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狂犬病に感染したらどんな症状が出るの?初期症状を解説!

狂犬病にかかってしまうと100%助からないということは聞いたことがある人もたくさんいると思いますが、狂犬病は感染してすぐ、いきなり死亡するわけではありません。いろいろな症状を発症します。

 

狂犬病の初期症状について、どんな症状が出るのか…犬の場合とヒトの場合に分けて解説します。

 

■狂犬病に感染した犬の初期症状

 

犬が狂犬病に感染し、発症した場合の初期症状は、うろうろと落ち着きがなく歩き回ったり、いろいろなものに噛みつくようになったり、遠吠えをするなど興奮状態になるなどです。

 

その後、末端の方から麻痺が広がっていき、最終的には昏睡状態になって死亡してしまいます。中には、初期症状で興奮状態にはならずに麻痺が広がっていくケースもあります。見た目は獰猛な顔になり、よだれが多くなります。

 

■狂犬病に感染したヒトの初期症状

 

ヒトが狂犬病に感染し、発症した場合の初期症状は、頭痛や発熱、倦怠感、嘔吐などです。

 

狂犬病ウイルスを持っていると思われる犬などに噛まれてすぐに初期症状が出てくるのであれば、感染したかもしれないと判断しやすいですが、数週間から数ヶ月の潜伏期間があってから初期症状が出てくるので、頭痛や発熱などだけでは狂犬病だと判断するのは難しいです。

 

しかし、ウイルスをもった動物に噛まれたり引っ掻かれたりした箇所がおかしな感覚になるので、そうした症状で狂犬病かもしれない…と疑うことができます。

 

○初期症状の後はどうなる?

初期症状が出てからは、興奮状態になって常にそわそわするようになったり、たくさん話すようになったり、集中力が散漫になったりします。また、強い不安感に見舞われて、一時的に錯乱したりすることもあります。

 

さらに水分補給すると首が痙攣するようになるため水を見るだけでも怖くなる(恐水症)になるのも大きな特徴です。なかには恐水症だけではなく風が怖くなる(恐風症)になる人もいます。

 

そして、筋肉の麻痺が体中に広まっていき、昏睡状態になって死亡してしまいます。犬のケースと同じように、興奮状態にならずに麻痺から始まっていくケースも3割ぐらいあります。

 

■まとめ

 

狂犬病ウイルスに感染した場合に発症する初期症状について紹介しました。

 

狂犬病にかかってしまうと、すごく苦しんだ上に死亡してしまいます。現在の日本では長年感染例はありませんが、万が一の感染に備えておくことは必要です。

 

国で毎年義務付けられている飼い犬へのワクチン接種をきちんと行う、狂犬病に感染する可能性がある地域へ行く場合は予防接種を受ける、狂犬病ウイルスに感染している可能性がある動物に噛まれた場合はすぐに病院へ行き、ワクチンを打って発症を抑えるなどの対策もしっかり行いましょう。

【 著者プロフィール 】

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  名前:橋本将吉(まさよし)

  専門:医学教育・内科医師

 勤務地:東京むさしのクリニック

生年月日:1986年7月28日

出身大学:杏林大学医学部医学科


難しいけど大切な医学知識を、いかに分かりやすく知ってもらえるかをモットーに日々奮闘中。


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