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咽頭結膜熱は咳も出るの?重症化した時はもう一度診断を!!

咽頭結膜熱は、その名の通り咽頭炎と結膜炎と発熱をきたします。子供の病気と思われがちですが、実は大人も罹患します。

 

まれに重症化する場合もあり、咳が続くようなら注意が必要です。

 

■咽頭結膜熱とは

 

風邪のウィルスであるアデノウィルスの種類の中に、咽頭結膜熱があります。

 

アデノウィルスの種類は50種類以上あり、様々な病気がこのウィルスに関係しています。

 

発熱だけでなく、咳や胃腸炎といった全身がアデノウィルスに侵され、咽頭結膜熱は、このアデノウィルスの三大症状全てが当てはまる病気です。

 

そして、咽頭結膜熱は子供に好発し、プールの水から感染する事からプール熱とも呼ばれていて、6月〜7月といった夏に流行しやすいです。

 

しかし、アデノウィルス自体は年中生息しているため、近年では冬でも流行するケースもあります。

 

■咽頭結膜熱はうつるの?

 

咽頭結膜熱の原因であるアデノウィルスは強い感染力を持ち、咳などの飛沫感染やドアノブなどの接触感染であっという間に広がります。

 

また、潜伏期間が5日〜7日と長めなので、自分が感染していると気付く前に他の人に移している場合もあります。

 

咽頭結膜炎は第二種伝染病として登録されており、感染〜完治後2日経過までの出席停止が義務付けられています。

 

家族が咽頭結膜熱になった場合は、二次感染にならないように徹底的に予防しましょう。

 

○主な予防方法

咽頭結膜熱を予防するには、まずはうがいと手洗いが基本中の基本です。

 

家族に罹患者がいる場合は、マスクの着用、こまめな手洗いと消毒を行うこと、また、食器やタオルの使い回しは絶対避け、お風呂は最後に入って貰うなどして予防しましょう。

 

■咽頭結膜熱の症状は

 

咽頭結膜熱の症状は特徴的で、次の三つの症状が当てはまると咽頭結膜熱と診断されます。

 

しかし、必ずしも三つ全てが当てはまるわけではないので、検査が必要です。

 

・発熱

・咽頭炎

・結膜炎

 

上記の症状以外にも、発熱による倦怠感や食欲不振、咽頭炎による咳、結膜炎による二次感染など全身に渡って症状が出てきます。

 

■咽頭結膜熱の重症化と合併の心配はある?咳が出たら要注意!?

 

咽頭結膜熱は、基本的には予後良好です。しかし、大人や乳幼児が感染するとまれに重症化や合併を引き起こす可能性があります。

 

咽頭結膜熱の後、咳が出て止まらないというような場合は、重症化や肺炎の可能性があります。

 

以下の症状が続く場合は直ちにもう一度診察を受けて下さい。下記の以外の症状以外でも、少しでも異変を感じたらすぐに病院へ行きましょう。

 

・熱が下がらない

・咳が止まらない

・意識混濁

・マヒ

 

■まとめ

 

咽頭結膜熱は、普通の風邪と違って感染力も高く、下手すると長引くケースもあります。

 

咽頭結膜熱の後、咳が止まらない場合は、重症肺炎を合併している可能性がありますので、決して自己判断せず病院に行って下さい。

【 著者プロフィール 】

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  名前:橋本将吉(まさよし)

  専門:医学教育・内科医師

 勤務地:徳洲会病院内科外来

生年月日:1986年7月28日

出身大学:杏林大学医学部医学科


難しいけど大切な医学知識を、いかに分かりやすく知ってもらえるかをモットーに日々奮闘中。


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