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《医師直筆》寝ても疲れが取れない原因?睡眠時無呼吸症候群

からだプラン編集部

こんにちは!

 

からだプラン代表医師の橋本です。

 

普段は内科医として働いています。




☆よく眠れない、実は……

「よく眠れていない」として外来に来る患者さんは、とても多いです。

 

眠れていない、と一言で言っても、様々な原因があります。

 

精神的なものだったり、薬の副作用だったりすることもあります。

 

今回は、それらとは違う原因『睡眠時無呼吸症候群』について考えていきます。




 

☆「睡眠時無呼吸症候群」とは

睡眠時無呼吸症候群という言葉に聞き覚えがある人も多いのではないでしょうか?

 

医学的に診断をつけるための厳密な定義があるのですが、ここでは省略します。

 

睡眠時無呼吸症候群はつまり、寝ている間に呼吸が止まる状態が何回も起きている状態のことです。

 

呼吸が止まるという事は、その分体に酸素が行きわたらなくなります。

 

それが「寝たけど眠れた気がしない」といった状態につながるのです。

 

睡眠障害

睡眠時無呼吸症候群は睡眠障害の一つです。

 

他には、睡眠時間がずれることにより社会的な活動が困難なる『概日リズム睡眠障害』、夜うまく寝る事ができない、睡眠が浅くすぐ目が覚めてしまう『不眠症』、などがあります。




☆睡眠時無呼吸症候群の原因

「睡眠時無呼吸症候群」の原因を考えてみます。

 

原因は、大きく分けて二つあります。

 

睡眠中に呼吸運動そのものが止まる

実は、脳の深部には、寝ているときであっても常に動いている場所があります。

 

そこでは、呼吸や心臓の動きを制御しています。

 

呼吸そのものが止まるという事は、そこが十分に働いていない事が考えられます。

 

睡眠中に喉がつまる

寝ている間に、喉の筋肉が緩みます。

 

それにより舌で喉が詰まることがあります。

 

これは、肥満体型の人やお酒を飲んだ後に起きやすいとされています。

 

また、枕が合っていない事が原因になる事があります。




☆「睡眠時無呼吸症候群」の種類

睡眠時無呼吸症候群に2種類のタイプに分けられます。

 

中枢性睡眠時無呼吸症候群(CSAS)

呼吸中枢の異常が原因となっているタイプです。

 

肉体的には異常がないのに、脳から呼吸指令が出ないことにより呼吸が止まってしまいます。

 

いびきをかかないので症状に気づきづらいのも特徴です。

 

閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)

肥満による過剰な脂肪で気道が塞がることにより、呼吸が止まってしまうタイプです。

 

睡眠時無呼吸症候群の大半が、こちらのタイプだといわれています。

 

いびきがひどい人や眠気がとれていない人はこちらのタイプの可能性が高いです。




☆なりやすい人

お酒・タバコなどの嗜好品を好んでいる人は睡眠時無呼吸症候群になりやすいと言われています。

 

特に30代〜60代のサラリーマン世代の男性は、よりリスクが高まる事が知られています。

 

また、痩せている人に比べて肥満の人は発症する可能性が3倍とも言われています。




☆合併症について

睡眠時に無呼吸状態になると、血圧の急激な変化、低酸素状態により高血圧・狭心症・心筋梗塞・糖尿病等の合併症のリスクが高まります。

 

 

☆治療について

睡眠時無呼吸症候群は寝ている時に症状が出るため自覚しにくいです。

 

「よく眠れないな」と思ったら医師に一回相談してみて下さい。

 

もし睡眠時無呼吸症候群と言われてしまったのであれば、まずは寝る時に横向きになるようにすることで、のどが詰まりにくくなります。

 

肥満の改善

肥満になる事で、のどの内側に脂肪が蓄積するとのどの部分の空気の通り道が細くなります。

 

細くなれば、その分詰まりやすくなってしまうのは分かりやすいかと思います。

 

肥満体型の方は減量することで症状が治まることもあります。




☆睡眠も生活習慣の一つ!

睡眠は生活習慣の重要なものの一つです。

 

質の良い睡眠が、質の良い日中の活動を作り、良く疲れ、また質のいい睡眠を作ります。

 

生活は、食事・運動そして睡眠の「スパイラル」になっているのです。

 

是非、自分の睡眠の質や習慣について考えてみるようにしましょう♪




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