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狂犬病はコウモリからも感染するって本当?

狂犬病のヒトへの感染は、ウイルスをもった動物に噛まれることが主な原因ですが、感染源となっている主な動物のなかにはコウモリも含まれていることをご存じでしょうか。

 

今回は、コウモリからヒトへの狂犬病の感染について解説します。

 

■狂犬病ウイルスに感染しているコウモリもいる!

 

狂犬病の感染源というと野生の犬をイメージする人が多いと思います。実際、犬からヒトへ感染するケースが多いですが、犬以外の動物からヒトへ感染する例もあります。

 

実際に現在でも感染源となる動物は犬以外にもたくさん存在していて、その主な動物のなかの1つがコウモリです。コウモリからは狂犬病の他にも、SARS、ヘンドラウイルス、ニパウイルスなどが感染する恐れがあります。

 

○コウモリからヒトへどのように感染するのか

狂犬病のヒトへの感染は、主にウイルスをもった動物から噛まれることによるものです。コウモリの場合もコウモリから噛まれることによって感染するケースが多いです。

 

コウモリの歯は小さいので、噛まれても傷跡も小さくあまり目立ちません。そのため、「これくらい大丈夫だろう」とそのままにしてしまう人もいますが、噛まれた場合はそのままにせずに医療機関を受診するべきです。

 

また、噛まれていなくても引っ掻かれることで感染する可能性もありますし、粘膜に触れることでも感染する可能性があります。さらに洞窟など狭い空間でコウモリから空気感染したケースも過去にはあります。

 

■コウモリが狂犬病の主な感染源となっている地域はどこ?

 

コウモリが狂犬病の主な感染源となっているのは北米や中南米です。アメリカやカナダでは、犬よりもコウモリによる感染で、多くの死亡者が出ています。

 

また、西ヨーロッパやラテンアメリカ、オーストラリアなどといった地域でもコウモリによる狂犬病感染で死亡者が出ています。感染例の数は北米ほどではなく、感染源は主に野犬ですが、コウモリへの脅威や警戒は高まっています。

 

■まとめ

 

コウモリからヒトへの狂犬病の感染について紹介しました。コウモリからヒトへの感染で、死者が出ていることを初めて知ったという人も多いかもしれません。

 

現在、日本にいる限り過度に不安になる必要はありませんが、今後エコツーリズムなどで海外のいろいろなところへ行く機会がある人もいると思います。

 

コウモリを始め、野生動物と遭遇するような海外の地域に行く場合は、危険性を頭に入れておいて、むやみに野生動物に近づこうとしたり、接触したりすることは控えるようにしてくださいね。

【 著者プロフィール 】

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  名前:橋本将吉(まさよし)

  専門:医学教育・内科医師

 勤務地:東京むさしのクリニック

生年月日:1986年7月28日

出身大学:杏林大学医学部医学科


難しいけど大切な医学知識を、いかに分かりやすく知ってもらえるかをモットーに日々奮闘中。


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