病気の原因や治療、健康ダイエット法を知ろう!

《医師直筆》この症状はノロウイルス?期間と早く治す方法!

 

①まずウイルスってどんなもの?

ウイルスとは?

 

みなさん、早速ですが、ウイルスとは一体どんなもののイメージですか?? ウイルスと細菌ってよく聞くけど、何が違うのか意外とよくわかんないですよね(^_^;)

 

それでは、僕なりに簡単に説明してみましょう!

 

まずイメージを作ってみます。

細菌は自分で働いて自立している大人、ウイルスはバイトしないで親の仕送りで遊んでる大学生みたいなイメージですね(^_^;)

 

では、細菌について説明します。

細菌は必要な条件(水や栄養、気温など、人が生きていくのに必要なものと一緒ですね)さえ揃っていれば、自分で勝手に増殖していきます。これを自己増殖能と言います。夏の暑い日に、食べ物を残しておいたらすぐに腐ってしまいますよね。人間や動物がいなくたって、生きていけるのです。

 

 

一方で、ウイルスはいわゆるニートです。人様や動物様など、寄生するものがなければ何にも出来ないのです、、、だから口などから人の体内に侵入して、腸まで到達するとそこを寝床にして増殖します。

 

ノロウイルスとは

では、ノロウイルスとは一体どんなウイルスなんでしょうか? ノロウイルスを一言で言うなら、毎年、秋から冬に流行し、感染性胃腸炎や下痢などを引き起こすウイルスです。

 

 

冬になるとよく「先生、生のカキを食べたら食中毒になっちゃったよ〜(~_~;)」っていう患者さんがたくさんいらっしゃいます(^_^;) 私も経験がありますよ、いくら危ないのはわかってても生カキは美味しいですもんね。笑

 

 

ノロウイルスは、カキやシジミなどの2枚貝に生息しています。2枚貝は海水を吸って、その中のプランクトンをエサにして生きています。下水が流入している海水にはノロウイルスが生息しているので、その海水を飲み込んだ2枚貝はノロウイルスに感染してしまいます。

 

 

ノロウイルスはごく微量、人の体に感染しただけで、下痢などの症状を引き起こしてしまうのです。なので後述しますが、処理には細心の注意が必要ですよ!!

 

②感染経路

では、食中毒は一体どこから感染するのでしょうか?

 

感染経路には、「食品」が原因となる感染経路と、「感染者の便や吐物」が原因となる感染経路があります。

 

まず、食品が原因となる感染経路について説明します。ノロウイルスが感染しやすい食品は、具体的に2枚貝を生のままもしくは加熱不十分で食べてしまった場合です。

 

次に、便や吐物が原因となる経路です。患者の便や吐物を処理した後、手洗いや消毒が不十分な事により、健常者の口から入ってしまう事によります。

③症状

 

以下、典型的な症状には下記が見られます。

嘔気

嘔吐

むかつき

下痢

全身倦怠感

微熱

 

みなさん、ノロウイルスにかかると絶対に気持ち悪くなって吐いてしまうと思っている方が多いのではないでしょうか?

 

実は外来をやっていると、ノロウイルスの症状は個人差が大きいことに気づきます。

 

確かに、気持ち悪くて吐きながら診察室に入ってくる患者さんも多いですが、そうではなく、吐き気はないが下痢がひどいという患者さんも少なくありません。

 

これは文献にはありませんが、医者からすると納得がいく事です。

 

丁寧に説明しますと、まず、ノロウイルスは口などから体内に入った後、小腸の上皮細胞というところで増殖します。そして、腸の中を進んでいき、大腸に向かっていきます。

 

ノロウイルスがひどい気持ち悪さを引き起こすのは、胃と小腸が動くための神経を攻撃するからです。患者さんによっては、激しい腹痛や胃がひっくり返りそうなほどの吐き気を起こします。

つまり、その攻撃の仕方と、人の免疫の戦いが、気持ち悪さを左右すると言っても不思議ではありません。よって、症状には個人差があるのです。

 

④診断

上にも書きましたが、「ノロウイルスになった!」と言っても、気持ちが悪い時も悪くない時もあります。つまり臨床症状には個人差があって症状だけで判断することは基本的に不可能なのです。

 

そこで有用な検査法が「ノロウイルス抗原検査」という方法です。患者さんの便からノロウイルスを検知することで、診断の補助に使われます。

 

 

⑤治療

早く治すにはどんな治療をすれば良い?

