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《医師直筆》2018年の夏風邪の傾向を振り返ってみた!!

もうすぐ梅雨入りし、夏風邪が流行りだす時期に差し掛かります。

 

毎年様々な病気がニュースになりますが、2018年の夏風邪はどのような特徴があったのでしょうか?

 

夏風邪の3代表と言われる咽頭結膜熱・手足口病・ヘルパンギーナについて詳しく見ていきましょう!

 

■2018年 咽頭結膜熱の傾向

 

夏風邪で有名な咽頭結膜熱(プール熱)は、2018年は特に北陸地方と九州地方で流行しました。その中でも新潟県・富山県・福井県・佐賀県・福岡県・鹿児島県の6県は特に患者が多かったと国立感染症研究所が発表しています。

 

咽頭結膜熱はプールの水を介して感染する病気です。プールに入る機会の多い子どもの間で流行します。

 

2018年の夏は猛暑日がかなり長く続いたので、プールに行く子どもがたくさんいたのかもしれませんね。

 

子どもはよく目を擦ったり、色々なものを口に入れてしまったりするため、ウイルスが体内に入りやすく流行しやすいです。

 

■2018年 手足口病の傾向

 

患者数は九州地方では流行を見せていましたが、全体としては例年より下回っていました。

 

手足口病の患者数は年によって大きく異なり、割と短い間隔で流行します。近年ですと2011年・2013年・2015年・2017年に流行しています。

 

去年大丈夫だったからと言って今年も大丈夫…と、油断はできません。近年の傾向から考えると一年おき流行しているので、2019年は流行る年になる可能性があります。

 

今年の夏は要注意です!

 

■2018年 ヘルパンギーナの傾向

 

2018年は夏に患者数は増加したものの、大きな流行にはならず平均的な患者数でした。近年では2010年・2011年・2014年に大きな流行があり、2016年に少し増えましたが、比較的落ち着いています。

 

手足口病の患者数が少なかった年に、ヘルパンギーナの患者が増える傾向があります。上記の予測通り、もし今年手足口病が流行ればヘルパンギーナの患者は少なくなりやすいです。

 

■夏風邪はどんな時でも予防が一番大切です

 

2018年やそれ以前の傾向に関係なく、どの感染症が流行っても、取るべき予防策は共通しています。

 

ウイルスは唾液に混ざりますから、感染している人が家庭内にいると、くしゃみや咳で家の中にウイルスが蔓延します。

 

また、タオルやドアノブに付着してしまうことも多いので一人がかかると他の家族や、家を訪れていた人に移ってしまうことがあります。

 

ですから、基本的な手洗いうがい・マスクの着用はもちろん、手拭きタオルのこまめな交換や、ドアノブの拭き掃除、トイレを使用する度便座を拭く、などの感染対策を忘れないようにしましょう。

 

同じことが学校や職場でも起こるので、ウイルス性の夏風邪は集団感染しやすく、家でも外出先でも感染を予防することが大切です。

 

■まとめ

 

感染症の流行には傾向がありますが、どの夏風邪も毎年必ず感染者が出ます。

 

今年はどのような病気が流行るのでしょうか。

 

どんな病気が流行っても感染してしまわないように、感染予防に努めましょう。

【 著者プロフィール 】

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  名前:橋本将吉(まさよし)

  専門:医学教育・内科医師

 勤務地:徳洲会病院内科外来

生年月日:1986年7月28日

出身大学:杏林大学医学部医学科


難しいけど大切な医学知識を、いかに分かりやすく知ってもらえるかをモットーに日々奮闘中。


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