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腎盂炎が慢性化すると透析になる可能性もある!

腎盂炎は慢性化すると腎機能が低下し、透析治療が必要になるケースがあります。

 

透析は精神的にも肉体的にもつらい治療ですから、透析治療にならないようにすることが必要です。

 

今回は、腎盂炎が慢性化しないようにする、そして透析にならないようにするための方法を紹介します。

 

■透析治療が必要になるリスクが高い腎盂炎とは?

 

腎盂炎とは、腎盂や腎杯、腎間質、尿細管などが細菌感染して炎症を起こすことで、炎症が持続すると、腎実質の萎縮や組織構築の破壊が起こります。

 

急性腎盂炎から慢性腎盂炎に移行する場合と、最初から慢性に経過する場合がありますが、慢性腎盂炎は、尿路系に病気がある、糖尿病や悪性腫瘍といった病気があるなどの患者さんに多いです。

 

■腎盂炎で透析にならないようにするために気をつけること

 

腎盂炎で透析にならないようにするためには、腎盂炎を慢性化させないことが大切です。

 

腎盂炎は、腎臓内の尿が溜まるところに細菌が繁殖し、腎臓にまで炎症が及ぶことで発症しますから、腎盂炎にならないようにするために、以下の点に気をつけてください。

 

・お風呂やシャワーなどで陰部を常に清潔に保つ

・排便後に陰部の洗浄を行う

・適度な水分摂取で膀胱に尿を溜めず排尿する

 

また、基礎疾患がある人は、基礎疾患の治療を受けることも必要です。

 

■慢性腎盂炎から腎不全となり透析が必要になったらどうなるのか

 

慢性腎盂炎を発症し腎不全に陥った場合、透析治療が必要になってきます。まずは血液透析の治療が行われ、末期の腎不全にはCAPD(連続携行式腹膜透析)の治療方法が選択されます。

 

血液透析は週に2~3回、1回あたり4~5時間という時間を要する治療で、透析治療前にシャント手術を受ける必要があり、シャントの管理も重要です。

 

透析中には、全身脱力や頭痛、吐き気、嘔吐、血圧の上昇下降、けいれん、意識障害などが見られます。心身ともに負担の大きな治療になりますから、腎盂炎にかかった場合は、慢性化しないように、しっかり治療を受けることが大切です。

 

■まとめ

 

急性腎盂炎においては、抗生物質で簡単に治る腎盂炎ですが、慢性化すると腎不全にまで移行する可能性があり、透析治療が必要になるケースがあります。また、慢性腎不全は、命を落とす危険もある病気です。

 

透析治療は心身ともに負担を伴う治療ですから、腎盂炎を甘く見ず、医師の指示通りにきちんと治療を受け、慢性化しないように気を付けましょう。また、腎盂炎にならないための生活習慣を心がけてくださいね。

【 著者プロフィール 】

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  名前:橋本将吉(まさよし)

  専門:医学教育・内科医師

 勤務地:東京むさしのクリニック

生年月日:1986年7月28日

出身大学:杏林大学医学部医学科


難しいけど大切な医学知識を、いかに分かりやすく知ってもらえるかをモットーに日々奮闘中。


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