 

「先生、ノロウイルスかかっちゃったけど、すぐ治る薬とかあったら出してよ〜( ;∀;)??」

 

残念ながら、ノロウイルスに効果的なワクチンや薬はありません>_<

 

基本的には、できるだけ便を出して腸管にいるウイルス出してしまうことが重要です。ですから下痢は辛いですが、下痢止めなどは飲まずに、出し切れるまで出してしまいましょう!その際、体から水がたくさん抜けてしまうので脱水には注意が必要です。

 

脱水にならないために、水分の補給が大事です。水ではなく体液に組成が近いポカリやOHS1がオススメです。

 

また整腸剤はオススメです!ノロウイルスに感染した腸管は正常な働きができません。どの結果、下痢や腹痛が起きてしまいます。整腸剤は腸管の働きを整えることができるので、症状が改善が早くなります。

 

また吐き気どめもオススメです。下痢と違って嘔吐が多くなると、体の塩分や他の電解質が失われてしまいます。あまりに電解質が失われると、意識障害やその他、重篤な症状を引き起こすことがあるので、注意が必要です。

 

脱水の予防

薬物療法

吐き気止め

整腸剤

⑥予防

  • ノロウイルスにかからないためにはどうすればいいの??

 

では、具体的に何か有効的な予防法はあるのでしょうか?

いくつかの予防法を紹介します。

 

手洗い

食品の加熱

便や嘔吐の処理

手が触れる場所などの消毒

 

 

手洗い

手洗いは最も大事な予防法です。手指にもノロウイルスが付着しています。その手で食品や食器を触ってしまうとどうなってしまうかわかりますね?とにかく手洗いは丁寧に何回も行いましょう!

 

 

食品の加熱

基本的に、ノロウイルスは加熱処理が有効です。加熱することで、ウイルスの活性を失わせることができます。ノロウイルスを含む可能性のある2枚貝などの食品は、中心部が85℃〜90℃で90秒以上の加熱が望まれます。2枚貝などを食べるときはきちんと火を等しましょうね!

 

 

便や嘔吐の処理

便や嘔吐には、ノロウイルスがたくさん含まれています。ですから、処理する際には、細心の注意が必要です。使い捨ての手袋やマスクを着用します。また、ハイターなどの次亜塩素酸ナトリウムによって消毒をします。

 

 

手が触れる場所などの消毒

手が触れる場所にもノロウイルスがたくさん付着しています。ですからドアノブなどもきちんと消毒しましょう。

 

 

冬の味覚、カキ、は本当においしいですが、ノロウイルスにかかる可能性はもちろん上がってしまいます。食べるならそれなりに覚悟が必要ですね(*^o^*)!

 

免疫力がもともと弱い、ご老人や小さい子が身近にいる方は食べないに限りますね!

 

カキを食べない

加熱処理

処理の仕方を知る

健康知識を普段から増やす

⑦処理

ノロの処理はハイターで決まり!

 

  • ノロの処理はハイターで決まり!

 

では、ノロウイルス感染を防ぐのに有効な処理は一体何なんでしょうか?

 

まず、処理に関して大きなポイントがあります。それは、ノロウイルスにアルコール消毒は効かないということです。

 

ノロウイルスには、一般的なアルコール消毒が効かないため、塩素系消毒薬(次亜塩素酸ナトリウム)を用いる必要があります。

 

 

汚物処理には、いくつかポイントがあります。その中でも特に大事なのは、消毒なのです!皆さんは消毒に使うものといえば何を思いつきますか?

 

よく消毒につかわれるのは、アルコールですよね。ですが、ノロウイルスにはアルコールは効かないのです!ここが一番大事なポイントです。ノロウイルスには次亜塩素酸ナトリウム、いわゆるハイターが効果的です。

 

ハイターなどの次亜塩素酸ナトリウムが含まれた洗剤を、水で薄め、キッチンペーパーなどに浸して汚物などが飛びちったところをふいてください。その際には、次亜塩素酸ナトリウムは皮膚をかぶれさせてしまったりすることがあるので、必ず手袋を着用してから消毒をしてくださいね♪( ´▽`)

 

さらに付け足しておくと、処理をする際は必ずマスクの着用を忘れずに!さらに、1番の感染予防は、近付かないことですね♪( ´▽`)

 

⑧まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

この記事を読むで、ノロウイルスの感染経路や予防などがわかったかと思います。冬にカキを食べるときは、出来るだけ加熱したものを食べるようにしましょうね!免疫力が低いお年寄りや小さい子は、ノロウイルスに掛かりやすい傾向があります。普段から運動をして免疫力を高めるようにしましょう♪( ´▽`)

【 著者プロフィール 】

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  名前:橋本将吉(まさよし)

  専門:医学教育・内科医師

 勤務地:徳洲会病院内科外来

生年月日:1986年7月28日

出身大学:杏林大学医学部医学科


難しいけど大切な医学知識を、いかに分かりやすく知ってもらえるかをモットーに日々奮闘中。


youtube動画twitter にて、医学や医療系のトピックを中心に発信しています。


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