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ノロウイルスはどんな検査をするの?ノロウイルスの3つの検査方法を解説

病気を特定するためには「検査」が必要です。

 

場合によっては意外な病気がひょっこりと顔を出す可能性がありますが、どんな検査方法を実施するのかが一番気になると思います。

 

そこで、ノロウイルスの検査方法について解説します。

 

■遺伝子検査

ノロウイルス遺伝子をターゲットにして検査する方法であり、検査工程においてノロウイルスのDNAを100万倍に増幅して検出します。

 

その性質上、ノロウイルスの量が少なくても検出できるというメリットがあります。

 

大量調理施設衛生管理マニュアルにも記載されている高感度な検査方法である点が大きなメリットです。

 

検査結果が出るまでの時間も短く、最短で数日、長くても1週間ほどで検査結果が出ます。

 

ノロウイルス感染症の有症者の確認検査など、職場に復帰する際の検査は高感度である「リアルタイムPCR法」が推奨されています。

 

ノロウイルスは感染力が高く、職場などの条件次第では集団感染のリスクを伴いますので、確実に検出できるこの検査方法が勧められているのです。

 

■抗原反応

ウイルス殻のタンパク質を検出することでノロウイルスの感染を検査する方法です。

 

病院にもよりますが、簡易検査としてこの方法が利用されることが多いです。

 

最大の特徴は検査結果が出るまでの時間が非常に短いことです。

 

主に「イムノクロマト法」という検査方法が選択されるのですが、最短で数十分で検査結果が出ます。

 

この検査法は短時間でノロウイルスの陽性・陰性を判定できるメリットがある一方で、検査の感度が低いというデメリットがあります。

 

そのため、抗原反応検査ではノロウイルス感染症を見逃してしまうリスクが、前述の遺伝子検査と比較して高いのです。

 

調理従事者がノロウイルスに感染した場合、この検査で陰性であると判定されても職場に復帰することはできません。

 

なぜなら感度が低く、陰性であると判定されても実はノロウイルスが残っているというケースもあり、集団感染のリスクを払しょくできないからです。

 

遺伝子検査を受けて陰性判定を受ける必要があります。

 

イムノクロマト法による判定はウイルス排出が多いと思われる患者の陽性判定を確かめる診断補助としての意味合いが強いです。

 

■顕微鏡観察

糞便中のノロウイルスを電子顕微鏡を用いて観察する検査方法です。

 

前述の遺伝子検査や抗原反応が実用化されるまでは、ノロウイルス検査の主流となっていました。検査感度が低く、検査結果が出るまでには数日~数週間の時間が必要になります。

【 著者プロフィール 】

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  名前:橋本将吉(まさよし)

  専門:医学教育・内科医師

 勤務地:徳洲会病院内科外来

生年月日:1986年7月28日

出身大学:杏林大学医学部医学科


難しいけど大切な医学知識を、いかに分かりやすく知ってもらえるかをモットーに日々奮闘中。


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