健康ブログ

《医師直筆》肺がんの種類、初期の症状、原因、治療について

からだプラン編集部


こんにちは!

 

からだプラン代表医師の橋本です。

 

内科医として働いています。

 

今回は、人体の臓器の一つ「肝臓」にスポットを当ててみたいと思います。




☆肺がん

今回のコラムでは、肺がんについてご紹介させていただきます。

 

肺がんは進行が早く、悪性度が高く、死亡リスクも高いがんと言われています。

 

ここでは、まず前提となる知識として、肺とは何か、がんとは何かをお話しします。

 

肺とは

肺とは呼吸をするための器官であり、酸素を体内に取り込み、二酸化炭素を体外に排出する役割を持ちます。

 

構造としては、右肺と左肺があり気管支がそれぞれに繋がっています。

 

その後、気管支は細かく枝分かれしていき、肺にある肺にあるとても小さな袋である「肺胞」まで到達します。

 

そして、肺は、この肺胞の集まりである、と言えるでしょう。

 

この肺胞の面積を合計すると、左右でおよそテニスコートの半分くらいの広さになるそうです。

 

それでは、次に呼吸の仕組みを見ていきましょう。

 

気管を通った空気が気管支を通り肺に到達し、肺胞で酸素と二酸化炭素の交換を行なっています。

 

がんとは

がんは、日本における死因の1位を占めています。

 

しかし、がんとは何なのかはあまり知られていないように思えます。

 

簡単に説明しますと、がんとは、遺伝子の異常によって、増殖のコントロールが効かなくなった細胞のことです。

 

ですから、体内で無限に増殖し体に悪影響を及ぼします。

 

医学的には、さらに大きく二種類に分けられるのですが、ここでは触れません。




☆肺がんの種類

肺がんは、基本的に4つの種類に分類されます。

 

ここではその4種類をご紹介しましょう。

 

基本的に、増えている細胞がどんな細胞に近いか、という分類になっています。

 

腺がん

腺癌とは、胃液や唾液を出す腺組織に似た形状のがんです。

 

肺がん全体の50%ほどをしめると言われています。

 

このタイプは、肺の奥のほうにでき、そして、実はタバコとの関係が薄いとされています。

 

扁平上皮がん

皮膚や粘膜などの扁平上皮に似た形状のがんです。

 

肺の入り口付近にできやすい傾向があります。

 

このタイプはタバコとの関係が非常に高い事が特徴です。

 

肺がん全体の25~30%ほどを占めると言われています。

 

大細胞がん

このタイプは上記の腺組織や扁平上皮など正常な組織に似た形状がありません

 

肺がん全体の数%をしめます。

 

このタイプは、肺の奥の方にできやすい傾向があります。

 

 

小細胞がん

このタイプも大細胞がんと同様に、正常な組織に似た形状がありません。

 

大細胞がんとの違いは、名の通り細胞の大きさです。

 

このタイプは肺の入り口付近にできやすく、喫煙者に発生しやすい傾向があります。

 

また、とても成長が早く、転移しやすい特徴を持ちます。

 

そして、肺がん全体の10~15%をしめます。




☆原因は?

第一に、喫煙

最も代表的な原因は、喫煙です。

 

タバコに発がん性物質が含まれることについては、知っている人も多いと思います。

 

ですが最近では、喫煙習慣がなくても他人の喫煙時のタバコの煙を吸ってしまう、いわゆる受動喫煙が問題になっています。

 

遺伝も関係……?

先ほどご説明したように、がんは遺伝子の異常によって発生します。

 

現在では、どの遺伝子が異常を起こしやすいかなど、様々な事がわかってきています。

 

遺伝子検査によって、自分がどのタイプのがんにかかりやすいか知る事もできるようになっています。

 

また、親戚ががんにかかっている場合はそのがんにかかりやすい可能性がありますので、注意深く定期検診を行う事をオススメします。




☆症状

初期症状

肺がんの初期症状はほとんどありません。

 

呼吸器系症状

ある程度肺がんが進行すると、せき・痰・息切れなどの呼吸器に関係する症状が見られます。

 

喫煙の習慣があると、これらの症状が肺がんによるものと気がつきにくく、肺がんの発見が遅れる事があります。

 

また、さらに進行する事で、呼吸困難など様々な症状を引き起こします。

 




☆予防方法は?

第一に禁煙!!!

肺がんは、喫煙によりなりやすくなるのは、有名だと思います。

 

実際、ある調査によると、男性では4倍以上、女性では3倍ほどリスクが高まります。

 

もし肺がんの予防を考えるのならば、今すぐにでも禁煙する事をオススメします。

 

そして、喫煙に代わるストレス解消として、運動を始めてみませんか?

 

検診

日本では、定期的な検診を推進する事で、がんの早期発見を目指しています。

 

先ほども書いたとおり、肺がんは死亡率が高いがんなので、出来るだけ早期に見つけてあげることが大事です。

 

ですが、自覚症状が出るときには、もうかなりがんが進んでしまっていることも多いです。

 

肺がんの早期発見は、重篤な症状の予防となりますし、転移や死亡のリスクを大きく下げることになります。




☆治療

肺がんを含むがんの治療は、その患者さんの状態によって変化します。

 

それだけ患者さんが自分にとっていい治療を選ぶ事が重要になってきました。

 

肺がんの治療は、ほかのがんと同じように、放射線や抗がん剤、外科治療などを併用する事が一般的です。

 

最近では、とあるタイプのがんにしか効かないかわりに、副作用の少ない抗がん剤、というものも増えてきました。




他の記事を探す

※空白文字だけでは検索できません