われるものです。

 

つまり、医療が人の病気を治療していく凄さというのは、見方を変えれば、それによって引き出される免疫力の凄さだとも言えるのです。




☆服薬をやめるには

薬の効果を薬以外のものから得れば、服薬は不要になる

ではどうしたら薬をやめることが出来るのでしょうか?

 

実は、これまでの話のなかに答えが示されています。

 

人間の身体には、それ自体に、自分の身体を生かし続けるように、より健康な方向に向かっていくような力が宿っています。

 

現代人の多くが陥りがちな不健康も、実は生活習慣の乱れによって、こうした健康へと向かっていく自分の身体の力を引き出せていないことに起因するものだと言える場合が少なくありません。

 

血圧の例でいえば、血圧自体は何かしらの理由で上がっているわけですが、その原因が普段の生活習慣に隠れているのです。最近の話題だと、やれ減塩だとか、運動をしろだとか。

 

もはや「耳タコ」だと思います。

 

それは、塩分の摂りすぎや運動不足は血圧を上げる、つまり普段の生活習慣が大元の原因だからなのです。

 

つまり、血圧を下げるための薬を飲まなくても、血圧が上がりすぎないような生活習慣を心がければ、血圧は通常下がります。

 

そうした力は基本的には、人間が生きているからには、誰にでも備わっているものです。

 

薬は一時的な治療に用いるものが原則、と理解しよう

とはいえ、病気にかかってしまったとき、健康が大きく害されているようなときにまで、服薬の意義を否定しようということではありません。

 

たしかに生きていれば病気にかかってしまうこともあるし、そうした状態では、身体に直接作用する薬が発揮する効果は計り知れません。

 

しかしそうであっても、薬を飲んでも病気の原因そのものを根絶できるかどうかは別問題だということを抑えておく必要があるでしょう。

 

たとえば風邪にかかって風邪薬を飲む場合であれば、風邪の症状を薬で抑えて楽にして、深くぐっすり眠れるようにすることで免疫力を引き出す、というかたちで治癒に向かっていくのです。

 

どんな薬にも副作用があります。

 

そのため、病気の治療であれば、病気を治すために免疫力を引き出すために飲むし、病気などではない(血圧や血糖値などの)不健康な状態の修正のためであれば、生活習慣を正すまでに大きな病気を引き起こさないために飲む、といったように薬は一時的な使用に抑えられるようにしていくことが好ましいのです。




☆生活習慣を改善するための3つのコツ

そうですよね。それが肝心なところです()。


とは言ってもいきなりジムに通うなどして、運動に励むものなら1ヶ月も続かず挫折してしまうのが現実です(私は1週間で月謝を払うだけになりました)。


ですので、自分ができる範囲で簡単なことから始めてみてはいかがでしょうか?

 

空いた時間を活用して運動する

例えば、「テレビを見ている最中に、フラフープを回すように腰を回す」です。

 

実際に私も取り組んでいる内容です。


一見バカバカしく思える内容ですが、1週間も続けば、腰回りの変化に気付くはずです。

 

1度続けば、それが自身の成功体験となり、次なるステップへのやる気にもつながります。


ただ、家族には変な目で見られますので、事前に説明をしておくことが無難です()。

 

簡単なことから始めてみましょう。

 

仲間を見つけて運動をする

あるいは、一人でやっている努力だから挫折してしまうということもあるでしょう。

 

であれば、仲間を見つけてモチベーションを保てるようにするという方法もあります。

 

ジョギングやサイクリングなどであれば、同じ趣味をもつ人同士であれば、励ましあいながら続けたりもしやすくなります。

 

地域や学校、職場などで仲間を見つけられる人は言うまでもありません。

 

特に一緒に運動できる仲間なんて見当たらない、という人も大丈夫。

 

からだプランでは慣化するまで辛いと感じがちな運動を楽しく行えるように、モチベーション維持のためのコーチング行なっています。

 

「そもそも運動なんて楽しいと思ったことがない」という人も、まずは気軽にいらしてください。

 

健康的な行動を、自分の趣味や気晴らしと一致させる

基本的に、身体にいいこと、健康にいいことは自分の身体にとっては喜ばしいことなので、大半は本当は心地よく感じられるものだと思います。

 

運動にしろ食事にしろ、生活習慣の改善がはじめは辛く感じられるのは、それが普段とちがう行動で、意識しなければできないことだからでしょう。

 

野菜をたくさん食べること、身体を思いきり動かして汗をかくこと、あたたかいお風呂に長くつかること、慣れればどれももう心地よいことのはずです。

 

そういう意味では、食事にしろ、運動にしろ、睡眠にしろ、自分にとって習慣化させやすいものから習慣化していくのが手っ取り早いアプローチとも言えるでしょう。

 

もともと自炊ができる人なら、食生活は自力で変えやすいでしょうし、学生時代運動していたことがあるのであれば、運動習慣は変えやすいでしょう。

 

あるいは、毎日寝る前にすこし暖かい飲み物で身体をリラックスさせてから眠るようにする、というのも一つの立派な健康法です。これが嫌でたまらないという人は少ないでしょう。

 

こんな風に、まずは自分にとっての「心地よさ」と一致させやすいものから生活習慣を見直すことも有効なアプローチと言えます。




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