病気の原因や治療、健康ダイエット法を知ろう!

《医師直筆》夏風邪の種類と病気について徹底解説します!!

夏風邪の主な原因は「エンテロウイルス」と「アデノウイルス」です。この2種類のウイルスは、さらに細かく分類することができ、どのウイルスにかかるかによって、病気も様々な種類があります。

 

こちらでは、それぞれのウイルスの分類と病気について詳しく解説しますね。

 

■エンテロウイルスの種類と病気

 

エンテロウイスは5つに分類できます。

・ポリオウイルス ・コクサッキーA群ウイルス ・コクサッキーB群ウイルス ・エコーウイルス ・その他のエンテロウイルス の5つです。

 

これらのウイルスに感染することでかかってしまう病気を紹介します。

・手足口病 : コクサッキーA群ウイルス、その他のエンテロウイルスが原因ウイルス

・ヘルパンギーナ : コクサッキーA群ウイルスが原因ウイルス

・無菌性髄膜炎 : コクサッキーB群ウイルス、エコーウイルス、その他のエンテロウイルスが原因

 

〇手足口病は集団感染しやすい!

手足口病は、口の中や手や足に水膨れのような発疹が現れます。

 

発熱は起こりにくく、あっても高熱にはなりません。ほとんどの人が数日で治りますが、症状が無くなったあとでも、約1ヵ月間もの間ウイルスが便に混ざって出てきます。

 

そのため他の人に移りやすく、集団感染がよく起こります。

 

■アデノウイルスの種類と病気

 

アデノウイルスは50種類以上もの型に分類され、「アデノウイルス1型」というようにそれぞれ番号が付いています。アデノウイルスに感染してしまうとかかる病気と、アデノウイルスの種類を紹介します。

 

・呼吸器感染症 : 3型7型が主な原因ウイルス

・咽頭結膜熱 : 3型が主な原因ウイルス

・流行性角結膜炎 : 8型19型37型および新型の53型54型56型が原因ウイルス

・出血性膀胱炎 : 11型が主な原因ウイルス

・胃腸炎 : 31型40型41型が主な原因ウイルス

 

〇呼吸器感染症は7型に注意!

アデノウイルス7型が原因でかかってしまった呼吸器感染症は、重症の肺炎を起こす患者さんが目立ちます。

 

特に乳幼児がかかりやすく、長引く高熱や咳、時には命を落としてしまうこともある恐ろしい感染症です。

 

■各種類のウイルス感染対策を!

 

ウイルスが体内に入らないように気を付けまましょう。夏風邪予防の基本は、手洗いうがい・マスクの着用です。

 

冬の風邪にもこのような予防は効果的ですが、夏場に流行るウイルス性の感染症にも効果的です。

 

夏風邪のウイルス対策として、プールから出たら目を洗う・目薬をするのも大切です。

 

公共のトイレを使うときは、携帯用の除菌シートや備え付けの消毒薬で便座をきれいにしてから使いましょう。トイレの後の手洗いはきちんと石鹸を使うことを習慣づけてくださいね。

 

■まとめ

 

夏風邪は様々な種類がありますが、ウイルス性のため抗生物質が使えないので治りにくいです。

 

しかもどの種類の夏風邪も症状が辛く、周りの人にうつりやすい厄介な性質が特徴です。

 

合併症を起こす可能性もあるので、あまり長引くようならもう一度病院を受診しましょう!

 

【 著者プロフィール 】

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  名前:橋本将吉(まさよし)

  専門:医学教育・内科医師

 勤務地:徳洲会病院内科外来

生年月日:1986年7月28日

出身大学:杏林大学医学部医学科


難しいけど大切な医学知識を、いかに分かりやすく知ってもらえるかをモットーに日々奮闘中。


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