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《医師直筆》五月病にならないためにセロトニンを増やそう!

五月病(6月病)にならないようにするためには、ホルモンの1つ「セロトニン」を増やすことが有効だといわれています。

 

「焼き肉屋さんでホルモンをたくさん食べたらいいのでは?五月病なんて吹き飛ばして元気になれそう!」と思う人もいるかも…?

 

ですが、残念ながらそのホルモンではありません。ここでいうホルモンとは、神経伝達物質である「セロトニン」という脳内ホルモンのことです。

 

■セロトニンとは?

セロトニンとは、三大神経伝達物質の1つで、俗にいう脳内ホルモンのことです。

 

感情や気分のコントロールなど、心の働きにとって大切な存在の脳内ホルモンですが、実は脳にはわずか2%しか存在しておらず、殆どが小腸に存在しています。

 

そして、この2%という極わずかな存在が健康には深く関係しています。

 

なぜならセロトニンは、幸福感や不安の軽減、感情や食欲のコントロールなど、重要な役割を担っているからです。

 

セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれる、精神のバランスを正常に保つ調整役として非常に重要な存在なのです。

 

■セロトニンと五月病(6月病)の関係とは?

主な五月病(6月病)の原因は、環境の変化によるストレスの増加や負担です。

 

環境の変化によってストレスが多くなると、セロトニンの分泌が少なくなり感情コントロールができなくなったり体調不良を引き起こしたりするのです。

 

また、ゴールデンウィークなどの長期休暇中に夜更かしをするなど、不規則な生活を送っていると、体内リズムが変化してセロトニンの分泌が鈍くなります。

 

だからこそ、連休明けから6月にかけて、五月病や6月病の症状を発症する人が多いのですね。

 

このようにセロトニンと五月病は、切っても切れない重要な関係があるのです。

 

■セロトニンの分泌を促す方法

セロトニンは工夫次第で、自分でも分泌を促すことができます。セロトニンの分泌を促す方法は以下の通りです。

 

〇セロトニンを増やす食材を食べる

セロトニンは、トリプトファンと呼ばれるアミノ酸から脳内で作られますが、人の身体で合成しないので、食品から摂る必要があります。

 

トリプトファンを含む代表的な食品は、魚・肉・大豆製品・卵・ナッツなどです。

 

〇運動する

運動の中でも一定のリズムで同じ動作を繰り返し行うリズム運動が、セロトニン増加に効果的だと言われています。ウォーキングやスクワット、食事の時によく噛むこともリズム運動の1つです。

 

〇太陽の光を浴びる

セロトニンの合成には太陽の光が必要不可欠です。特に、朝の日光浴は体内の生活リズムを整えることが期待でき、眠気を覚めさせる効果もあります。

 

朝日を浴びながらウォーキングなどの運動を取り入れるのが理想的です。

 

■まとめ

幸せホルモンと呼ばれるセロトニンは、五月病と深く関わりのある神経伝達物質です。

 

セロトニンを不足させないためにも、できるだけストレスを発散させ、規則正しい生活を心がけましょう。

 

加えて、セロトニンの分泌を促す方法を取り入れて、五月病や6月病の症状が出ないように取り組んでみてくださいね。

【 著者プロフィール 】

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  名前:橋本将吉(まさよし)

  専門:医学教育・内科医師

 勤務地:徳洲会病院内科外来

生年月日:1986年7月28日

出身大学:杏林大学医学部医学科


難しいけど大切な医学知識を、いかに分かりやすく知ってもらえるかをモットーに日々奮闘中。


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