病気の原因や治療、健康ダイエット法を知ろう!

《医師直筆》腕が痛い、上がらない、頚肩腕症候群の症状とは

頚肩腕症候群は、同じ作業を繰り返す生活をしている方に起こりやすい疾患です。

 

手や腕の痛みを生じたり、時には腕が上がらないなどの症状も見られます。

 

頚肩腕症候群は、日頃の生活で予防をすることも可能です。

 

ここでは、よく見られる症状や原因、予防方法をご紹介していきます。

 

☆頚肩腕症候群とは?

頚肩腕(けいけいんわん)症候群には、近頃よく聞くストレートネックと呼ばれるものも含まれます。

 

ストレートネックとは、本来なら30~40度の角度を保っている首の骨(頚椎)が、まっすぐに伸びてしまうことで首や腕の痛みなどを生じてしまうものです。

 

パソコン作業やスマートフォンを長時間使うことで肩こりを感じたことがある方は多いのではないでしょうか。

 

この肩こりも、いわゆる頚肩腕症候群やストレートネックによって引き起こされます。

 

頚肩腕症候群と聞くと難しい病気のように見えますが、実はほとんどの方が経験したことのあるものなのです。

 

首や肩、腕の痛みやしびれがある他、腕が上がらないなどの症状も出るため、日常生活に支障をきたしてしまうことも少なくありません。

 

頚肩腕症候群は特別な検査などはされず、普段の生活環境から診断されることが多いです。

 

ストレートネックの場合は、レントゲン写真を撮ることで診断できます。

 

頚肩腕症候群やストレートネックは痛み止めやマッサージによって一時的に痛みを止めることはできますが、根本的な治療をするためには生活習慣を改める他ありません。

 

また、ストレートネックになってしまうと頚椎を正常な角度に戻すのはとても大変なことです。

 

頚肩腕症候群やストレートネックにならないように予防していくことが重要となります。

 

☆頚肩腕症候群の症状

頚肩腕症候群の代表的な症状は、首や肩のこり、腕の痛み、腕が上がらないなどです。

 

治療をせずに放っておくと、自律神経の乱れによる頭痛やめまい、ふらつきなどの症状も現れやすくなります。

 

肩こりを放っておいたら頭痛がするようになったというのは、まさにこの状態です。

 

頚肩腕症候群の初期症状としては手や腕、肩のだるさや疲れなどが出ます。

 

体に疲れがたまっているような状態をイメージしてもらえるとよいでしょう。

 

ここから症状が進行していくことでいわゆる肩こりや腕の痛みなどに発展していくのです。

 

ストレートネックになった場合は、首の可動域が狭まり生活がしづらくなることもあります。

 

首や肩、腕の痛みが主に見られる症状ではありますが、実は頚肩腕症候群によって背中や腰、足にまでも症状が及ぶことがあります。

 

しびれが足先にまで到達するケースもあります。

 

症状の出る範囲が全身に広がると体を動かすのも億劫になり、さらに症状が悪化してしまいがちです。

 

たかが肩こり、腕の痛みと思わずに、早めに治療を始めることが重要となります。

 

☆頚肩腕症候群の原因

頚肩腕症候群は骨や筋肉の異常によって起こるものではなく、普段の姿勢が大きく関係しています。

 

頚肩腕症候群の主な原因は以下の通りです。

 

・同じ作業を繰り返す

・体を動かさずにじっとしている

・負担の大きい姿勢を続けている

・運動不足

・リウマチやヘルニアなどの他の疾患

 

頚肩腕症候群は同じ作業を繰り返し毎日行う方に出やすいものです。

 

たとえばパソコンを使うお仕事の方、調理をする方、工場などで単純作業を繰り返す方はこの頚肩腕症候群にかかりやすくなります。

 

とくに近頃では、長時間パソコンを使うことで起こるストレートネックが話題です。

 

体を動かさずに同じ作業を続けることで、体に負荷がかかってしまうのです。

 

同様の理由で体を動かす機会のない方や、同じ姿勢で長い時間いる方も頚肩腕症候群を起こしやすくなります。

 

同じ姿勢を続けることで筋肉がこわばり、腕が上がらない、痛みが出るなどの症状が出やすくなるのです。

 

運動を日頃からする習慣のない方は、とくに筋肉が固まりこれらの症状が出やすくなります。

 

またリウマチやヘルニアなど、他の疾患が原因になって頚肩腕症候群が起こることもあるので注意が必要です。

 

対策1 運動

頚肩腕症候群を防ぐにはとにかく体を動かすことが大切です。

 

体を動かさずにじっと同じ姿勢を続けていることで首や腕の痛み、腕が上がらないなどの症状が出やすくなります。

 

軽いウォーキングやジョギングなど体を動かす習慣をつけることで、頚肩腕症候群を予防することが可能です。

 

また肩周りの筋肉を鍛えることで姿勢もよくなりますので、筋トレもおすすめです。

 

対策2 ストレッチ

腕が上がらない、ちょっと上がりにくいと感じたらぜひその場でストレッチをしてください。

 

頭をぐるっと回したり、肩から腕にかけて大きく回したりすることで、首や肩の筋肉をほぐすことができます。

 

少しストレッチをするだけでも、腕の痛みやこりは楽になるはずです。

 

また、腕が上がらないなどの症状が出る前にストレッチをこまめにすることで、頚肩腕症候群の予防もできます。

 

☆おわりに

頚肩腕症候群は、いわゆる肩こりや首、腕の痛みのことです。

 

痛みやしびれが強くなると腕が上がらないなどの症状も出ることがあります。

 

頚肩腕症候群は同じ姿勢を続けることが原因で起こりますので、日頃から姿勢をよく保ち、定期的に運動やストレッチをすることで予防していくことが大切です。

【 著者プロフィール 】

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  名前:橋本将吉(まさよし)

  専門:医学教育・内科医師

 勤務地:徳洲会病院内科外来

生年月日:1986年7月28日

出身大学:杏林大学医学部医学科


難しいけど大切な医学知識を、いかに分かりやすく知ってもらえるかをモットーに日々奮闘中。


youtube動画twitter にて、医学や医療系のトピックを中心に発信しています。


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