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《医師直筆》風疹の抗体はなくなるのかについて徹底解説!

風疹の流行がニュースになると、自分や家族は大丈夫かな?と心配になりますよね。

 

そして、子どものころにワクチンを打っていれば、生涯風疹にはかからない?抗体がなくなることはない?など、疑問をお持ちの方もたくさんいるかと思います。

 

そこで今回は、風疹の抗体はなくなるのか?という疑問をテーマにしてみました。

 

■風疹ワクチン抗体はどのくらいでなくなるの?

 

風疹の予防接種を受けると、20~30年は抗体価が持続します。10年も間がありますが、個人差が大きいためきっちり何年とは定められていません。

 

しかし、風疹ワクチンの効能書きには「最低でも17年は抗体価が持続することが確認されている」とありますので、20年を最初の目安にすると良いでしょう。

 

現在の日本では、風疹ワクチンは予防接種の必須項目になっており、1歳~7歳半の間に2回の接種を行います。この子供たちが大人になり、30代・40代になった時に、風疹ワクチン抗体の効果がなくなることが予想されます。

 

ちょうど結婚や出産・子育て・仕事に忙しい時期に当たりますので、その時に風疹にかかってしまわないようにしたいですね。

 

■一度風疹にかかったことがあれば大丈夫?

 

風疹ウイルスにかかると体に抗体が作られ、その抗体は生涯機能し続けます。ですから、基本的には一度風疹にかかったことのある人は、多くの方が二度と風疹にかかりません。

 

でも、子供のころになったことがあると思っていたのに、大人になって風疹になってしまった!というケースがあります。これはなぜでしょう?

 

〇どのような診察を受けて風疹と診察されたかが大切

医師の中には問診(医師が患者に質問をする、話を聞く)と視診(症状を目で見て確かめる)の2つの診察で風疹と診断する方がいます。

 

しかし、子供の頃になったと思っていたのに大人になって風疹になったという人の多くは、子供のころの医師の判定が正しくなかった…という可能性があります。

 

つまり、風疹と似た症状の病気はいくつか存在しますから、子供の頃にかかっていたと思った病気は、本当は風疹以外だったということになります。

 

■風疹になったら検査も受けましょう

 

もし、風疹になった…と思って病院を受診するのであれば、あとになって、「実はあの時に罹ったのは風疹ではなかった。」というような事態にならないようにするためにも、しっかり検査をしてもらうようにしましょう。

 

そのひと手間が、のちのち自分の体や家族、周りの人を守ってくれます。

 

■まとめ

 

風疹ワクチンの抗体効果は、なくなるの?というテーマでお話ししました。

 

ワクチンの効果は、20年と覚えておき、自分の風疹の抗体がいつなくなるのか、20年経っても忘れないように管理しておくことが大切です。

 

一度風疹にかかったことがある人は、その時に検査を受けたかどうか確認しておきましょう。記憶が曖昧であれば抗体検査を受けておくと安心です。

【 著者プロフィール 】

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  名前:橋本将吉(まさよし)

  専門:医学教育・内科医師

 勤務地:東京むさしのクリニック

生年月日:1986年7月28日

出身大学:杏林大学医学部医学科


難しいけど大切な医学知識を、いかに分かりやすく知ってもらえるかをモットーに日々奮闘中。


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