病気の原因や治療、健康ダイエット法を知ろう!

女性特有の身体機能が原因の吐き気に注意!

吐き気は、男女関係なく誰でも起きるものですが、女性特有の身体の機能が原因で起きる吐き気があります。

 

今回は、女性が起こしやすい吐き気の原因や、辛い症状を早く改善するための対処法や予防法などについて紹介します。

 

■吐き気を起こす女性特有の原因ってどんなもの?

 

吐き気は女性の場合、生理や妊娠、更年期などで分泌されるホルモン、また子宮や卵巣などの病気から起きることがあります。

 

〇生理で起きる吐き気

生理の時に子宮を収縮させ経血を押し出す役目のプロスタグランジンという物質が過剰に分泌されると、胃も収縮します。それによって吐き気が起こります。

 

〇妊娠で起きる吐き気

妊娠で起きる吐き気は、多くの方が体験するものです。しかし、なぜ妊娠で吐き気が起きるのか、はっきりとした原因はわかっていません。ただ、女性ホルモンであるエストロゲンと妊娠によって分泌されるヒト絨毛性ゴナドトロピンの増加が原因になっているという見解もあります。

 

〇更年期で起きる吐き気

更年期になるとエストロゲンの分泌が減ってしまい、自律神経が乱れ交感神経が活発になってしまいます。そのため吐き気だけでなく頭痛や倦怠感など、さまざまな症状を起こすことがあります。

 

〇吐き気が起きる子宮の病気

子宮の病気が吐き気を誘発していることがあります。

 

・子宮内膜症:子宮の内側以外に子宮内膜と同じような組織ができる病気で、吐き気だけでなく強い腹痛なども起こります。

 

・子宮筋腫:子宮にできる良性の腫瘍です。貧血や月経困難症が起きることで、吐き気を起こすことがあります。

 

〇吐き気が起きる卵巣の病気

卵巣の病気によって、吐き気が誘発されることがあります。

 

・卵巣嚢腫:卵巣にできる腫瘍で良性のものが多いですが、大きくなりすぎ吐き気を起こすことがあります。また茎捻転を起こすと、小さくても吐き気と激しい腹痛が起きます。

 

■女性特有の原因で起きた吐き気の対処法と予防法は?

 

吐き気が子宮や卵巣などの病気によるものであれば検査を受け、必要なら薬を飲むことで抑えられます。

 

その他の生理や妊娠、更年期などから起きる場合は、自分で吐き気が軽くなるよう対処したり予防したりすることができます。以下でご紹介するので、試してみてください。

 

〇生理で吐き気があるとき

月経困難症で吐き気がある場合は、その他の症状を抑えるためにも一度病院で検査を受けることをおすすめします。吐き気や痛みに対して、お薬を出してもらえるかもしれません。

 

また、予防としては、刺激の少ない物を食べるようにしましょう。消化の良い温かいものを食べて、身体を冷やさないことが大切です。

 

〇妊娠で吐き気があるとき

吐き気があっても、少しなら食事ができる場合は、過剰に心配しないでゆったりリラックスして過ごしましょう。水分と塩分補給は忘れず、食べられるときに少しずつ食べるようにすれば、大丈夫ですよ。

 

ただ、水を飲んでも吐き気が起こるような場合は、病院へ行きましょう。点滴などを受ける必要があるかもしれません。

 

〇更年期で吐き気があるとき

大豆製品に含まれるイソフラボンは、エストロゲンと似た作用をするので、豆腐や納豆などを積極的に摂ると良いでしょう。

 

また、有酸素運動をすると、更年期の症状を軽くできるということが報告されていますので、挑戦してみましょう。

 

ただ、吐き気などの症状が重く辛いときは、病院へ行ってみてください。お薬を処方してもらえると、楽になるかもしれません。

 

■まとめ

 

女性は男性と違い、思春期から身体の変化が大きく体調を崩しやすいです。吐き気が起きてしまうのも、女性特有の原因による場合があります。

 

吐き気がある場合、自宅で様子を見ても良くならない場合は、一度、専門医に相談してみましょう。

 

【 著者プロフィール 】

image-of-doctor-hashimoto

  名前:橋本将吉(まさよし)

  専門:医学教育・内科医師

 勤務地:東京むさしのクリニック

生年月日:1986年7月28日

出身大学:杏林大学医学部医学科


難しいけど大切な医学知識を、いかに分かりやすく知ってもらえるかをモットーに日々奮闘中。


youtube動画twitter にて、医学や医療系のトピックを中心に発信しています。


登録は下記のボタンから、よろしくお願い致します。