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《医師直筆》食中毒のo-157ってどんな検査をするの?

梅雨の時期から始まることが多いo157の流行ですが、食中毒になった場合、o157かどうか判断するためには検査が必要です。

 

では、o157の検査は具体的にどのようなことをするのでしょうか。

 

こちらでは、気になるo157の検査について詳しく紹介します。

 

■o157の最初の検査

 

いつもとは違った激しい腹痛や下痢、便に血が混じるといった症状が出た場合、すぐに病院にかかって検査をする必要があります。

 

最初に行う検査は、便にo157がいるかどうかを調べるための便の細菌検査が行われます。これは、より早くo157であるかどうかを確認するための迅速検査です。

 

検査の結果、o157が見つかりベロ毒素を作ることが確認されると、o157感染症と診断されます。

 

■便の細菌検査以外に行われるo157の検査

 

下痢症状が長引いていたり、血便の症状が出ていたりする場合は、便の細菌検査以外の検査も行います。

 

下痢症状が治まらない、血便が出るといった症状があると溶血性尿毒症症候群を疑います。

 

この溶血性尿毒症症候群は、血液検査や尿検査で分かります。血液検査では、赤血球や白血球、血小板の数や肝臓や腎臓などの機能の状態を調べます。

 

溶血性尿毒症症候群はo157が原因で発症することが多く、中には死亡したり重症の合併症をきたしたりすることがあるので、検査で早期発見をする必要があります。

 

血液検査や尿検査の他にも、腹部超音波検査を行うことがあります。

 

■体の中からo157の菌が消えたか判断する検査

 

飲食物に直接接触するような仕事に就いている方は、体の中からo157の菌が消えるまで業務につくことを制限されています。

 

体の中からo157の菌が消えることを「菌陰性化」といい、24時間以上間隔をあけて、少なくとも2回便の細菌検査を行います。検査の結果、菌が見つからなければ菌陰性化と判定され、制限されていた仕事を再開することができます。

 

抗菌薬を使用していた場合は、服薬中と服薬中止から24時間後の2回、便の細菌検査を行います。

 

■まとめ

 

感染力が非常に強いo157は、かかってしまうと重症化することがあります。ですから、少しでも普段と違う腹痛や下痢の症状が出れば、早めに病院で診てもらうようにしましょう。

 

その際、o157かどうかの検査を行う時は、一般的には便の検査でo157かどうかを確認しますが、便の検査以外にも血液検査や尿検査、腹部超音波検査などが行われることもあります。

 

ます。また、o157かどうかを判断する検査以外にも、飲食物を扱う仕事に従事している方は、o157が体の中から消えたことを確認する検査も必要です。

 

きちんと検査を受けることで、重症化を防ぐことができるので、自覚症状がある方は早めの対応を心掛けてください。

 

【 著者プロフィール 】

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  名前:橋本将吉(まさよし)

  専門:医学教育・内科医師

 勤務地:徳洲会病院内科外来

生年月日:1986年7月28日

出身大学:杏林大学医学部医学科


難しいけど大切な医学知識を、いかに分かりやすく知ってもらえるかをモットーに日々奮闘中。


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