風邪の治りかけがだるい…しっかり休んで回復に努めましょう
風邪の治りかけがだるい…という人は少なくないと思います。辛い咳や鼻水が治まり、熱が下がったからと言ってすぐに元気になれるわけではないのが厄介なところです。
また、風邪は治りかけが一番人に感染しやすいといわれていますから、症状がほとんどないと言っても油断は出来ない時期でもあります。
そこで今回は、風邪の治りかけがだるい理由について、またそのだるさを軽減するにはどうしたらよいのかということについて解説していきます。
■だるいのは風邪の治りかけ特有の症状
風邪は引き始めにもだるさがありますが、治りかけは特に体が重く感じることがありますよね。
熱は下がったはずなのに、だるい状態がしばらく続きます。動けない程ではなくとも、ちょっと仕事や家事をしただけでぐったりしてしまう人も少なくありません。
こんな状態では、仕事や家事への意欲も下がりますよね。
■なぜ風邪の治りかけはだるいのか
風邪は引き始めた時、既に体内に侵入した菌への免疫反応が起こっています。
当然、発熱時にもウイルスを排除するため、体内は活性化しています。風邪を引いている期間は、ずっと体の免疫が活発に働き続けている状態と言えます。
そして、風邪の治りかけがだるいのには4つの理由があります。
・ウイルスとの戦いで体が消耗しているため
・風邪ウイルスによって傷付いた粘膜が修復され、その際大量のビタミンが使われるため
・発熱している時に排除し切れなかった風邪ウイルスがまだ残っているため
・咳や発熱による体が疲労したため
このように、風邪の治りかけは体の疲労が溜まっている状態ということがわかります。だから「だるい」のすね。
でも、疲れているのは仕方がないけれど、なるべく早く本調子に戻したいですよね。
■風邪の治りかけにだるい…その症状を緩和する方法とは?
風邪の治りかけにだるいのは、疲労から来ていることがわかりました。ですから、そのだるさを解消するには、体を疲労から回復させることを考えましょう。
体の回復には栄養のある食事と休養が効果的。食事では豆腐や卵などのたんぱく質や、野菜のビタミンを摂ることを意識しましょう。
また、睡眠時間をしっかり確保することも大切です。
風邪の治りかけはぶり返すこともありますし、また違う感染症などにかかってしまうこともありますから、くれぐれもこの時期に無理はしないようにしてください。
■まとめ
風邪の治りかけがだるい原因は、体がずっとウイルスと戦っていたからなのです。
体が回復すれば自然と治まる症状ですので、この時期は安静にすることと栄養をしっかり摂ることを心掛けてください。
また、風邪の治りかけは体力が低下していますから、些細なことで風邪がぶり返したり、別のウイルスに感染する危険も高いです。
完全に治すためには、治りかけている時にきちんと休むことが大切です。
もしもいつまでもだるさが続くようなら病院を受診してくださいね。