病気の原因や治療、健康ダイエット法を知ろう!

ノロウイルスと「熱」に関するあれこれ、ノロウイルスについてもっと知ろう!

どんなものにも特徴というものはあるわけで、病気などのネガティブなものの特徴を把握すれば弱点や対処法について理解を深めることができます。

 

ノロウイルスは感染力が高いのが特徴ですが、「熱」に関する特徴についても理解しておきましょう。

 

■ノロウイルス発症後の発熱の傾向

ノロウイルス感染症を発症すると、微熱が出ることが多いです。

 

ノロウイルスが流行しやすい12月~2月頃は「インフルエンザ」の流行時期とかぶりますが、インフルエンザは38度以上の高熱が出やすい傾向にあります。

 

ただし、発熱などの症状については個人差がありますので、高熱あるいは熱がなかったとしてもノロウイルスの感染でないとは言い切れませんので注意してください。

 

■ノロウイルスと熱による消毒

ウイルスを殺菌するための方法として「熱(熱水など)」を利用した消毒方法があります。

 

ノロウイルスの場合、熱への耐性が比較的強く、十分な熱処理をしないと殺菌することができません。

 

例えば、沸騰したお湯をかける程度では殺菌することはできません。

 

例えば、リネンなどの消毒に熱を利用できます。高温の乾燥機などを使用するか、85℃で1分以上の熱水洗濯が有効です。

 

熱水洗濯が利用できる洗濯機であれば使ってみてください。

 

布団など、すぐに洗濯できない場合には感染者の嘔吐物などの汚物が付着した部分をしっかりと乾燥させ、スチームアイロンや布団乾燥機を使用すると熱処理することができます。

 

■食材と加熱処理による失活化

貝類などを中心に、食材の「加熱調理」はノロウイルスの活性を失わせる(失活化)のに有効な手段とされています。

 

ノロウイルス汚染の可能性がある二枚貝などの食品は、中心部が85℃~90℃で、90秒以上の加熱調理が推奨されています。

ただし、加熱調理によるノロウイルスの失活化は加熱温度と加熱時間の他にも、存在するウイルス粒子の数やウイルスが存在する環境(乾燥状態や液体中、有機物、pHなど)によっても左右されます。

 

また、食品中に存在するノロウイルスはタンパク質で保護されているので、失活化を確実なものとするにはより厳しい加熱条件が必要とされています。

 

ノロウイルスが流行しやすい時期に貝類などの感染経路となりやすい食材を口にする際には、十分に加熱してから召し上がってください。

 

また、調理器具がノロウイルスに汚染されているケースも考えられますので、85℃以上で1分以上の熱処理を行いましょう。

【 著者プロフィール 】

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  名前:橋本将吉(まさよし)

  専門:医学教育・内科医師

 勤務地:徳洲会病院内科外来

生年月日:1986年7月28日

出身大学:杏林大学医学部医学科


難しいけど大切な医学知識を、いかに分かりやすく知ってもらえるかをモットーに日々奮闘中。


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