病気の原因や治療、健康ダイエット法を知ろう!

《医師直筆》コンタクトで白目が赤い?炎症で充血する仕組み

こんにちは。からだプラン代表医師の橋本です。

 

普段は内科医として働いています。

 

からだプランにお越し頂き、ありがとうございます。

 

皆さんもご存知の通り、病院にはたくさんの患者さんが来院します。

その中には、ゆっくり時間をかけてお話しすることが出来たら、きっと良くなるだろうな、と思う患者さんも沢山います。

そこで、からだプランの出番です!

 

からだプランでは「もっと医学を楽しもう!」をモットーに、医学をたくさんの方に楽しんでもらえるよう、健康コラムを書いています。

まずはいつも通り、外来でよくある会話を(冗談交じりで)ご紹介したいと思います。






患者さん

「う~眼が赤いよ~。これから遊びに行きたいのに、、、。なんで充血するんだろう。」

 

橋本
「うーん、充血にも色んな可能性があるからなあ。例えば花粉症とかのアレルギーでもなるし、眼の感染症とかでもなるし。」

 

患者さん
「あ、私は花粉症の時期とかは、本当に目をくり抜いて洗いたくなるぐらい辛いわ。」

 

橋本
「凄い表現だが、気持ちは良く分かる(´・ω・`)」

 

患者さん
「コンタクトレンズ着け過ぎちゃったかなあ。」

 

橋本
「え、ちゃんと着けてる時間守ってないの?」

 

患者さん
「だって、朝7時に着けて、22時に家に帰ってきて外すから、、、」

 

橋本
「論外です(-ω-)/」




☆そもそも目は何をする臓器?

早速ですが、目は何をする臓器でしょうか。

 

アホな質問をするなって声が聞こえそうですね。

 

目はものを見るための臓器です。少し細かく説明すると、外の光を目を通して網膜に映して、神経を通して脳に伝えて、外の世界を理解するための中継役となっています。




☆目の中で炎症が起きると見えにくくならない?

ところで、ここで一つ考えてみたいことがあります。


もし、目の中で炎症が起きてしまうとどうなってしまうでしょう。

 

炎症とは、ばい菌をやっつけるため、血液の中から白血球という免疫細胞がドシドシ集まってくる状態の事を言います。

 

つまり、「白血球」というぐらいなので、白く濁ってしまうのです。


もし、少しでも菌が目に入る度に、目が白く濁ってしまったら一体どうなってしまうでしょう。


そうですね、目が見えなくなってしまいますね。


そのため、目では炎症が起きづらくなっています。

 




☆目が充血する仕組み

目の充血というのは白目の部分が赤くなる場合のことを言います。


その白目は「結膜」という薄い膜に覆われており、普段は白く見えます。


その普段は白い結膜の表面の近くにはたくさんの細い血管が通っており、この細い血管が何かしらの原因で膨らみ、血管が浮き出すことによって白目だった部分が赤くなります。


その状態を、充血と呼びます。


充血には二種類あり、一つ目が結膜充血、二つ目が毛様充血です。

また似た症状に結膜下出血というのがあります。




☆結膜充血

充血の多くは結膜充血と呼ばれるものです。


睡眠不足やパソコンの見過ぎによる目の疲労による充血や、目にゴミが入ってしまい目をこすりすぎてしまうような外部的な要因など、

日常生活の中で発症する充血はほとんどが結膜充血です




☆結膜充血になってしまう原因は?

コンタクトレンズによる結膜炎
(細菌性結膜炎、もしくはウイルス性結膜炎)

結膜炎において絶対に気を付けたいのは、コンタクトレンズの扱い方です。

 

そもそも、私の知り合いの眼科の先生は、みんなコンタクトをしたがりません。

それだけ怖い目の感染症を知っているのです。

例えば、細菌感染症やウイルス感染症による、眼の炎症ですね。

ひどい時には失明してしまいます。

 

細菌性結膜炎

細菌性結膜炎は、その名の通り、細菌(微生物)が眼に入り、増殖して炎症が起きてしまった状態のことを言います。

 

細菌をやっつけるために、白血球がそこに向かい、戦って、黄色い膿(ウミ)になります。これが目ヤニの正体です。

もし目ヤニが出る場合には、この細菌性結膜炎が疑われます。

 

人には簡単にうつらないと言われていますが、可能性はゼロではありませんので、他の人に感染しないように注意が必要です。

 

治療としては、眼科のある病院に行って、きちんと診断をしてもらい、抗生剤入りの点眼薬をもらいましょう。

痒いからと言ってたくさん掻いてしまったり、我慢をしないようにしてください。

 

ウイルス性結膜炎
(流行性角結膜炎・はやり目、咽頭結膜炎・プール熱、急性出血性結膜炎など)

アデノウイルスやエンテロウイルスというウイルスを聞いたことがある人もいるかもしれません。

ちなみに、ウイルスというのは、細菌と同じ微生物ですが、人の細胞の中に入り込み、増殖するという特徴があります。

つまり、細胞の中に入り込んでしまうので、抗生剤入りの点眼薬などは効果がありません。

その時の症状に応じた、対症療法が中心となります。

 

そのため、感染しないようにする、という予防がポイントになります。

 

はやり目・プール熱などは、誰もがどこかで聞いたことのある名前だと思います。

それは、アデノウイルスやエンテロウイルスなどのウイルスが、凄い強い感染力があり、沢山の人にうつってしまうからなのです。

 

出血したり、充血して真っ赤になったりするので、心配になる人も多いと思います。

早い段階で眼科の先生に診てもらうようにしましょう。

 

アレルギー性結膜炎

アレルギー性結膜炎については、イメージがわきやすい人も多いのではないでしょうか。

スギ・ヒノキ・ブタクサなどの花粉、ダニ、ハウスダストなどのアレルギー物質に、人が過敏に班のしてしまう結果、眼では充血や痒みなどの症状が起きてしまうのです。

 

アレルギーだからと言って、病気と言うわけではなく、それだけデリケートな体質だと考えるといいと思います。

免疫力がしっかりしているからこそ、アレルギーが起きるのです。

 

とは言え、痒いものは痒い!!

ちなみに私はネコ・犬・ブタクサが大敵です。

 

治療としては、痒みの原因となっているヒスタミンを抑える点眼薬や、抗ヒスタミンの内服薬があります。

 

眼の炎症や結膜炎と言っても、色々ありますね。

判断に迷う場合には、我慢をせず、眼科を受診するようにしましょう。

 

コンタクトレンズによる結膜炎を予防するために、清潔な手で扱うようにしてくださいね(*´▽`*)




☆毛様充血

白目が充血する結膜充血に対して毛様充血(もうようじゅうけつ)は黒目の周りが炎症を起こし充血することを言います。


結膜充血とは違い珍しい充血の症状なので、重度の病気の可能性が高いので注意しましょう。


毛様充血になったらすぐ眼科へ診察に行きましょう。

 

 

☆眼精疲労・ドライアイ

眼精疲労とは、目を休ませず使い続ける事によって起こります。


その症状のひとつが充血であり、目のかすみや乾きを感じることもあります。


私たちの目はスマホやパソコンなどを長時間使うので、まばたきの回数が減少しています。


これによって、油の膜が消えてしまい、目が乾きやすくなってしまいます。

目が乾くと、眼精疲労やドライアイになり目が充血します。