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《医師直筆》風疹の抗体検査は行った方が良いのか徹底解説!

近年、感染が流行している風疹ですが、十分な抗体があれば防ぐことができます。

 

みなさんは自分にきちんと抗体があるかどうか、どのように調べたらいいのかということなどをご存じでしょうか。

 

今回は、特にどのような人が調べておくべきなのか、調べ方や料金についてまとめました!

 

■妊娠を希望する人はマスト!

 

妊娠中に風疹にかかってしまうと、生まれてくる赤ちゃんが先天性風疹症候群(難聴・心臓疾患・白内障・緑内障などの障害)を引き起こしてしまうことがあります。

 

ですから、障害が起こるのを防ぐために、風疹にかからないようにしなければなりません。

 

妊娠を考えている女性はもちろん、妊娠する可能性がある世代の女性(19~49歳)は、抗体検査を受けて妊娠に備えておく必要があります。(妊娠中に予防接種はできません)

 

妊婦への感染の可能性を減らすため、妊婦と暮らす家族にも検査が推奨されています。

 

■39~56歳の男性は要注意!

 

1962年4月2日~1979年4月1日に生まれた男性は、子供のころに予防接種をする機会が無かったため、感染者が多いです。39歳~56歳の男性の方は、他の方に比べて感染のリスクが高いため、一度、抗体検査を受けておくことをお勧めします。

 

国内では人口の92%に風疹の免疫があるのですが、この歳に当てはまる男性は80%と低くなっています。85%以上になると集団感染を防げると、世界保健機関(WHO)が提示しているため、それに満たないこの世代の感染予防に政府も力を入れています。

 

■検査は簡単&無料で受けることもできる!

 

妊婦やその家族に対して、多くの自治体が検査を無料にしたり割引にしたりと助成をしています。かかりつけの病院やお住いの自治体に確認して助成を受けましょう。

 

39~56歳の男性に関しては、政府の感染対策により2022年3月末まで検査と予防接種が原則無料です。自費で検査する場合、病院や薬にもよりますが5千~1万円ほど費用がかかりますから、該当する方はこれを機に無料で受けましょう。

 

〇検査方法

検査は採血をします。HI法とEIA法という検査方法があり、その数値を見て抗体の有無と十分か否かを判断します。

 

・HI法 陰性または32倍未満

・EIA法 陰性または8.0未満

 

この数値に当てはまる場合は風疹にかかるリスクがあるため、過去に予防接種を受けたことがあっても、予防接種を受ける必要があります。

 

■まとめ

 

風疹はかかってしまうと症状がきつく、周囲の人への感染も心配しなければなりません。政府や自治体が感染予防に力を入れている今こそ、抗体を調べる絶好のチャンスです!

 

きちんと抗体があれば感染を防げる病気ですから、妊娠の可能性のある女性や、寝込みたくない働き盛りの方は特に、ご自身の抗体を調べてみてはいかがでしょうか。

【 著者プロフィール 】

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  名前:橋本将吉(まさよし)

  専門:医学教育・内科医師

 勤務地:東京むさしのクリニック

生年月日:1986年7月28日

出身大学:杏林大学医学部医学科


難しいけど大切な医学知識を、いかに分かりやすく知ってもらえるかをモットーに日々奮闘中。


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