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狂犬病の動物に噛まれたらどうすればいいの?

狂犬病は発症すると100%助かりません。つまり、発症してから慌てて何かしようとしても意味がないということになります。

 

そこで、大切になってくるのが動物に噛まれた時に適切な行動をとることです。今回は、狂犬病の動物に噛まれたら何をすべきか、どうすればいいのかについて解説します。

 

■狂犬病の動物に噛まれたら絶対に放置しない

 

狂犬病の主な感染経路は狂犬病のウイルスをもった動物に噛まれることで、傷口から感染します。狂犬病のウイルスは全ての哺乳類がかかる恐れがあると言われているので、動物に噛まれたら傷はたいしたことはないと思っても放置するべきではありません。

 

日本人も、1970年にネパールで犬に噛まれて日本で発症、2006年にはフィリピンで2人が犬に噛まれて日本で発症したという例があります。どのケースも噛まれた後に適切な処置を行わなかったために発症しまい、死亡しています。

 

■狂犬病が疑われる動物に噛まれたらどうする?

 

狂犬病が疑われる動物に噛まれたら、まず噛まれたところを石鹸と流水で洗い流すことが大切です。また、消毒薬があれば洗い流したあとに消毒をします。

 

狂犬病のウイルスは感染してしまうとすごく脅威ですが、ウイルス自体は弱いので石鹸で洗うと死滅しますし、こうした応急処置を素早く行うだけでも感染する確率をかなり下げることができます。

 

応急処置を終えたらできるだけ早めに医療機関を受診することが大切です。医療機関ではワクチン接種を行います。

 

■噛まれたらその時の状況をチェックすることも大切

 

狂犬病の疑いがある動物に噛まれたら、その動物をできる限りチェックすることも大切です。動物に噛まれて狂犬病に感染しているかどうかは検査する方法はないので噛まれた時の動物の状況が大きな判断材料になります。

 

噛んだ動物の種類や動物の様子(唾液をダラダラ垂らしていたとか、こっちは何もしていないのに攻撃してきたなど)、その後の健康状態や生存(噛んだ動物が10~14日以上健康であれば問題なしとされる)など、情報がたくさんあれば、医療機関を受診した際に医師が判断しやすくなります。

 

動物に噛まれるということは、突然起きてしまった想定外のハプニングになりますし、驚きや恐怖で動物をチェックする余裕はないという人もいると思います。また、野生動物であった場合は、その後の観察は難しいケースがほとんどでしょう。しかし、できる範囲で観察して情報を集めることが大切です。

 

■まとめ

 

狂犬病の動物に噛まれたらどうすべきかについて解説しました。狂犬病は発症してからでは手遅れで、噛まれた時の対応がすごく大切になります。

 

噛まれたら100%感染するわけではありませんが、過去に日本人の死者も出ているので、きちんと処置を行い、素早く医療機関を受診することが大切です。

【 著者プロフィール 】

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  名前:橋本将吉(まさよし)

  専門:医学教育・内科医師

 勤務地:東京むさしのクリニック

生年月日:1986年7月28日

出身大学:杏林大学医学部医学科


難しいけど大切な医学知識を、いかに分かりやすく知ってもらえるかをモットーに日々奮闘中。


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