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《医師直筆》o157のニュースを見れば流行時期が見えてくる

o157は食中毒を引き起こす恐ろしい菌、症状によっては命にもかかわる重症化する場合もあるということはご存知だと思います。

 

しかし、o157の流行時期やピークはいつになるのでしょうか?

 

o157のニュースを振り返り流行時期を見ていきましょう。

 

■o157の大きなニュース

 

一般的にo157はベロ毒素を生産する大腸菌の一種で毒力が強いのが特徴です。

 

潜伏期間は3~8日程度で、症状は激しい腹痛と下痢ならびに血便も見られます。

 

乳幼児や、高齢者など抵抗力の弱い人が発症すると溶血性尿毒症症候群や脳症などの合併症を起こし重症化する可能性もあるので気を付けなければなりません。

 

o157の大きなニュースを見てみます。

 

○茨城県ホテルで集団感染(9月)

茨城県のホテルで刺身などを食べた男女12人がo157を発症した。

 

○東京のホテルで集団感染(8月)

東京にあるホテルで8月中の3日間、ホテル内のレストランを利用した客の数人が下痢・腹痛の症状を訴え、保健所が調べて所o157が検出されたことが分かった。

また、従業員を調べたところo157の検出が確認された。

 

このホテルは7日間の業務停止命令を受けました。

 

○消費者庁からは2018年7月にバーベキューにおける注意点が紹介された

2018年7月に、消費者庁Webサイトの「子ども安全メール from 消費者庁」から発信されたもので、ポイントは「クーラーボックスや保冷剤を使っているか」、「焼くときと食べるときに使用する調理器具を使い分けているか」、「食材は中心部まで火を通しているか」の3つが紹介されていました。

 

また、肉や野菜にはo157などの食中毒菌が付着している可能性とバーベキュー時の食品の管理がおろそかになると食材が高温になり、o157が増殖することに注意する旨が記載されていました。

 

■o157の発症する時期は7月から9月にかけて気温が高くなる時期に発症

 

気温が高くなれば食中毒を引き超す菌が増殖するきっかけとなります。

 

しかし、発症する時期が上記であっても侮ることはできません。以下のようなニュースもありました。

 

〇神戸市内での食中毒(2月)

神戸市内の焼き肉店を2月9日から2月12日にかけて利用した客が下痢・嘔吐の症状を起こし症状を起こした者の便の中からo157が検出され、最終的に13人にo157の感染が確認されました。

 

一店舗だけで発症したわけではなく同一系列店からo157が発症した理由は各店舗で共通して提供されて「ハラミ」が原因でした。

 

■まとめ

 

o157は、菌が繁殖しやすい気温が高い時期がピークを迎えることがわかりましたが、安心できるわけではないようです。

 

2月といえば、日本は特に寒い時期ですが、その時でもo157の集団感染のニュースが報道されていました。

 

o157は1年間を通して気を付けなければなりません。

【 著者プロフィール 】

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  名前:橋本将吉(まさよし)

  専門:医学教育・内科医師

 勤務地:徳洲会病院内科外来

生年月日:1986年7月28日

出身大学:杏林大学医学部医学科


難しいけど大切な医学知識を、いかに分かりやすく知ってもらえるかをモットーに日々奮闘中。


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