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《医師直筆》風疹は大人も注意!予防接種や検査について解説

 

☆はじめに

こんにちは、からだプランの代表医師の橋本です!

 

早速ですが、からだプランでは動画で健康情報を解説しています。

 

恐らく日本初(いや、違うか)の医者ユーチューバーによる風疹の解説動画だと思います。(^^)/

 

↓クリックすると、youtubeに飛びます。音声がなるので、注意してくださいね。

 

いかがでしたか?

 

動画では面白おかしくお話していますが、これだけだと語り切れないので、しっかり解説をつけていこうと思います!

 

 

☆風疹って何?

風疹とは、RNAウイルスの中のトガウイルス科に属する、風疹ウイルスが原因の感染症です。

 

細菌やウイルスなどの微生物は、人から人へ様々な方法を使って移動します。

 

風疹ウイルスが感染する方法は「飛沫感染」と言い、人のつばの中に含まれて、次の人に移る方法を使います。

 

感染すると、急に発疹が出ます。

 

いきなり発疹が出ると、当然ですが、人はびっくりします。( ゚Д゚)

 

ご存知の方も多いかもしれませんが、一般的には軽症の場合が多く、2~3日で回復するので、「三日ばしか」なんて呼ばれたりします。

 

 

☆風疹は結構多いの?

風疹は時々大流行します。

 

誰がかかりやすいかと言うと、乳幼児がかかるのは珍しく、動画でも説明した通り、小学校低学年の学童がかかりやすいというのが、一般的に言われています。

 

しかし、最近は成人がかかる例も珍しくありません。

 

この記事の執筆時点の2018年度は大流行していますね。

 

う~ん、困ったものです。(*´▽`*)

 

 

☆風疹にかかると?

まずはじめに、風疹ウイルスの含まれた人のつばを吸い込んで、鼻から入り込みます。

 

復習ですが、これを飛沫感染と言います。

 

そして、ウイルスが粘膜にくっつき、侵入し、増殖した後、近くのリンパ節に入り込んで、さらに増殖して、血液中に入り込み、全身に流れていきます。

 

このように、鼻から入って、身体中に回ってしまうのが、ちょっと怖いですよね。

 

身体中に回ったウイルスは、皮膚に発疹を作ります。

 

ちなみに発疹が出来る理由は、身体中で人間の免疫(白血球や抗体)とウイルスが戦うから、と言われています。

 

ちょっと戦っている絵を入れてみました。(笑)

 

 

☆風疹の症状は?

それでは、風疹の症状について説明します。

 

風疹にも「潜伏期間」があります。

 

潜伏期間とは、身体に入り込んでから、症状が出現するまでの期間の事を言います。

 

風疹の場合は、2~3週間です。

 

つまり、2~3週間前に風疹の患者さんと接触した場合には、風疹の症状が出現する可能性がある、という事になります。

 

そして出現する症状は3つです。

 

それは、発疹発熱リンパ節腫脹です。

 

医者が風疹を疑って診察する時には、この三つの症状がないかどうか確認しています。

 

これを「所見」と言います。

 

それぞれ詳しく説明していきますね。

 

①発疹

発疹の色は、淡い紅色です。

 

皮膚より少しだけ盛り上がっているような感じです。

 

耳の後ろ身体の体幹四肢の順番に発疹が広がっていくのが特徴ですが、3日前後で消えてくれます。

 

ふう。(*´▽`*)

 

また、安心して頂きたいのが、そのせいで色がついてしまったり等の後遺症は、ほとんどありません。

 

②発熱

発疹と同じ時期に、が出ます。

 

そして2~3日で解熱します。

 

ただ、あまり高い熱は出ないと言われていて、かかった人の半数は熱が出ないまま、という事もあります。

 

③リンパ節腫脹

発疹が現れる数日前から「あれ、ここなんかポコッてなってない?」というような感じになります。

 

首の後ろや耳の後ろにはリンパ節が沢山あるので、特にそれらが膨らみます。

 

時々、私の外来に、「あれ、これ癌じゃない!?」と心配になって来院する患者さんもいますが、風疹であればこれも3~6週間で消えてくれるので、あまり心配はありません。(*´▽`*)

 

一般的に、風疹の予後は良好です。

 

心配しなくても治ってしまう事がほとんどです。

 

ただ時々、合併症として、関節炎血小板減少性紫斑病などを合併する事もあります。

 

 

☆風疹の血液検査

風疹はウイルスです。

 

ウイルスっていうのは凄く小さいものなので、それ自体の量とかを血液検査で調べるのは、容易ではありません。(‘◇’)

 

ですので、風疹かどうかを調べる時には、かかった時に増えてくる風疹ウイルスの抗体(抗体価)や、なぜか減ってしまう白血球の数を調べたりします。

 

ただ、明らかに風疹が流行っている時に、風疹の症状できた患者さんには、検査をしないで「うん、風疹だと思うよ。」と言って、検査なしで帰宅してもらうっていう方針の病院もあると思います。

 

 

☆風疹の治療

風疹の基本的な治療方針は対症療法です。

 

ウイルスは抗菌薬の治療がありませんので(ウイルスは細胞の奥の方に入り込んでしまって、やっつけるのは容易じゃないので)、対症療法になることが多いのですが、風疹もそのうちの一つです。

 

関節炎血小板減少性紫斑病などの合併症を伴ってしまった場合には、それぞれに応じた適切な治療を、各病院の方針に従って受けてください。

 

 

☆妊婦さんにとっての風疹

もし、妊娠4か月までに、妊婦さんが初めて風疹に罹ってしまった場合、お腹にいる赤ちゃんに異常が出てきてしまう事があります。

 

これを先天性風疹症候群と言います。

 

そうならないためには、風疹にならないようにする予防が重要になります。

 

予防と言えば、予防接種ですね。

 

からだプランの動画で、日頃から知識武装していきましょう!

 

 

☆風疹の予防について

風疹は予防接種が大切です。

 

予防接種には、弱毒生ワクチンを使います。

 

弱毒生ワクチンというのは、菌やウイルスを弱くしたものを、体内に注射して抗体を作っておき、本物が入って来た時には、その交代でやっつけちゃうぞ、というものであります。

 

簡単に「生ワクチン」と呼ばれたりもします。

 

ワクチンの接種義務は時代によって違ったりするので、今後妊娠する可能性がある方は、自分が過去にワクチン接種をしていて、抗体をしっかり持っているか、母子手帳やご家族の方に聞いて、確認しておくといいと思います。

 

以上、からだプランの代表医師の橋本でした。

 

是非、他の記事も読んでみてくださいね。(*´▽`*)