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《医師直筆》ピントが合わない!老眼の定義やメカニズム解説

 

こんにちは!

 

からだプラン代表医師の橋本です。

 

普段は内科医として働いています。

 

昔、一生懸命書いた文章を、母に読んでもらおうと思った時に、「めんどくさいから音読して」と言われた経験を私は忘れません。

 

今だから分かるのですが、母も老眼で苦しんでいたんですね。

 

今日は、そんな「老視(老眼)」の話です。




☆目の構造と働き

目の仕組みはカメラの構造に似ている

まずは、老視(老眼)の話をする前に、目はどうやって物を見ているのかを、簡単に説明したいと思います。

 

目は、よくカメラに例えられます。

 

カメラには、光を集める「レンズ」、入る光の強さを調節する「絞り」、そして像を写し取る「フィルム」がありますね。

 

目にも、それぞれと同じ機能をもった部分があります。

 

今回は、「レンズ」に相当する「水晶体」、「フィルム」に相当する「網膜」についてのお話をして行きたいと思います。

 

目の「ピント」の合わせ方

ところで、カメラで写真を撮るときには、「ピント」を合わせる必要があります。

 

目でも同じように「ピント」を合わせる機能があります。その機能を見ていきましょう。

 

目のレンズである「水晶体」には、周りに筋肉が付いています。

 

この筋肉が伸び縮みすることで、レンズの厚さを変えます。

 

このことで、物がどの距離にあっても「網膜」にはっきりと写すことができるのです。

視力の障害が起きるメカニズム

それでは、「ピント」がうまく合わないと、どうなるでしょうか。

 

写真であれば、何かぼやけたように撮れてしまうでしょう。

 

俗にいう「ピンボケ」ですね。

 

「ピンボケ」にも、大きく分けて二つあります。

 

遠くのものを撮るのが得意なレンズで近くを撮ろうとしたとき

近くのものを撮るのが得意なレンズで遠くを撮ろうとしたとき

 

もちろん、これは目でも同じです。

 

①が「遠視」、②が「近視」と呼ばれます。

 

老視(老眼)」は、状態としては「遠視」と似ています。




☆老眼とはなにか

 

老眼の定義とその説明

老眼とは、目の「水晶体」の厚さを調整させる働きが老化によって弱くなることで、近くのものが見えにくくなることを言います。

 

近くのものが見えないという意味では、遠視ともある意味似た症状だと言えますが、老眼と遠視は発症するメカニズムが異なります。

 

遠視の場合には、水晶体を通った後の光の屈折が正常に行われないために、近くのものがはっきりと見えないという症状があらわれます。

 

老眼は多くの場合、40歳をすぎたあたりから徐々に症状があらわれてくる場合が多いとされます。

 

老眼の治療法

老眼は、加齢とともに誰にでも起きる視力の低下という意味では、誰にでも例外なく起きるものです。

 

お年寄りになると若い頃よりも耳が遠くなったりするのと同じように、目の働きも衰えていくということなのです。

 

生活に支障が出てしまうほどに機能が下がり、近くが見えなくなった時に、「老視(老眼)」と呼ばれるということなのです。

 

つまり、「老視(老眼)」は 人間であれば誰にでも起きる自然な老化現象のひとつであるので、眼科に行っても治療は行いません




☆老眼の対策

では、眼科医を受診しても治してくれないということであれば、老眼に悩むようになったら、どのような対処をすればよいのでしょう。

 

以下、こうした点について解説していきます。

 

道具によって視力を補う

ひとつは、老眼鏡をかけたり、コンタクトレンズを付けるといった対処法が考えられます。

 

老眼そのものは治療法はありませんが、度数の合った眼鏡やコンタクトレンズを作るためには「どれだけ補えばいいのか」を検査する必要があります。

 

こうした目的のために、視力低下が気になったら、まずは眼科の先生に相談に行くことが先決でしょう。

 

食事から目に優しい栄養素を摂取する

また、目の老化を遅らせるような栄養素を多く含んだ食品を摂取するという方法もあるでしょう。

 

たとえば目に良いことで有名なブルーベリーですが、これはアントシアニンという成分を多く含むからです。

 

しかし、アントシアニンを多く含む食べ物は、なにもブルーベリーだけではありません。

 

たとえば豆類や、ぶどうにも多く含まれています。

 

多くの人にとっては、むしろブルーベリーよりはこうした食品のほうが馴染みがあるかもしれません。

 

他にも各種ビタミンを摂取することも大事でしょう。

 

これは各々のビタミンの性質を理解しだすとあまりにも話が細かくなってしまうため、緑黄色野菜(たとえばニンジン、ほうれん草、トマト、かぼちゃ、ピーマンなど)を意識して摂ると良いと覚えておきましょう。