病気の原因や治療、健康ダイエット法を知ろう!

《医師直筆》胃潰瘍の治し方は?お酒のアルコールも原因!?

こんにちは!からだプラン代表医師の橋本です。

 

普段は総合診療医として働いています。

 

今日は胃潰瘍というタイトルです。

 

先日、外来でこんなやり取りがあったので、(アレンジして)紹介したいと思います。

 

 

患者さん
「先生、胃が痛すぎて来ました。二日前は吐いてしまいました。ちょっと良くはなったんですが。」

 

橋本
「この間調べた時は胃潰瘍だったよね?」

 

患者さん
「はい。また胃潰瘍が再発しちゃったかなあ。」

 

橋本
「最近はストレスとか食事とかどう?」

 

患者さん
「はい、5月は新入社員とか入ってきて、色々ストレスもあったり、後は飲み会とかも多かったので、食事とか運動もめちゃくちゃでした。お酒も相当飲みましたし、ストレス解消でタバコも、、、。飲みに行ったらシメは豚骨ラーメン。どうだっ!」

 

橋本
「どうだっじゃねえ。それ全部、胃潰瘍のリスクだぜ。もはや教科書通りでびっくりだ 笑」

 

患者さん
「はい、、、分かっています。」

 

橋本
「胃潰瘍は生活習慣整えていかなければ、イケナイヨウ?」

 

患者さん
「あ、なんかまた急にお腹が、、、。先生のダジャレもイタイヨウ(/ω\)」




☆胃の話

まずは、胃潰瘍とはどのような状態なのか見る前に、胃の話に触れていきます。

 

胃は、みぞおちのあたりにある袋のような臓器で、胃液を出しています。

 

胃液は、胃の中にある消化液で、食べ物をバラバラにして、腸で吸収しやすくしています。

 

一緒に入って来たばい菌も、その強い消化液で一緒にやっつけます(殺菌)。

 

本来、胃液は身体にとって有害です。

 

というのも、食べ物も細胞であり、食べ物をバラバラにするという事は、細胞をバラバラにする事なのです。

 

そして、私たちの身体も細胞でできています。

 

つまり、胃液は、自分の体も溶かしてしまう可能性があるのです。

 

胃では、胃液とは別の液体を出して、自分が溶かされることを防いでいます。

 

このことを「胃粘膜防御機構」と言います。

 

詳細は難しい解剖学のお話になるので割愛しますが、もう見えて来たのではないでしょうか。




☆胃潰瘍とは?

それでは、本題の胃潰瘍の話です。

 

胃潰瘍とは、字からも分かる通り、「胃」が「荒れる(潰瘍を起こす)」病気です。

 

ここで、胃が荒れる原因になるのは、先ほど述べた「胃液」になります。

 

胃では、自分が溶かされないように別の液体を出している、と話しましたね。

 

ですが、その機能が不十分になった場合、どうでしょうか。

 

今度は、胃自体が溶けてきてしまいますよね。

 

これが、胃潰瘍です。

 

上腹部痛(みぞおちのあたりが痛い)や悪心、嘔吐が主な症状です。




☆胃潰瘍の原因は?

胃潰瘍には様々な原因があります。

 

ここでは四つ書きたいと思います。

 

ピロリ菌

一つは、ピロリ菌がそのバランスを壊してしまって、原因になっていることが多くあります。

 

そもそも、ピロリ菌とは、胃の粘膜に生息している細菌です。

 

細菌発見されたピロリ菌ですが、この、ピロリ菌がいると、胃に炎症が起こります。

 

胃で炎症が起きると、胃もたれになったり、気持ち悪くなったり、時には吐いてしまうなどの症状がでます。

 

あるいは、炎症は起きているが全く症状を感じない人もいます。

 

ピロリ菌は胃に炎症を繰り返させてしまうため、胃の細胞が変異を起こし、胃潰瘍に繋がっている可能性があります。

 

胃潰瘍を見たらピロリ菌の検査をして、もしいれば除菌すれば、胃潰瘍が治るかもしれません。

 

鎮痛剤

もう一つは、痛み止めの飲み過ぎです。

 

痛み止めには副作用があり、それが胃に潰瘍を起こしてしまう原因になります。

 

女性の場合は、「月経痛のお薬」「頭痛のお薬」と言って内服を続けている場合が多いです。

 

痛み止めは胃に負担がかかっているので、注意が必要です。

 

ストレス

また、ストレスも大きな原因です。

 

胃腸は沢山の神経の影響を受けて動いています。

 

特に胃では、ストレス・不安・悩みなどの影響を強く受けて、胃液(胃酸)を出し過ぎてしまう事があります。

 

これが胃潰瘍の原因になっている事があります。

 

私の昔の師匠は「胃腸はね、脳の他の、第二の悩める臓器なんだよ」と患者さんに説明していました。

 

生活習慣

最後に生活習慣です。

 

胃液(胃酸)が沢山出たり、それが胃に残って腸に流れない生活習慣は良くありません。

 

タバコという化学物質の塊は胃を刺激して、胃液(胃酸)を沢山出させてしまいますし、豚骨ラーメンはアブラでコーティングされていますので、沢山の胃液(胃酸)が消化に必要です。

 

☆お酒のアルコールと胃潰瘍の関係

金曜日になるとついつい飲みすぎてしまう人が多いお酒。

 

このお酒が、胃潰瘍と関係しているか気になる方も多いのではないでしょうか。

 

実は、お酒ですが、直接慢性胃潰瘍になると可能性はとても低いと言われています。

 

しかし、高濃度のお酒を摂取することにより、うっ血を起こしたり、急性胃炎になる場合があるので、飲みすぎには注意が必要です。



☆治療と予防

胃潰瘍の、内服治療としては、胃酸を出さないようにする薬を飲みます。

 

「胃粘膜防御機構」を強化する薬を飲むことも有効です。

 

ですが、基本的な治療としては、まずは生活習慣の改善です。

 

先程お話した原因を取り除くような生活習慣を意識してみてください。

 

具体的に言えば、お酒の飲みすぎや食べ過ぎ、脂肪の取り過ぎ、と言った食生活は控えましょう。

 

☆まとめ

胃潰瘍にならないためにも、生活習慣を見直すことも大切になってきます。

 

からだプランでは、生活習慣を改善するための全てのノウハウが詰まっています!

 

是非活用してくださいね。