病気の原因や治療、健康ダイエット法を知ろう!

腎盂炎になったら食事はどうしたらいい?食事制限はあるの?

腎盂炎は腎臓病の一種ですが、腎臓病の患者さんには厳しい食事制限があると知られていますよね。例えば、「塩分」「タンパク質」「エネルギー」「カリウム」「水分」に気を配り、食事を管理しなければなりません。

 

腎臓病になってしまうと避けるべき食品や厳密な摂取量、調理法に気を配るのは、料理上手な方でもハードルが高そうですね。

 

腎盂炎でも食事制限が必要なのでしょうか?

 

■急性腎盂炎の場合の食事制限は?

 

急性腎盂炎の場合、食事制限は必要ありません。むしろ高熱や痛みのために食欲がない場合がほとんどで、熱のある間は、おかゆやアイスクリーム程度のものしか食べられないかもしれません。

 

水分を十分にとり、食べやすく消化の良い食事を心がけましょう。

 

症状が治まった後も、塩分の取りすぎに注意して、唐辛子やわさびなどの刺激物、アルコールは控えた方がいいでしょう。医師の指示に従って安静に過ごし、治療を続けていれば1カ月程度で治ります。

 

■慢性腎盂炎の場合

 

腎盂炎が繰り返し起こる慢性腎盂炎では、腎臓の機能が低下していくことがあります。慢性腎盂炎は急性腎盂炎ほど症状が激しくないので、気がつかない間に病気が進行して、腎性高血圧や腎不全になる場合があります。

 

慢性腎盂炎は、病気の治療と並行して食事に気を配ることが必要になります。病状を確認するためにも定期的に検査を受けましょう。

 

■腎盂炎で腎臓機能の低下がみられる場合の食事療法

 

腎盂炎で腎機能低下が見られる場合は、進行を抑えるために食事療法を行います。

 

・塩分は控えましょう。加工食品と汁物は要注意です。

・タンパク質を取りすぎると腎臓の負担になります。

・タンパク質を控えつつ、エネルギーは不足しないように気をつけましょう。

・くだものや海藻に含まれるカリウムを制限する場合があります。

・症状によっては水分の量も制限が必要になります。

 

食事療法は症状によって異なります。主治医や管理栄養士と相談して適正な摂取量を守りましょう。腎機能が低下した状態でも、食事療法を続けることで健全な日常生活を送ることができます。

 

■まとめ

 

腎盂炎は細菌に感染することで発症する病気です。高熱や腰痛、倦怠感などのつらい症状が1週間ほど続き、症状によっては点滴や抗菌薬などの治療が必要です。安静に過ごし、水分を十分にとり、トイレを我慢しないことで徐々に症状は改善していきますが、処方された薬は、完治するまできちんと飲み続けましょう。

 

また、腎盂炎であっても腎臓機能の低下が見られないのであれば、食事を気にする必要はなく、厳しい食事制限もありません。

 

しかし、腎盂炎を繰り返す方は、腎機能を低下させないように注意が必要です。医師の指示に従って、食事療法に取り組みましょう。

【 著者プロフィール 】

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  名前:橋本将吉(まさよし)

  専門:医学教育・内科医師

 勤務地:東京むさしのクリニック

生年月日:1986年7月28日

出身大学:杏林大学医学部医学科


難しいけど大切な医学知識を、いかに分かりやすく知ってもらえるかをモットーに日々奮闘中。


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